114話、ここに完結*
止まるんじゃねえぞ
石
都会って自然がない、自然がないって言ってるけどさあ、道端にいっぱい石あるよね。なんで石がいっぱいあるのに自然がないなんて言ってるのかな?
「その人たちが言ってる自然って、そういうことじゃないんじゃない。もっとこうほら、森の中みたいな見渡す限りに木があるとか」
見渡す限りに石がある。
いや、そうじゃなくて。
つまり、こういうことなんだよ。道端の石にはお金がかかってない。つまりタダ。でも森は管理費とかなんとか言ってお金がかかってる。つまり、かれらは価値のない石なんかに興味がないんだよ。自然なんてどうでもいいのさ。
意思
自分の思い。本来は尊重されるべきことなんだけど、生きていくためには殺さなければいけないことがある。無責任な大人は好きなことをやればいいとか、自分に正直になれとかいうけど、僕たちの本当の意思は生きたい。これ以上でもこれ以下でもない。生きたいという思いが僕たちの生思なのだ。
意志
志を持ち生きること。これが一番難しい。意志を持っていきるには力がいる。他を黙らせるほどの圧倒的な力が。それでも人間の僕達には限界があり、人生百年時代に意志を貫くには恐らく人の一生の三回分ぐらい努力し、負け、そして絶望する。意志を捨て100年、多くの人間のように諦めながら見て見ぬふりをして生きるか、それとも意志という他者から見ればただのゴミでしかないものを持ち100年、苦しみながら生きるか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
命より大事なものはない。しかし、命より大事な一瞬はある。
後は君次第だ。
遺志
残された思い。肉体は死しても思いは残る。それが正しき心ならば。
終わり
終わりがあれば始まりがある。終わりがあるから始まりがある。終わることは、悲しいことではない。今味わっている苦しみからの解放を示す。しかしここから始まることがいいことなんて誰も言ってはいない。終わりは悲しいことではない。始まりはうれしいことではない。それでも、我々は進まねばならない。私が死んでも世界が止まらないように、歩みを止めることは、許されない。しかし、言ったはずだ。終わりは悲しいことではない。私が死んでもなお意志は歩みを進める。たとえ待っているのが、幸せな未来でないとしても・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「そろそろ、時間だよ」
ああ、わかった。それでは、みなさん
「「さようなら」」
いしを、置いていく。
走りぬいたぜ




