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えっ、私が勇者になるんですか!?  作者: 立川好哉
第1部
11/254

11・雨を弾く女

 昨日の夜に見上げた月がぼやけていたから、今日は雨が降るだろうと予想していた。その通りに早朝から降り出していた雨は勢いを強め、午前8時にはザーという音がはっきりと聞こえるほどになっていた。

「雨かぁ、嫌だなぁ」

 学校までは1kmもない。しかし走って行ける距離ではない。傘を差していても足元は濡れてしまう。それが嫌なのだ。

「カッパ着ていけば?」

 傘ではなく雨合羽という選択もできる。しかしベランダで乾かすことは難しそうだし、乾かさないなら帰りは最初から濡れたそれを着ることになる。そこでルシャは行きは合羽、帰りは折りたたみ傘ということにした。

「あんただって気付いてもらえないかもしれないから、あんたから声かけるのよ」

「そうだね。わかった」

 鞄を背負った上から合羽を着てずんぐりむっくりしたシルエットになったルシャが通学路を歩いていると、向かいから傘も差さず合羽も着ていない女性が歩いてくるのが見えた。しかし驚くべきことに彼女は全く濡れていない。

「?」

 ルシャがすれ違っても凝視していたので女性は立ち止まって口を開いた。雨のせいで少し聞こえにくいが、文字を判別できなくはない。

「気になりますか?」

「あ、はい…だって雨を弾いてる」

「これ、魔法なんですよ。魔力っていうのはたいていの人が消費するに従って疲れていくもんなんですが、それに耐えられる人だけが最大に魔力を活用できるんです。私はその特訓をしていて…」

「魔力がなくなったら濡れちゃいますね。蒸し暑いから薄着なのに…」

 ルシャは魔力が切れてしまった後のことを心配した。薄着の女性は雨に濡れたらすぐに服が透けて恥ずかしい思いをすることになる。

「だから自分の魔力の残量を把握しておかないといけないんです。尽きる前に帰れたら、服を濡らすことはないでしょう?」

「はい…なんかすごくレベルの高いことしてますね、お姉さん」

 20代と思しきお姉さんはにっこり笑って頷いた。それだけで尋常ではない雰囲気を感じる。

「勇者を目指していた時期もあるんです。今は違いますけど…でも、魔法使いとしてより強くなりたい気持ちはまだ残ってて、特化するのもいいかと思って」

「私もそうすりゃよかったのかぁ」

 ルシャは魔法を使ってみた。すると女性と同じように雨が弾かれた。

「え、あなたこの魔法を使えるの…?」

 女性は驚いて少女を見つめた。かなりの魔力を消費する魔法のようだから、それを使えるルシャを珍しがったのだ。ルシャは少し自慢気に特定強化対象者だと伝えた。

「ああ、道理で…実はわたしもそうなんです。期待を集めてるからプレッシャーのかかる立場だと思いますけど、気楽にやるのがいいですよ…って、あなたのほうが先に選ばれたかもしれないのに何言ってるんだろ、わたし…あ、呼び止めちゃってごめんなさい。学校に行く途中なんでしょう?」

 しかし雨だからと時間に余裕を持っていたルシャは遅刻しなさそうだ。他の特定強化対象者と会えて嬉しいルシャはミーナとリオンに会うとすぐに報告した。すると2人はこう言った。

「友達にそれがいる私らは超ラッキーだよ。たいていの人は関わらないからね」

「でも私も会いたかったなー。魔力量を把握してるとかタダ者じゃないよ」

「ねー。かなりスゴい人だってのは間違いないよ」

 ルシャは相手に自分を憶えさせにくくしたこの格好を恨んだ。今日はおそらく魔法実技の授業が中止になるため、学校に着くまでに雨を弾く魔法を使っても良さそうだ。ルシャは合羽を脱いで魔法を使ってみた。

「また会えるといいなぁ。特強の後輩としていろいろ教わりたい」

「この辺りに住んでるんじゃない?」

「だといいなぁ。フリマに来てくれたらベストだね」

 1度でも繋がった人間は不思議な力によって再会すると信じられているから、重要な場面でまた会えると思いたい。ルシャは周りの生徒に驚かれたが、全く気にせずに教室に入った。杖のおかげで魔力が増大しているため、まったくバテていない。

