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銃剣突撃する怒れる低学歴と悩める高学歴のファンタジア  作者: K@e:Dё
番外編2章『七導館々々高校文学部』
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番外編2章63話/学院戦争 - 24(花見盛)


『敵軍の兵站を間接的直接的に圧迫すること一〇日、可能であれば二週間に渡って敵の行動予定を遅滞し、我が軍の反撃準備を整える』――。


 しかし、サトー自身は最前線にある。車軸売り付け作戦にご協力願いたい商人らは帝都に暮していた。そこでサトーは自らの構想、方針、採るべき行動について纏めた命令書を中村宛に認めた。中村は帝都でサトーの日常業務を代行しており、皇帝にもしものことがあれば、その地位を(臨時で)引き継ぐことにもなっていた。


“認めた”と言ってもサトーが手ずからではない。彼女の酷い癖字では誤読の恐れがある。誤読が原因で敗戦でもしようものならやりきれない。俺と橘が分担して代筆に当たった。わざわざ二人で分担したのは、


「この郵便が中村君の手に届かなかったら私達は負けよ」だからである。俺達は同じ命令文を一ダースも用意した。サトーは早口な上、ご存知の通り喋り方にも使う語彙にも偏りがあり、先に言ったことを後から取り消すことも頻繁なので、彼女の話を誰にでも分かるように書き直すのは難しい。付き合いの二年になる俺ですらそうなのだ。橘は何かと手間取ってはサトーに苦言を呈された。命令文は時がニ〇ニ一年を刻み始めて正確に九時間後に完成した。


 帝都とサトーとの間には定期的な郵便のやり取りがあった。帝都と前線の情報を共有するためである。専用の郵便網も整備されていたが、急造品だし、定期便だから緊急時には無理が効かない。サトーは藤川の配下から一ニ人を選抜して伝令の名誉を与えると、出発前、次のような訓示まで授けた。


「手違いがあったら殺す」――訓示?


 幸いにもシュラーバッハ周辺は天候に恵まれていた。一ニ人は途中、駅や兵站施設で馬を乗り換えて、早ければ両日中に中村からの返事を携えて戻って来る予定だった。


 無論、その帰りをただ待っている訳にはいかない。敵軍について少しでも多くの情報を収集して集積して分析しておく必要があった。今の内に独力で打てる手があるかどうかも考察せねばならない。サトーは参謀総長と討議を始めた。開戦から久しく鈍っていたサトーの頭も今ではフル回転、冴えに冴えて、本人にすら止められないぐらい熱烈に活動していた。


 サトーはまず藤川隊の使い方について決断した。これまではその一部を以て敵軍主力の情報収集に差し向けていた。全力を以てしても敵軍全体を監視出来る訳ではなく、むしろ降雪や咄嗟戦闘で兵力を無駄に損なうかもしれず、貴重な決戦勢力でもあるということから使い惜しんでいた。その使い惜しみを止めると言うのだった。


「騎兵連隊に与え直す命令は二つよ。ひとつは敵の先鋒部隊(捜索部隊)の動向の監視。とにかく、今、どこで何をしていて、どれぐらいの物資を手持ちにしていて、どの部隊がどこの部隊を目の敵にしていて、日に何度の補給を後ろから受けていてとか、見えるもの聴こえるものは漏らさず記録して持ち帰って頂戴。現在、我々は敵が仲間割れしているという仮定に従って動いているけど、それがもし間違いだった場合、大損害を被るわ。取り返しが付かなくなる。その前に事実確認をね。吹雪の中で悪いけど無理をして貰うわ」


「事実確認?」藤川は尋ねた。つい数分前まで連隊の様子を見て回っていたので肩と頭に雪が溶け残っていた。


「でも、中村には、あれが事実だみたいな感じで命令文を送ったよな」


「余計な心配をさせないためよ。かもしれないだと不安にさせるし、対応がニブくなるかもだし、何より事実を確認してからだと間に合わなくなるかもしれない。ま、そんなことはどーでもいいのよ」


「ふうん」藤川は両手で口元を覆った。熱い息で悴んだ手を温める。「で、もうひとつは?」


 このとき、我々はシュラーバッハから半日のある農村に寄宿しており、サトーはその村長の屋敷で寝起きしていた。軍服を着替える手間を惜しむもんだからせっかくの赤色が薄汚れていたし、ソファで寝るから髪の毛はボサボサだし、一切の威厳らしいものを感じさせなかった。ただ、暖炉の側の席を自分ではなく藤川と奴の幕僚らに与えて、自分は寒い部屋の隅で貧乏揺すりをしているのが、俺には無性に誇らしかった。


