表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
えっ、私が勇者になるんですか!?  作者: 立川好哉
第2部・3年生編
198/254

195・しゅしょーししょー

 大人のしていることを子供に理解させるのは難しい。大臣の娘であるルシャはフランが大臣をやっているということくらいしか知らず、具体的な事を一切説明できない。

「そもそも何大臣なんだ?」

 ヴァンフィールドにも省庁があり、国内のことや外国との関係、経済、教育など様々な国事に対応する部署がある。ルシャの身近な大臣にはフラン、ルリー、ドニエルの3人がいるが、全員何をしているのか知らない。


 そんな状況の中で情報が更新されたことを知ったルシャは、王都で最も売れている新聞の1面を見て口をあんぐり開けた。


『ルリー・ディアス首相爆誕』


 周りを見ると誰もがルシャのような顔をしている。コーヒーの湯気が顔にかかるのを気にしないほどの驚きようだ。

「ルリーさんが……首相…?」

 首相とは日本の総理大臣のような立場で、省庁の長=大臣ではなくそれらを統括する政府の代表者だ(ちなみに国家の代表者は国王)。そんな立場に昇格するという報道はルシャをルリーのいる建物へと動かした。そもそもこの建物の看板を見ていれば何大臣か分かるのだが、ルシャは見ていない。


 ルリーは文化省の大臣と判明した。彼女は就任式を経て仕事場所を官邸へと移す。前任の首相の使っていた荘厳な官邸を引き継ぐ彼女を訪ねると、眠そうな彼女が出迎えた。

「おールシャさん。おはよぉ」

「おはようございます。総理」

「師匠って言って?なんかねぇ、今の人の持病が悪化しちゃったみたいで、もう政界から引退するんだってー。後任が私ってのが可笑しな話ですけど、王様の発議で議会でも可決しちゃったんで、そうなります~」

「王様がルリーさんを推挙したってこと?」

「そーです。なんか若い人にやらせたいみたいで、何て言うんですかね、次の時代って感じにしたいみたいなんですよ。新中央になったときにそれが果たされたかと思いましたが、王様もそろそろ次代に継承されるって話ですし、まだ完結してないみたいです」

 ヴァンフィールドを新しく始めることを王族は掲げているようで、その象徴として誰よりも若いルリー大臣を総理に据えた。日本と違うのは首相について国王の推挙を議会で可決して決めるということだ。立候補はしない。

「いいんすか?」

「私が行政の代表者なわけですから、仕事は増えるけどすべての省庁に物言いできるわけです。監督者的な立場ですからね」

「よりルリーさんの掲げる国づくりがしやすくなる?」

「そういうこと。新中央の大臣って国王に推薦された人が入りまくってるんで、その1人である私が総理になれば国王としてはニッコリなわけですよ。国王推薦の大臣のフランさんドニエルさんと仲良いですからね」

 国王が自分好みの大臣をトップに昇格させてより政治全体が自分好みになるよう仕向けている…とも考えられる。ルシャはルリーが大臣になることによってより堅実で未来志向の行政になると予想した。

「今でもだいぶ子供に投資しまくってますけど…」

「経済状況をよりよくすることを期待されています。税制と社会保障の調節…かな?分かりやすいので言うと」

 未来志向+大きな政府という大まかな方針を固めている行政は格差拡大の是正を主な政策としているが、より未来志向になるためには所謂”デキ婚”などで子供を授かった低所得層の生活全体を社会保障で支援する必要があるということだ。

「言ってしまえば貧乏人にもドンドン子供を産んでもらって、メチャメチャ手厚く支援して子だくさんになってもらいましょうってことです。高齢化が進んでるわけじゃありませんが、国家を持続させる、あるいはもっと繁栄させるために国家で子供を育てて、彼らが現役世代になったときにメチャメチャ国を支えてもらいたいんです」

 口語的がゆえに分かりやすい。ルリーには王族と同じ狙いがあり、それを抜かりなく実行するつもりもある。どんな未来になるか想像しやすい。

「でもルリーさんもっと忙しくなっちゃいますね」

「まあそうですね。けど最早私が国家、私こそが国家…といった気合なので、無敵です」

「私たちとの距離は変わらないでいてね…」

「そりゃそうです。『大臣の弟子だぞ!』が『総理の弟子だぞ!』になるだけです。精神的距離は変わりませんよ。寂しいなら会えるときに物理的距離を縮めておきましょうかねぇぇ」

 新総理がネットリし始めたのでルシャは安堵して抱きつかれた。やっぱりこの人に抱き締められると心が安らぐ。ルリーのほうも総理になるプレッシャーを紛らしているようで、しばらくギュッとしていたので様子を見に来た部下がホッコリした。


