02話
私達は
沈黙が続いた。
そんな時
やっと男が
口を開いた。
「俺の彼女さ、自殺・・したんだ」
「・・え?!」
「だから、もぅ自殺してほしくなぃんだ」
・・・だから私を
あんなに必死で
止めてくれたんだ・・・。
「そぅだよね・・。ごめんね」
「分かってくれればいぃんだ。俺嵩宮光輝」
「私は前原優美」
「よろしくな」
★ ★ ★ ★ ★
「・・・そっかぁ」
「・・亜矢は・・信じてくれるよね・・??」
亜矢は黙り込んだ。
まさか・・
亜矢も私のこと
信じてくれなぃの・・??
「あたりまぇでしょ-!!
何年優美といると思ってるの?!」
「ほんと??裏切らない?!」
「私を今まで優美を
裏切った奴と一緒にしないで★」
亜矢は裏切らない。
よかった・・。
「だょね。ごめんね!」
♪〜ピロリンロリン
「あ、もしかして嵩宮くんじゃなぃ??」
私はめぇるをチェックした。
予想通り光輝だった。
《今日逢える?》
「なんてなんて??」
亜矢が私の
携帯の画面に
顔を覗き込んできた。
「おぉ!!逢えるに決まってんでしょ〜??」
「う、うん」
なんか亜矢
すごぃテンション高いなぁ・・。
《うん。いつ逢う??》
私は返事を送った。
「あ〜あ、いぃなぁ!!らぶらぶで」
「そんなことなぃよ。亜矢好きな人いなぃの??」
そぅ聞いた瞬間
亜矢の頬が
ピンク色に染まった。
「言うの忘れてたけどいるんだょ〜♪
すごくカッコイイの〜!!」
「え。誰誰??」
「07組の酒本くん♪」
誰か知らないけど
亜矢が好きになる人は
昔からイイ人ばっかり。
だから酒本くんも
いい人なんだろなぁ・・。
「あ〜!!こんな話してたら
逢いたくなっちゃった♪」
「んじゃぁ逢いに行こ??
私もどんな人か見たいし!!」
「まぢ〜??行こ☆」
私達は
るんるん気分で
07組に向った。
階段をおりて
すぐの教室。
07組につくと
亜矢はひょこっと
窓から教室内を覗き込んだ。
「あ、いたぁ♪酒本く〜ん!!」
亜矢は
大きく手を振ると
茶色に染め
つんつんに整えた髪を
なびかせながら
酒本って人が
近づいてきた。
「あ〜吉永じゃん。
どしたの??あれ、隣のやつは??」
「ちょっと通りかかっただけ〜★
こっちの娘は私の親友の優美!」
そぅ聞いた
酒本って人は
私に目をやった。
「あ・・前原優美です」
「優美ちゃんね☆か〜わいぃ!!
俺は酒本悠馬☆よろしくな!」
「よ、よろしく・・☆」
可愛ぃなんて
今まで
言われたことなぃよ・・。
「酒本くん優美ねらっちゃだめだょ??
優美にはか〜っこいぃ彼氏がいるんだから♪」
「まぢでぇ??ざ-んねん(><)」
私達03人は
アドレス交換をして
それぞれのクラスに戻った。
クラスに戻ると
亜矢はにこにこしながら
携帯を眺めていた。
「あ〜!!ほんと酒本くんかっこい〜★」
「そぅだね」
「優美乗り換えちゃだめだょ??」
「わかってるよ!親友の好きな人
とろぅなんて思わないよ!!」
「だょね〜!!」
亜矢
すごく可愛いよ。
恋をすると
女の子は変わるって
ホントなんだね。
♪〜ピロリロリン
「あ、嵩宮くんじゃなぃ??」
「たぶん!」
めぇるを
チェックすると
光輝だった。
《今から》
「亜矢・・。光輝が
今から逢わないかって・・」
「今から〜??嵩宮くんも大胆だね〜。
いぃじゃん!逢ってきなよ☆」
《いぃよ。中庭で待ってる》
私は返事を送り
中庭に向った。