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スタンピードの始まり

少し、主人公たちの口調を整理してみました。


アル「俺だ。/そうだ。/間違いないな。/おりゃー」


ルカ「私です。/そうです。/間違いないです。

/はぁ!」


シュー「僕だよ。/そうだね。/間違いないね。

/えい」


これを基礎としていきます。またわかりにくかったら感想などでお教えください。




 ギルドに入るとなんだかギルドの中全体が慌ただしかった。


 「緊急事態!緊急事態!たった今、街に魔物の軍団が迫っている報告があった。たった今街に魔物の軍団が迫っているという報告があった。冒険者はただちに南門に集まれ。冒険者はただちに南門に集まれ。繰り返す…」


 魔物の軍団…



 つまりスタンピードだ。しかも俺たちが戻ってきた南門。



 「とうするの?アル?」


 「どうするも何も行くしかないだろう」


 「よりによってなんでこんな時期なんですか?」


 「まったくその通りだ」


 「何かあるの?」


 「シューは知らないのか?今の時期はもうすぐさっき言った英雄祭が行われるから、Aランク以上の冒険者パーティーはほとんど王都にいる状態なんだよ。それによってアライアンスもいない状態。それに、それは祭と言われてるくらいには盛り上がるわけで、当然低ランクの冒険者パーティーもソロの高ランクの冒険者も行ってるわけだ。つまりこの街に残ってる強い冒険者はもちろん普通の冒険者の人数も少ないってわけ」


 俺はシューに説明する。


 「なっ?それやばいんじゃない?」


 そうなんだよなー。シューの言う通りやばいんだよなー。


 「ここでぐちぐち言うのもなんです。とりあえず南門に行きましょう。Bランクの知り合いも何名かこの街に残ってるのを見かけましたし、最悪、騎士様が動いてくれるでしょう」


 ルカの言う通りだな。


 「動いてくれるかなー?相手は魔物だぞ?騎士様は流石に動かないんじゃ?」


 「ん?騎士ってこの街を守るためにいるんじゃないの?」


 シューが質問してきた。何でシューって魔術とかの誰も知らないような知識は知ってるのに常識とかの知識がないんだ?


 まぁ、今気にしても仕方ない。


「そうだけど、そうじゃないんだよ。


 冒険者と騎士の役割はまったく違う。


 冒険者は、魔物退治専門。


 騎士様は、対人戦専門。


 と言ったところだ。だからこのスタンピードで騎士様が動く確率は低いってわけ

 

 つまり、少ない戦力でこのスタンピードを収めなければいけないんだ」


 「そうなんだね」

 

 はぁ。と思わずため息が出てしまう。 


 いつもなら「レッツ冒険!」ってな感じでやる気まんまんメガマックスなのだが、今回に限っては、不安が優っている。また、ルカが危険な目にあうかもしれない。


 南門へ行くと、結構な冒険者がいた。


 「おお、意外といるな」


 そう、南門には意外と人が集まっていた。しかし、俺を追放した奴らはいなかった。


 まぁ、いたところでどうってことはないがな。


 「そうですね。でもまだ魔物の姿はありませんね」


 「そうだね」



 その時、ずどどどどどど。と砂煙を連れながら何かが近づいてきた。もちろんそれは魔物だとすぐにわかる。


 「うわわわわわわ」


 そう誰かが叫びをあげた。


 無理もない。なぜなら魔物の量が通常のスタンピードの少なくとも2倍近くはあるからだ。

 


 


お読みいただきありがとうございます。


面白かった。続きが気になると言う方は下にあるブックマークと ⭐︎評価をつけてくだされば嬉しいです。


また、面白くなかったと言う方は、感想欄にてお教えください。できる限り修正します。

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