「今までより後ろに潜り込んで貰うわ」


「具体的には?」と訊いたのは実質的に連隊を切り盛りしている藤川んとこんの幕僚長だった。地味な顔立ちではあるが、しげしげと観察すると、どうも気が強そうではある。彼女の肩と頭にも白いものが積もったままだが、その量が藤川に比べてまだしも少ないのは、藤川が男気を見せた証拠なのだろうか。


「主力の後方」サトーは自分の髪が焦げてくるくるになっているのに気が付いた。その毛を指に巻き付けた。「敵軍の兵站線を直に見て来て貰うわ。後方の真後ろにある物資集積場を探して来て。で、可能であればそこに積まれてある物資量についても記録してくるように。後でまた詳しいことは話すけど、スキと暇と余裕と効果があるようなら、そうね、陸上における通商破壊というか、そういうことを貴方達にはやって貰おうと思ってるから」


 幕僚長はムッとした。簡単に言ってくれるわねという顔だった。サトーはニッとした。「敵は三個旅団。各部隊毎に捜索部隊を繰り出している。そうだったわね、幕僚長」


「はい」幕僚長は良い度胸をしていた。胸を張っている。良い度胸でしかも良いお胸をしていらっしゃる。


「三個旅団がそれぞれに捜索部隊を送り出した場合に起きそうなことと言えば、まず対抗意識で無駄に走り回って疲れ果てるのと、後は何だと思う?」


 幕僚長はハッとした。藤川はサトーを見て、幕僚長を見て、参謀総長まで見てから、


「え? なに?」トボけた。俺の方はなんで見ないんだ、オイ。


「捜索担当地域を」幕僚長は藤川に教えた。ただし、その仕草は事実を確認している風で、教えるという行為に含まれる尊大さが全く無かった。賢いコらしい。


「押し付け合うことが考えられます」


「そう」サトーは頷いた。「そこからそっちはそちらさんで。いえいえそこはそちらさんでとかそんな具合に。特に敵は啀み合ってるようだから。そういう場所を見付ければ後ろに潜り込むのはそう難しくないわ。既に敵の部隊配置はそれなりに分かってるから、地図としっかり話し合いさえすれば、敵の捜索がどの辺りでは甘いかが直ぐに分かる筈よ。地形が強い場所(地形が複雑な場所)を探しさえすればそこがビンゴでしょうから。本隊が敷いてるだろう哨戒線は面倒だろうけど、それについては迂回してやり過ごすか、雪を利用する形で。最後に注意点を述べておくわ。敵部隊の監視はいざというときに備えて一個中隊に火砲を備えて行くこと。後方へ潜り込む部隊については少数を吟味するように。あ、それから、幕僚長、貴方ね、良く働いているようね。今後とも頑張りなさい。行動計画が練れたら私にまた届けてくれるように」


 幕僚長は張り切って出ていった。藤川は何が何だか分からないと言っていた。大丈夫かアイツは。

 一月二日の払暁に出撃した藤川の連隊は、早くも敵の先鋒部隊を発見してその動向監視を始めていた。捜索網の抜け目も把握しつつあるらしい。それから三日夕方に送られてきた定時報告によると、敵主力は、吹雪をやり過ごすために進軍を一時停止しているとのことだった。サトーはこれを神が与えてくれた千載一遇のチャンスだと両手を打って喜んだ。奴はお腹が痛いときとこういうときだけ神様を信じる。都合良く。兎にも角にも、これで敵がシュラーバッハに到着するのは早くても一月一四日辺りということになった。このままコトが横滑りしていくならば何もしないでも更に遅れてくれるかもしれない。


 中村からの返信は敵が進撃を再開した一月四日の深夜に届いた。返信の内容は概ねサトーが期待していた通りだった。現在、午後の死において最大の牽制を誇る商会――ラボス商会は中村の飼い犬で、それが全国各地に備蓄している車軸やら食料やら弾薬やら銃やらを軍に適正価格で融通してくれることになった。ラボス商会からの声掛けによって他の商会の協力も見込めた。いざというときに(まさにいまのようなときに)頼れるコネを作っておいた中村の手腕は流石だった。