    ☆


 このニュースはジュタ在住の奴らにも伝わっていて、朝から騒いでいた。

「知り合いが大臣になるだけでも驚きだったのに、まさか行政の代表者にまでなってしまうとは…」

「そのうち国王になるんじゃね?」

「それは…」

 ルリーが王族に気に入られて結婚すればそうなる可能性が高まる。王族により近づいた師匠の活躍を願うルシャだが、師匠のプライベートに関する不安がある。

「仕事ばっかりで自分の好きなことできなくならないかな…」

「大臣になるときもその懸念があったじゃん?でもたまの休暇を取って遊んでくれた。今年の夏もきっとそうだよ」

「そうだといいなぁ。総理と一緒に遊ぶなんて恐れ多い…」

「それも大臣の時に言ってたぞ」

 こちらの心の持ちようは変えなくてよいということでまとまった。クロエに限ってはルリーと会っていないので今年の夏に会ったときのために前もって情報を伝えておく。

「えーっとねぇ、知っての通り大臣で、これから総理になるんだけど…元はと言えば特強で、旧中央の監視の目がうざかったから辺境のジュタに引っ越してきた普通の人だよ」

「特強なんですか。特強が大臣をやるんですね」

「新中央の組閣の流れは新聞とかで読んだと思うけど、王族が新中央には魔王殺しに一役買った人たちを推挙して、だから私のお母さんとか師匠のルリーさん、関係の深いドニエルさんが選ばれたんだよ」

「なんでルシャさんの師匠になったんですか?」

「通勤と通学とが同じ時間で、よくすれ違ってたんだよ。で、雨の日に雨を弾いてるルリーさんを見て、そこからやり取りが始まったね…自分よりスゴい魔法使いだって知って、いろいろ教えてもらった」

「ルシャさんに魔法を教えられるほどの魔法使い…大きすぎて直視できないかもしれません」

 恐縮するクロエだが、そのルリーさえもダテらせたダテ先輩は一切恐れていない。むしろ親切な姉ちゃん程度にしか思っていないのだった。

「すっげぇ美人ですっげぇカワイイよ」

「いいとこどりだ…」

「まさにそう。背も高いし…とにかく、気さくで楽しい人だよ」

 ルリーを悪く思ってほしくないルシャたちはクロエにそう言っておいた。これで夏に総理に会うことになっても少しは緩んでいられる。


     ☆


 新聞の1面を部屋の壁に飾ったルシャは、夜遅くに帰ってきたフランにルリー総理爆誕について話した。フランもルリーが上層へ昇格することを認めていて、これからもっと国が良くなるという予想を示した。

「王族の数人がルリーをかなり気に入っているみたいで、自分と近い距離に置いときたいみたいなのよ。陛下がご高齢で王位継承も近いうちにあるみたいで、次期国王…陛下のご令息がルリーを好いているからって話もある」

 こういうシナリオも考えられるということだ―まず王位継承が近づき、次期国王が存在感を強める。彼のお気に入りがルリーで、総理にしたいというより国王に近い立場に彼女を置きたいが故に現総理に辞職を迫る…

「っていう説もある。総理が病気がちで政界引退っていうのはそれっぽい理由で、実際は総理はまだやれると思ってるのではないか…と思う」

「次の王様の環境整備が始まってるってことね…まあ、考えなくないことかも」

「うん。王族は行政に深く関わってるから、連携を円滑に行うために意欲のあるほうがいいのよ」

 王族は現総理とはあまり話したくないが、ルリーとは積極的に話したいという、あまり褒められない説がある。

「…というわけで近いうちに王位継承があって国がちょっと新しくなる。陛下と今の総理とはなかなかいい関係で、継承されても総理がルリーになれば王族と総理との良好な関係ってのが維持される」

「ルリーさんはそれだけのことをしたんだね」

「ヴァンフィールドの文化に大きく関係している魔法の専門家で、王族は魔法を見られるだけで大満足なのよ。王族は魔法についてもっと深く研究したいと思っていて、ルリーが国民の魔法に関する興味関心を強めてくれると期待してる」