「3人ともおはよう!」

 ロディは良いことがあったのかとても元気に挨拶をしてきた。快いので同じように明るく返して朗報を聞いた。どうやら遠くへ行っていた兄が帰ってくることが決まったようだ。

「手紙が届いたんだ。ルーヴィスで治安維持をしてるんだけど、こっちに異動になったからうちで暮らすんだって。嬉しいよ」

「よかったねぇ。お兄さんと一緒に特訓すればお兄さんみたいに強くなれるんじゃない?」

「そう信じてる。兄さんは勉強も運動もできるんだ。僕がここに入ったのは兄さんの影響だしね」

 憧れの兄の背中を追ったということだ。ルシャたちは友人の幸運につられて暖かな気分になり、ニコニコして話を聞いた。

「ルシャは兄弟姉妹いるの?」

「1人っ子だよ」

「そうなんだ。もしいたらスゴいことになってたね」

「想像したことなかったなぁ…まあでも、良いこと悪いことあるんだろう」

「喧嘩したら家が壊れそうだ」

「ハハハ…」

 魔法実技のない悲しみをかき消して余りある楽しみがあったのでルシャは雨のせいで憂鬱にならずに済んだ。物理、歴史、家庭科をはっきりした意識で過ごすと、4時間目の魔法実技の自習では存分に寝てやろうと机に突っ伏した。雨だと自習になるのだが、あくまでも魔法実技という扱いなので優秀なルシャには文句がない。

「グゥゥゥゥ…グゴォォォ…」

「うるせぇな…」

 ルシャのイビキが周囲の邪魔になっているためリオンが揺さぶって起こした。

「なにさ」

「気持ちよく寝てるところ悪いんだけどイビキがうるせぇんだわ」

「あ、ごめん…保健室で寝るよ。みんなもごめんね…」

 すると周囲から『まあルシャなら』『あのルシャでもイビキかくんだな』『むしろ萌える』という声が聞こえてきた。もちろんルートは睨んできたが、ルシャは気にせずに教室を出て行った。その先には味方がいる。


 ここを訪ねる人はたいていが病人なのでルーシーは真剣になるのだが、ルシャと知って態度を変えた。

「サボりか?」

「なんで魔法実技だって知ってるんですか」

「なんとなく…まあ、寝ればいいさ。今日の研究はナシだぞ。放課後はメシ食って帰れってノーランが言ってた」

「あ、そうなんですか。まあいいや、まだ作らないといけないのがあるんで」

「手芸?どれだけ出すつもりなんだ」

 ルーシーはルシャのことをノーランから多く聞いているようで、手芸をフリーマーケットに出すことまで知っていた。

「200あればいいですかね。ヘアピンとゴムとハンカチ、あとは筆箱とか…いろいろあるんで時間が欲しいんですよ」

「なるほどな…間に合いそうか?」

「このままいけば。学校のせいで滞るかなって思ったけどそんなことないし、みんなのおかげで気分が良いですから」

「そうか。我々に手伝えることがあるなら何でも言えよ。お前には恩がある」

「恩なんてそんな…でもそう言ってもらえるのはありがたいです。夏真っ盛りでいろいろ大変ですから、もしかしたら声をかけさせてもらうかもしれません。じゃ、私は寝ます」

 ベッドに入ったルシャはすぐにイビキをかきはじめた。

「うるさ…」

 これにはルーシーも苦笑した。




 チャイムが鳴ったのでルーシーがルシャを起こした。その頃には雨が強さをさらに増していて、風も強くなっていた。窓ガラスがガタガタと揺れるのは少しの恐怖を誘う。

「ルーシー先生、外が怖いです」

「そうだな。だが私は早く帰りたい」

 ルーシーが荷物をまとめているとミーナとリオンが入ってきた。

「よく寝たかい?」

「うん。おかげさまで。みんな怒ってた?」

「いや全然。どころかファンクラブの人が悶々としてたよ」

 それを聞いたルシャは安心した。というのは、今日は研究室ではなく教室で昼食を摂るからだ。怒っている人がいるならば遠慮して違う場所で食べることを考える。

「大抵の人が部活があるからここで食べるけどさぁ、ルシャたそみたいに未加入の人って帰ってから食べても良いよね」

「そうね。研究のない日はそうしてもいいね。お母さんも毎日弁当作るの大変だろうから」

 ルシャは毎日感謝をもって弁当を完食している。母の苦労は体験しないと分からないが、手間をかけたのだろうと思っている。

「普通の弁当に見えるけどさ、おかずを調理するのだって時間がかかるわけでしょ。そう思うとこんなにいっぱいの種類を入れるのってけっこう大変だよね」

「そうだねぇ。朝早く起きなきゃいけないわけだし…たまにはお礼をするかぁ」

 こうして3人はお母さんにお礼をすることになった。

「料理が良いかな。いつも洗濯しかしてないから」

「私も料理するかな。得意だし」

「一連の流れを自分でやって苦労を知るんだ」

「よし、時間あるし今日やろ」

 弁当を食べ終えたルシャは荷物をまとめて学校を出た。母が夜まで働いている日は彼女が買い物と料理とをするのでスーパーマーケットに行くのはもはや習慣だ。手間をかけずにサッと作れる料理を考えてレシピの書かれた売り場のパネルを参考にしながら材料を集めた。ついでに風呂上がりのアイスを買ってお金を払うと、行きと同じように雨を除けて家に帰った。