 期待以上のものもあった。中村は余白部分に『“馬車の車軸も出来れば確保するように”とあったので確保の為に動いている。必要かもしれないので車軸以外のパーツや馬車そのものも用意出来るように動いておく。南部の馬車についてなら私より詳しい者はいない』と意見を書いていた。


「彼は勤勉ね」手紙を読み終えたサトーは言った。目の下に濃い隈が浮かんでいる。各旅団宛の命令書を作成したり、独立第一三連隊を使ってシュラーバッハの地形を丹念に調べ上げたり、第一連隊を動員して兵站路の整備に努めたりと、彼女は七ニ時間ぶっ続けて働いていた。俺の手も血豆だらけになっている。(我々は連盟からログ・アウトしなさいよ勧告を受けないようにゲームに出たり入ったりしていた)


 中村は御前会議の席で参謀長の言葉――『敵軍が使っている馬車の性能は云々』――に唸った。あれには相応の事情がある。つうか相応の事情もないのに唸るような奴とは一緒に仕事したくないよな。まあいい。彼は第二回大陸会議にサトーと共に出席した。第ニ回大陸会議の議題は『ウファツェア山脈に出現した大規模な匪賊NPCを当事者国であるチョットだけでは討伐し切れないんで何処が助けに行くか』だった。


 午後の死としてはなんとしても自分らで支援を担任したかった。と、言うのは、ひとつには対南部情勢があった。急激に近代化する南部に午後の死の実力をアピールしておく必要があったし、ここで助け舟を出せば、チョットとの外交関係が強化される。チョットとの外交関係が強化されればどうなるかは、あー、この学院戦争の推移を見れば分かるだろ?


 会議初頭、あちらはあちらで我々に対する外交上の必要から――何時までも格下に見られていては色々と不都合なので――南部は自分達の出征を主張した。両軍で連合軍を成立させるとしても主は南部で担任したいと訴えたのである。午後の死と南部は激しく鍔迫あった。午後の死としては南部に無駄な経験を積ませたくない。地の利を得られるのも厄介だ。単独での援助を強く訴えていた。勿論、お前らが邪魔だから単独でやりたいとは言えないので、南部はそもそも連合軍みたいなものになるから指揮系統が云々だとかそれらしい理屈を並べてはいた。チョットからすれば『どっちでもいいからとっとと助けてくれや』てな話だ。


 議論は水平線を辿った。そこで中村は一計を案じた。当時、南部では馬車の在庫がダブつく事態が深刻化していた。経済発展に応じて物流需要は爆発的に増大し、実際に物流は加速していたが、砂漠の国々だけあって道路本数はそうポンポンとは増えない。各地の幹線道路で渋滞や事故が相次いだ。結果、馬車需要は物流の需要に比べると不自然な程に伸び悩んだ。しかし、物と金の動きにだけ注目した各地の商会や工房は馬車を量産し続けていたのである。(最初は作れば作るだけ売れたこともその量産に拍車を掛けた。ついでに言っておくならば、“今は売れなくてもそのうち道路が増えたら売れる”とか“なにしろ南部の馬車はあれだから”とか見込んでむしろ増産するような工房もあった)


 馬車の生産が全てですみたいな工房もある。馬車の販売が全てですみたいな商会もある。南部は経済発展の前から物流大国だ。換言すると、それらの工房や商会は南部においてそれなりの影響力を持っているのが普通だった。もし在庫がダブつき続けて経営が左前になったら面倒が出来する。工房や商会相手に商売している銀行並びに両替商も破綻し兼ねない。中村はそれらの在庫を北部で引き取る代りに、と、南部に突き付けたのである。


 双方にとって悪い条件ではなかった。北部は南部より開発が先行しているだけあって道路本数に不足はないし、そもそも砂漠じゃないんだ、無理をすれば通れない所はなく、輸送力は慢性的に不足しがちでもあった。南部は幾らか渋る演技をした後で中村の条件を飲んだ。これで第二回大陸会議はめでたしめでたし――とはならなかった。


 南部の馬車は北部のそれとは違う。決定的に違うのはその信頼性だった。


 唐突ながらここで、サトーじゃないが、兵站というものの一側面について考えてみよう。なあ、例えばなんだが、軍で使う馬車ってどんなのがいいかね。最新式で壊れ難くてみたいなのが大正義なのか。実はそうでもない。何が素晴らしいかは国家財政や地形や政情にも左右される。


