表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/21

嫌な予感は得てして当たってしまうもの

短いですが毎日投稿できるように頑張ります。


相も変わらず文才が欠如していますがきっと成長するはずです………はずです(泣)



最初に気がついたのは、どうやら今室内にいて寝そべっていること。

そして、次に気がついたのがこちらを射抜くような鋭い視線。


(体が重い………自分の体じゃないようだ………)


しかしそうはいってられないと、なかば無理矢理意識を覚醒させた。


目を開けて光に目が眩んだのは一瞬、そこは何もなくただ白い壁に覆われた部屋だった。

否、何もない訳ではない。自分の体の下にはどこかで見たことのある魔方陣が、そして、部屋には一様に同じ格好の魔術師然とした奴等が数十人俺を囲むように立っていた。


威圧感を感じながらも、必死に今の状況を説明付けようとして、ある仮説が生まれた………………生まれたのだが………


(まさか、な……)


そんなはずがない。この21世紀の世にそんなことがあっていいはずかない。


―――――ここが異世界で自分達が召喚されたなんて、馬鹿馬鹿しい……


………馬鹿馬鹿しいのに……否定できない自分がいる。鼻で笑い飛ばしたいのに、現実をみろと頭の片隅で何かが訴えてる。


っ!?そうだっ!!皐月は!!

あいつならどこにいようと上手くやるだろうが、それでも、もしものことがあったら寝覚めが悪い。柄にもなくさっきまで考えてたことが彼方まで飛んでいく程焦ってしまった。


しかし、その心配は杞憂に終わった。

右手に手の感触がある。

だから急いで手の先を見ようとして………………………固まった。


「………誰だお前」


今まで極力喋らないようにしていたのだが、それでも口に出さない訳にはいかなかった。


……?何か声が妙に高かったが………

まあいい今は目の前の問題を片付けなければ……


その問題がまずいのだが、かといって無視する訳にはいかない。


………………何故なら俺の手の先には皐月がいないといけないのに………………男がいた……


先に断っておくが皐月は女だ。時々疑いたくなるような強さを発揮したり、小さい女の子から妙齢の女性まで幅広くおモテになるが、

それでも女だ。

間違ってもこんなイケメンの男じゃない。

のに、

何か嫌な予感がする……


そして、目の前の男は期待を裏切らないでくれた。


「私は九重皐月だ。

君は?」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