 そこで仕事終わりの母とばったり会った。ルシャの帰宅が早いことを何か悪いことがあったと捉えた彼女は心配したが、娘が手に持っている袋を見て分からなくなった。

「買い物してきたの?」

「うん。今日は夕飯を私が作ろうと思って」

「あら、それは助かる。この後買い物に行くのが嫌だったのよねぇ」

「まあなんだ、弁当のお礼だと思ってくれればいいよ。あるいは家庭科の実習に備えた練習」

 ルシャの気まぐれを歓迎した母は台所の拭き掃除をしてから本を読み始めた。ルシャの読書好きは母の影響でもある。ルシャは自室で手芸を始めたが、早く夕飯を作りたくなって料理の本を手に取り、これまで似たようなことばかりしていたせいで知らなかった調理法を学んだ。この本はルシャが持ち込んだものではなく、母がルシャの知らない間に並べていたものだ。おそらくは自分の代わりにルシャに夕飯を作らせるときに彼女が困らないようにするためだろう。


 雨は弱まってきた。外が暗くなってきたのでルシャは夕飯の支度を始めた。母は特別なものを用意する娘のために細かいところまで掃除をしようと思い立っていたらしく、床や壁までもが綺麗になっていた。そのおかげで気分を良くしたルシャが楽に調理できたので、いつもより早い夕飯となった。

「そういや今日さ、私以外の特強に会ったんだ。その人が雨を弾く魔法を教えてくれたから、途中から全然濡れずに済んだよ」

「ああ、だから袋が濡れてなかったのね。でもよく会えたわね。これだけの人口がいるのに特強は極めて少ないから…偶然この街に来てたのかな」

「わかんないけどカジュアルな服だったよ。すごく綺麗な人だった」

「へぇ。綺麗な魔法使いっていいとこ取りね」

「ねー。またどっかで会えないかなぁ」

 母は感謝の籠もった特別な料理を完食した。ルシャの目的は達成された。

「あんたもけっこういいとこ取りしてるわよね」

「そう?勉強できないし運動も苦手だよ?」

「でも料理できるし魔法使えるし手芸もできる。それに可愛い」

「うーん…」

 恵まれていると思って運命に感謝する気にはなれない。足りないことばかりを意識してしまう彼女はそれでいいと思っているため、何かを狙って改善することはないだろう。


 必要になるならば、話は別だが。




 水たまりが蒸発しているせいで非常に蒸し暑い。首からタオルを提げてこまめに汗を拭うルシャは昨日と同じ場所で昨日の女性に会った。

「おはようございます!」

「お?おお、昨日の子かぁ。おはようございます。名前を教えていませんでしたね。ルリー・ディアスです」

「ルシャです。ルリーさんはこの辺に住んでるんですか?」

「ええ。最近引っ越してきました。ルシャさんは勇者学校の生徒さんですよね?」

「はい。平日はここを通るんで、会うことになりますね」

 ルリーは仕事場へ行くためにこの道を通るという。行き先が真逆の方向だから話をしながら進めないのが残念だが、こうして少しの時間を割いて話をすることならできる。

「ところで今日も魔法を使ってるんですね」

「夏場は氷魔法で冷やすに限ります。魔法だから溶けて湿気の足しになるってことがないので便利です」

「そうか、そうすりゃいいのか…発想次第ですね」

「ええ。戦いなんて滅多にないんですから、生活を便利にする魔法ばかり思いつきますよ」

「だいぶ楽になったのでは?」

「そりゃもう!魔力が続く限りは夏もへっちゃらですよ。ああもうこんな時間…もっと話してたいけどまた明日ですね!じゃ!」

 ルリーは風とともに去った。彼女の生活を見るだけでいろいろな便利魔法を閃きそうだ。ルシャが彼女の真似をして風に乗って合流地点へ急ぐと、待っていたミーナとリオンのスカートが激しく揺れた。

