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そもそも 


 そして倒した魔物をその数7体魔石取り機が入っている袋に入れて、転移で街の門より前の場所まで戻る。


 流石にもう驚かない。なんせソロでB級魔物を瞬殺したんだから。何をされても平気だ。今更勇者だって言っても動じない。


 一応、シューは、まだこの街に入っていないためこの街に入る料金を払わないといけないから転移で街の門より前の場所に来た。


 そもそも転移など使える人はいないから不正に街に入ることはできる。しかし、不正ダメ絶対!


 というわけで門より前の場所まで来て、ふとアルが聞く。


 「そもそもなんで、俺のパーティーに入りたいんだ?それくらいは教えてもらわないと、入れれない。」


 なぜ?それほどの実力があるのに、(向こうは俺のこと知ってるみたいだから金食い虫だということもわかっているはずなのに)わざわざ俺のパーティーこだわるんだ?


 「そう言えば言ってなかったね。まぁ、簡単に言うと魔王の討伐だね。」


 まさかの、シューの口から俺がこの世で一番嫌いな奴の名が出るとは思わなかった。


 「「はっ?」」


 前言撤回。やっぱ驚いたわ。


 イマナンテイッタ?マオウトウバツ?フザケテルノカナ?


 沈黙が続く。


 「アルたちとならできると思うんだけどなー」


 「無理です。私たちはそんな命知らずなことはできません。できてせいぜいダンジョンくらいでしょう」


 ルカの言う通り、さっきの剣術や魔術を見る限り、ダンジョンくらいならできそうだ。


 それも下級のダンジョンの話だ。


 それ以上になってくると魔石の問題もあるし、厳しくなる。


 もちろん魔王の討伐などもってのほかだ。


 「いや、僕はアルたちとならできると思うよー魔王討伐」


 だと言うのに、シューはできると断言する。


 その心意気はいいと思うができないものはできない。


 できる、できないを見分けるのも冒険者にとっては大事だ。


 「第一魔王討伐をするのは英雄パーティーだ」


 そもそも、英雄もいない一Bランクパーティーが魔王討伐なんて馬鹿げている。


 いるとしてもそれは、よっぽどの馬鹿か死にたい奴だけだ。


 それは、過去の英雄たちが物語っている。


 初代を除き、皆魔王と相打ちになっている。


 さらに、英雄パーティーの上級の冒険者でも生き残れるのはほんとうに数が少ない。


 「そんなこと知ってるよー。だからあと1人の枠は『英雄』で決まりだね」


 こいつは何を言っているんだ?と言うまで俺とルカは見ている。


 そんなに軽く英雄を仲間に入れようとするやつは見たことがない。


 「いや、無理だ。俺たちの『インフェルノ』のランクはBランク。つまり、英雄祭に参加することは無理なんだ。参加するには、パーティーランクがAランクもしくは、Aランク相当のアライアンス内で組まれたパーティーじゃないといけないんだ。もし、今からAランクになるとしても、それは三人じゃ厳しい。」



 「英雄祭って?」


 「英雄祭ってのは、英雄は魔王が復活する年に例外なく現れるんだけど、それもいろんな国の王城に。そして、前回の召喚で全ての王城での召喚が終わったから、今度は、自分が今いる国、ビーキ王国の番となっているって言われてるんだ。


 で、英雄って最近召喚される人数が増えてきて、一国だけで育てるのは難しいから、その国のAランク以上の冒険者でトーナメントで勝ち抜いたパーティーに入れるような方針を取ってるんだって。


 だからBランクである俺たちインフェルノは参加資格がなくて、英雄を迎え入れられないってこと。」


 「そうなんだ。そんなことが…。まぁ、そこら辺はおいおい考えるとして早く街に入ろうよー」


 本当だ。あとちょっとで門に着く。



 そして、門まで行き、入場料を支払い街の中へと入る。大人1人銀貨2枚だ。ただし、俺たちは冒険者カードがあるため無料である。


 「ようこそ、アクセスの街へ。」



 ギルドに向かう途中にシューが、


 「ここで説明しよう!この国の名前はビーキ王国と言って、初代英雄が召喚された場所で有名である。

 この国の貨幣は鉄貨、銅貨、銀貨、金貨、白金貨が主でそこからさらに、銅貨以上には大銅貨、大銀貨、大金貨、大白金貨に分けられる。

 これらは、日本円に直すと…

 鉄貨一枚が十円

 銅貨一枚が百円(大になると五百円)

 銀貨一枚が千円(大になると五千円)

 金貨一枚が一万円(大になると五万円)

 白金貨一枚が十万円(大になると五十万円)

 ということになる。」と言った。


 「シュー?誰に話してるの?」


 「?日本人にだけど?」


 「ニホンジン?何それ?」


 ニホンなんて国ないよな。


 だってこの世界は 


 初代勇者が召喚され、機械が発展した国

 ビーキ王国


 実力が全てでさらに、勇者パーティーを指導した剣聖が生まれた国

 アイネ帝国


 持ってる財産が全ての金さえ有ればなんでもできる国

 ナハト商業国


 魔法が全てでさらに、勇者パーティーを指導した魔女が生まれた国

 ジーク魔法国


 魔王が住んでおり、その国の地域には特殊な結界があり英雄がいなければ入ることさえ難しい国

 クライネム魔王国


 だけである。


 「まぁ、日本人についてはおいおい教えるよ。」


 「おいおい教えるの多すぎませんか?あなたは一体何者なんですか?」


 ルカの言う通りこいつが何者かが今のところ全くわからない。


 わかることといえば、名前がシューで、魔術が使えて、剣術も一流で、魔石が取れる?あと常識が所々欠如してる。


 くらいか?


 「それよりギルドってあれ?僕実物ら初めてみるー」


 イラっ、こいつルカの話無視しやがった。せっかくルカが話しかけてくれたのに無視するなんて…許すまじ…


お読みいただきありがとうございます。


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