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クズ
クズ パート2
「まだやんのか、これ」
嫌なのかよ、俺のことだぞ
「いや、そんなに胸を張って言われても、てか、よく言うじゃんクズでも一生懸命頑張れば夜空を照らす星屑のような輝きを放てるって、だからお前もがんばれば」
けっ
「え」
あれはなあ、普通の屑じゃ、ねえじゃねえか、あれは星の屑だろ。
「まあ、宇宙にあるわけだし、そうなる、かなあ」
だろ、ということはだ、俺たちみたいな普通の、どこにでもある地球のごみがいくら頑張ったって駄目だって、才能だのなんだの、元々光るものを持っている奴ががんばれば星のように輝けるってことを言ってるんだ。つまり、あの言葉は生まれた瞬間から屑は屑で、何をやったって輝くことなんてないんだから無駄な努力なんかするなって言ってるんだ。とんだ、やろうだぜえ。あんな奴の言葉を支持する奴らが多いからこの世界はダメになるんだ。
あーあ、もう終わりだ終わり。こんなくそみたいな世界で頑張ったってバカらしいぜ。
俺は寝る!
「・・・・・・・・・・・・・・・・この議論でわかったのは、こいつは屑であることだ」