「パンツッッッッ」

「ルシャたそはいいねぇ、好きなように魔法を使えて」

「できれば3人いっしょに運びたいんだけどねぇ…魔力が足りないねぇ」

「流石のルシャでもダメかぁ」

 ダメなので歩いて行くしかない。




 雨が降っていないので魔法実技は外で実施される。昨日聞いた話によると、雨上がりのグラウンドを1番乗りで使うクラスの授業は少し変わったものになるらしい。

「そしてその1番乗りはうちらじゃぁ!」

 1時間目が魔法実技だとルシャの調子が上がる。彼女はナーバスになっている周りを率いて特殊運動場に出た。ルートはそれに少し遅れて入ってきて、元気なルシャを嫌うようにムスッとした顔で腕を組んだ。彼への期待は消えてはいないが、取り巻きは完全にルシャへと移っている。

「えーっと、今日は…そうだな…チーム対抗戦でもするか。これの順位で期末の順位が決まるってことはないし個人の順位は出ないから大したことじゃないんだが、勝つつもりでやってくれ。初回だから俺のタイムを参考にするといいかな。いけそうなタイムを出すから…」

 ノーランは禁煙のせいなのか元気がない。いつも以上に怠そうな声で説明すると、参考タイムを示した。

「すご…」

 研究室メンバー以外の生徒はそのような表情をしていたが、3人は真顔だった。

「明らかな手抜きだね」

「ね。ルーシー先生に何かきついこと言われたのかな」

 チーム分けが発表されると、生徒たちからこんな声があがった。

「ルシャだけハンディキャップ付けてくださいよ」

「えー?」

「全然構いませんよ?」

 ルシャが眉をハの字にしてノーランに余裕を見せると、彼はそれを受けてウルシュの数を倍にすると言った。前回は1体で苦労したが、杖持ちの彼女なら楽に2体を倒せるだろう。何故なら、同時に出るからだ。


 3人1組のチームで順番に挑戦が始まった。ルシャはノーランの隣で高みの見物をしていたが、ルートのチームがノーランのタイムを上回ると表情を変えた。

「やっぱり差がありますね」

「まああいつは頑張ってるよ。お前に負けて悔しかっただろうし、もう負けたくないだろうからね」

「でもこの前ジェイクとキャピシュで勝負したときの魔法を使ってない…」

「闇魔法か…あれ以来何も判ってないな」

 絶対に負けられない戦いでは使うだろうと思っていたが、責任が自分のみにない戦いでは温存するようだ。ルシャはそれを上回って彼の闇を引きずり出そうとした。

「いちおう、暇そうな先生を呼んでおく…」

 いざという時のために自分だけでは足りなくなると困るため、ノーランは万全を期して校舎に入っていった。テラスから職員室に入れる。彼はすぐに教頭を連れて戻ってきた。

「ルシャがやる前に呼んでくれてよかった。このようなことをするなら予め言ってくれればいいものを」

「ハハハ、そんなに興味がおありか。ならアグリゲート制にしましょうかね…」

 アグリゲート制とは複数回の試合の合計スコアで勝敗を決するやり方で、このクラスで期末までに5回を行ってその合計タイムで順位をつけてもよさそうだ。


 ルシャが位置につくと、全員が静かになった。観戦にすべての感覚を向けるためだ。カウントが始まると同時にルシャは魔法で全員の視界を真っ白にしてウルシュを蒸発させた。もはや勝ちようのないタイムだ。

「ルシャ、杖禁止」

「それですよ!敵の数よりそっちでしょう!」

 ルシャは浄化の魔法を使ってしまったため魔力を大量消費しており、これ以上は満足に戦えない。しかしノーランの頼みで残りの魔力だけでウルシュを1体倒すことになると、3人分の活躍を見せた。

「残った魔力でこれかよ…」

「仮に最初ので70%を消費したとすると、残りの30%が俺の300%ってことか?」

「あの杖はどうなってんだ?計算できなくないか?」

 ルシャの体感によると杖は所持者の魔力量を最大の30%程度増加させるが、計算苦手系男子の計算に素早く答えられるようにはならない。130を100%として70%消費させると、1%あたりが1.3なので70倍して91消費、残りが29ということである。つまり29が計算苦手系男子の300%であるということだが、数が多くてややこしいのでこれ以上の説明はしない。

「ほっほっほ…恐ろしい才能だな」

「本当に。途中で私が出ようと思っていましたが、まさかやりきってくれるとは…おかげで疲れずに済みますわ」

 残りの時間は休憩に充てた。それなのにルシャは2から4時間目をすべて寝て過ごし、先生に呆れられるのだった。ただ、イビキがなくなったのは幸いだった。

ルリーさん初登場回でした。この人はルシャたちと交流するほど面白くなるので今後も見てね!!!

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