「けどルリーさんさらに忙しくなって、さらに釣り合う人が少なくなって、結婚が遠のいてる気が…」

 以前ルリーは結婚したいという話をルシャにしていた。そう遠くないうちに…ということなので、ルシャは懸念している。

「もしかしたら次期国王が…いや、それはさすがにないか」

「ルリーさんの希望を汲んで権力者が探してくれるかも?」

「うーん…折角総理にしたのに早々に産休ってなるとねぇ」

「その間だけ代理でとか、子供の面倒を見ながら隙間時間に指示を…とかはできなさそう?」

「そんなサクッとできる仕事はないわよ。代理は分からないけど。もしかしたらルリーにかなり近いところにいる私やドニエルが代理になるかもね。副総理を昇格させるより」

 ヴァンフィールドには副総理という立場があるが、次期国王が気に入っているかどうかは分からない。それよりも気に入っているフランかドニエルを総理代行に任命する可能性が高い。

「お母さんが総理に…」

「私にはその覚悟がないわよ…ちょっと魔法の得意なただのママなのに」

「正直、私もお母さんがそんなデカい存在になるのは現実味がない…ってか今もだけど」

「そうだよねぇ…」

 とにかく、首相になったルリーが何を言うかに注目だ。




 国内外の全メディアの注目を浴びるルリーは就任会見でこう話した。

「現在中央が強力に進めている子育て支援政策を拡充し、社会保障の無駄を省いて財政をより健康にします。それに加えて災害対策…地震に強い建物を増やします。そのための財源も確保して区に分配します」

 政策については期待通りの発言だった。質問の場になったとき、記者からこのような質問が出た。

「大臣は政治家としての経験が長くありません。それに加えて結婚を考えられているという話を聞きます。総理の職を長く続ける意思はありますか」

「長く続けるつもりですが、国民の信を得られなければそれは叶いません。期待に応えて不足を補い続けるつもりで、私の不足は副総理や大臣をはじめ多くの仲間に補ってもらいます。結婚して子供を授かったときには特にそうなるでしょう」

