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みいちゃんが教えてくれた…  作者: めぐみ千尋
3章 転換

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露見

色々私…


美紀が督促の束をさっと拾うと、渉が束をひったくった。そのはずみで美紀は後ろに転んだ。


部屋では夏海が大声で泣いている。


(私も泣きたい…)


少し離れたところで、大好きな二人が揉めているのをみいちゃんが心配そうに見ている。


「ごめん」


美紀は渉から少し離れた。


渉は美紀を追い壁ドンするような格好で


「借金はどうにか返す。な。」


渉の顔が真面目なのか怖い。


「おかねの問題だけじゃないよね?お金よりももっと問題があると思う。」


「愛梨とは2度と連絡とらない。」


「それでどうにか戻れる時期は過ぎた。」


「なんならスマホを持たないで生活してもいい。だから、もう一度やりなおそう。」


美紀は渉と距離をとるように座りこんだ。


「もう…無理だよ。」


「無理って…」


「もう、終わりにしよう。私は夏海と二人暮らします。」


「勝手なこといってんじゃねぇよ。」


渉が地面にあったものを蹴飛ばすと、蹴飛ばされたものはみいちゃんめがけて飛んでいった。


みいちゃんに当たらなかったが、みいちゃんは飛んで逃げた。


渉は身体の近くにあるものに八つ当たり当たりをしようとしている。 


「もうやめて。」


美紀が見た渉の表情は恐ろしいものだった。


どんな表情をしていても大好きだった渉の顔、いつも優しく美紀を見ていた茶色の瞳、いつもギュッと抱きしめてくれた逞しい腕…


全てが好きで仕方なかった渉が今まで見たことのないような怖い顔をしている。


こんなにこんなに、大好きだったのに…。

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