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みいちゃんが教えてくれた…  作者: めぐみ千尋
3章 転換

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サプライズ

入院生活というのは、退屈だと美紀は思ってはいたものの、頭で考えていた以上に入院生活は退屈だった。


そしてさらに、毎日苦手な牛乳が出てきて、それもお腹の子のためにと飲まなくてはいけなかった。


最後の極めつけが症状改善のためにとする毎日2回の太い太い注射だった。


その注射は筋肉注射でとても痛かった。


右の腕はたちまち注射痕や、その注射針による内出血の跡や腫れで変色した。


腕のところどころが腫れ、ところどころが紫や黒に変色してしまった。


昼夜注射の時間になると、美紀はとても憂鬱になった。


そしてついに右手を出してくださいと言われたときに痛いのですがと言ってみたところ、医師は右腕をチラッと見て


「そうですね、では左手を出してください。」


と至極当たり前のことを言った。


美紀は右の頬を打たれたら、左の頬を差し出す…私はイエスキリストじゃないよと思いながら左手を差し出した。


そんな辛い入院生活も渉と生まれてくる子供のことを考えたら、自然と笑顔になった。


人生の中でも結構辛い3週間だったけど、思ったよりも何日か早く退院できることになり、美紀はワクワクしていた。


やっと渉とのんびり過ごせると思うと嬉しくてたまらなかった。


(早く帰って驚かしちゃお。)


美紀は帰り道、渉の好きなスイカを買いながら思った。


やっと外へ出ていろいろ済ませて帰宅する頃には午後4時を回っていた。

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