「結婚を希望されていると?」

「ええ。すぐにそうなることはないでしょうが、2~3年を目安にとは思っています」

「どなたかはもう決まっている?」

「それはあなたの知るべきことではありません。重要なのは、私に休職の時期が訪れるということです」

 1つの度を過ぎた質問によって不機嫌になってしまったルリーが質問を打ち切って会見を終えた。彼女にはこれからやるべきことがたくさんある。


 建物を出たルリーはSPに守られているが、近くにいる何者かに気付いて足を止めた。「誰か強烈に私のことを好きな人がいればいいんですけどね、ルシャさん」

「そうですね。私は大好きですけどね」

「ええ。ダテの誰かを貰ってもいいですかね?」

「ラーク以外なら」

「あるいは先生とか?イケメンで性根のいい人知りませんか?」

「えーっとねぇ、いるっちゃいる」

「お。じゃあ伝えといてください。新総理とお話しない?って」

 ルリーがそれなりに焦っているのを察したルシャはアリレザというイケメンに相談することを約束して帰った。


    ☆


 ルシャは早速体育の時間に来たアリレザにルリーと結婚しないか相談した。

「マジかよ!総理だろ?メッチャ金持ってるだろうし、美人だし俺より年下だし…いやでも今の彼女が好きなんだよなぁ…うぇぇ…」

「彼女いるのに悩むんですか」

「いやまぁ比較対象が総理だぞ?権力が欲しいわけじゃないが、金は欲しい」

「うーん…まあ考えといてください。でも考えてるのを彼女に悟られたらいけませんよ」

「望み薄って伝えといてくれ。俺にも結婚の話が出てんだよ。こうして立派に先生やれてるんだから、子供を授かってもいいだろって話だ」

「分かりました。いよいよダテの誰かに…待てよ」

 性根のいいイケメンにはまだ心当たりがある。


 ルシャは試合を終えて休憩しているパトリックに声をかけた。

「ルリーさんっているだろ」

「ん?おう」

「ちょっと会ってみない?」

「なにぃ?俺が総理と会うだって?」

 ルシャがルリーの弟子と知っているパトリックはどんな企画なのか尋ねた。結婚の話をされると驚いてこう言った。

「俺がルリーさんと?すっげぇ不釣り合いじゃない?」

「そんなことはない。ルリーさんは庶民的で、ダテの風を受けたお前とはすぐ親密になれるよきっと」

「そうだといいけど…マジで言ってんの?俺がルリーさんと…」

「いいだろ?」

「そりゃいいさ。最高じゃないか。現実味のなさが問題だ。だって俺は高校生なんだぞ?立派な大人じゃないんだ」

 パトリックは恐れ多さを強調しているが、断る気はないという。

「なんか彼女が同じ職場に行きたい奴と付き合いだしたから、俺はいま愛を求めてる」

「じゃあすぐに受け取りに行くべきだな。いざ会って恐縮しないために今のうちからダテに慣れておけ。手始めに私とパス交換でもしよう」

 ルシャはパトリックをイケメンと思っているのでルリーに推すことを躊躇わない。性格の良さも普段のやり取りから知っている。

「お前いろいろ都合がいいな。魔法も使えるわけだし、政治は勉強中だ。あとは家事をすることに理解があればいいだけだ」

「家事は俺まあまあ得意だよ。最初の彼女と付き合ったとき修行したから…家で」

「彼女ができるのも納得だな。萎縮する必要ないじゃん」

「お前がそう言うならそうなんだろうな…よし、ちょっといけそうな気がしてきた」

 パトリックが自信を得たのでルシャはいくつかの言葉を追加してから最後に続報を待てと言った。彼が乗り気なのでまずはルリーに時間を作ってもらい、その日にパトリックに休みをとってもらう。ということは土日で、彼はそう予想した。


 その話を聞いていたダテの面々はパトリックがルリーと結婚することについて、何ら問題はないとした。それぞれがルシャのように大会期間中にパトリックの良さを感じ取っていて、それがルリーを相手にしても発揮されるだろうと信じているからだ。

「すげぇザックリと言うけど、頑張れる人って魅力的じゃん?」

「それな。きっとバリバリ稼ぐルリーさんのために家事を頑張ってくれるだろう」

 ダテの準会員のような立場のパトリックはダテのお墨付きを貰っている。自分の独善的な判断ではないことを確かめたルシャはルリーの時間のあるときに報告することにした。


     ☆


 放課後、ルシャはアイと王都のカフェに寄ってカフェモカを飲みながら新聞を読んだ。

「あーこれ見たかったんだよ。財政の内訳」

「社会保障の無駄を省くって、どこのことを言ってるんだろうね」

「うーん…どれも要るように見える」

 社会保障の無駄でルシャが思いつくのは過度な高齢者支援だ。50歳を超えると無条件で支援金が給付されるが、これは再就職や退職で収入が減るからである。統計的に医療費の割合が増えることからもこの給付は必要とされているが、その額が過度という指摘がある。

「収入が減ってもこれといって問題ないのよね。だって単身高齢者って極端に少なくて、収入がなくなったとしても家族に支えてもらえるんだもん」

「確かに1人暮らしの高齢者って見ないね」

「死なれたら困るから賃貸契約しないしね…それもそうだし、これまでにめっちゃ金稼いでるから収入がなくなっても貯金で残り生きられるんだよ」

「家を買わなければ大きな出費ってないからね」

「そう。ってわけで月5万もあげる必要はあるのか?」

「うーん…ないかなぁ」

 病気にかかったり身体を痛めたりすると医療費がかかって大変だが、それを防ぐための健康法を推奨している。国がそうは言わないが世間では健康を損なうことは自己責任とされていて、若い頃の怠惰のツケを払っているというように言われがちだ。その意見が多数ならば、国が医療費支援を躊躇しても支持は大して下がらない。

「ルリーさんはこれを削るのかな」

「未来志向の政策のために財源が要るならそこを割くんだろうね」

「まあいいことなんじゃね?子供めっちゃ育てやすくなるんでしょ?2人とも仕事を休んで子育てに集中できれば子供にとってもいいはず」

「なんなら学校に行かないで子育てをするって選択をする人もいるんじゃない?」

「在学中にとかね…」

 それも子供を増やすのに一役買っているので問題なかろう。分厚い支援が新たな生活スタイルを暗に提案しているということで、やる価値があると思える。

「そのために税金が増えるってんなら納得するよ私は」

「今のところ所得税だけだけどね」

 資本主義だが大きな政府で社会主義的なところもあるヴァンフィールドの財源は金持ちから税金を取ることによって賄われている。収入のあるルシャも税金を払っていて、それはヴィヴィアンたち子供の支援に使われる。

「私も卒業したらさっさと子供作ったろうかな」

「でも育てるのって大変だと思うよ?私は手伝うけど…その前に知識を得ておきたいな」

「そうねぇ…ってか私がそれできるのは個人事業者だからか。手芸品を売る仕事だし」

「そうだね。他より休職しやすいかな。なんなら空き時間に作れるし」

 ただし個人事業者は国からの支援金しか受け取れないため、会社から育休中の給料を貰うことはできない。会社で休職しているほうが額は大きい。

「うん。まあ早々に結婚するってのは妄想だとして、お金のために子供を産みまくるってのも考えられるよね」

「ルシャはいっぱい子供欲しい?」

「うん。5人くらい」

「多!」

 さすがに5人だとアイだけでは面倒を見切れない。

そろそろ平民出身の首相が出てもいいよね

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