 物凄く馬鹿らしい気もするが、ここに最新式の馬車があって、それは従来のものより一・五倍の物を運べると開発した工房が説明しているとする。では、それを採用する前にどんな手続きが踏まれるか。『本当に一・五倍なの?』と検証する作業がまずある。検証には専門家を呼ばねばならないからその人件費が掛かるし、実際に走らせる場所を選定する手間もあるし、そういえばどんな状況でどんな検証をするべきかも考えなきゃだよな。走った御者に意見や感想を求める作業もあるな。


 検証が済んで、セールス・トークが間違いでなかったことが分かっても、それで採用とはいかない。その馬車を何年計画でどれぐらい買い込むかを決めなきゃならん。馬車が変わると車体のサイズが変わる訳だから操作感覚が変わるし、荷積みの手順や梱包手順も変わるだろうから、その教科書も作らなきゃだな。作った教科書は印刷してから各地の部隊に配って回る。配った教科書を元に各部隊の担当者は再教育を受けなきゃならない。この再教育は普段の業務と一辺にやると大変だから別に時間を設けないと。あっ、そうすると普段の業務に穴が出来ちまうかもな。人を増やさないとか。忘れてたが、馬車を新調したら、今までと同じスペースに保管出来るか? 出来ないなら別の場所を探さないとな?


 晴れて採用されたとしてだ。馬車にはメンテが欠かせない。幌が傷めば雨が差し込んで積荷が腐る。車軸が簡単に折れるのは何度か触れた。この定期的なメンテにも人が要るが、新型になると、前より人手を増やさないとだったり手間が掛かったり、後は、そう、特別な道具が必要だったりしないか? 事故のときのリスクはどうだ? 前より積荷が増えたから事故り易いかもしれん。それで事故ったとき、事故った馬車を始末したり、或いは修理するために別の場所に運ぶのにも馬車と人手が必要だ。ぶっ壊れた馬車を廃棄するのにも金と人が要るよな。


 よし分かった。なら壊れる前に一定期間毎にパーツを総交換するようにするか。その“一定期間”って誰がどうやって決めるんだ。決めても確実に現場がそれを守る保証はあるか。徹底するにはココでも金と人だな。現場でパーツをどれぐらいの期間、どのぐらいの荷重で使っているか、記録する役職も設けた方がいいだろう。また金と人が増えるな。よかったね。この他にもパーツが簡単に調達可能か、調達可能だとして交換するのにどれぐらい時間が掛かるか等など、採用前に(採用後にも)考えるべきことは無限にある。軍が新製品を採用するのは、民間でもそうだろうしだからこそこの話をしたんだが、旧式品を新製品に取り替えるメリットが取り替える為のコストを抜群に上回り、且つ置換によって業務が以前よりも効率化される場合が原則なのである。(この原則を守らず視聴者サービスとか言って装備を無秩序に更新しまくったから午後の死は大変なことになっている。少なくともそういう側面はある)


 ……で、南部はこの辺りについてある種の開き直りをしていた。南部は砂漠だ。ちょっとしたことで馬車がぶっ壊れる。そう、馬車はどうせ直ぐにぶっ壊れるのだから、画期的な性能を持った新型なんて揃えたところで金の無駄だ。複雑な機構を持つ新型であればあるだけ壊れて修理する際に金と人を食われるということもある。それなら旧式を使い倒せばいい。お分かりだろうか。南部は“壊れ難いけど壊れたら修理するのが大変”なものより“ぶっ壊れたら取り替えればいい”をモットーにしていた。


 南部の馬車は脆いのである。サトーが今度の作戦を考案した背景にはこういう事情も絡む。なお、アメリア大陸北部はやがて南部を圧倒的に凌ぐ物流網を完成させる。これは単純に馬の品種改良に成功したり絶対数が増えたからだってのもあるが、南部のこういう馬車を取り入れたことで馬車事故が多発するようになり、国を挙げて馬車や道路の改革に乗り出すからである。ま、後代の話だ。


 一月六日の夜である。定期郵便でサトーの所に書簡が届いた。親方と呼ばれる人物からだった。それは中村から問い合わせを受けたので、南部で一般的に使用されている砲車の形状や特徴、それから車軸の規格などについて回答した旨の報告だった。親方はこう書き添えていた。『ウチではまだ局所的で実験的にしか行っていない工業製品の規格化を南部ではかなり推し進めている。南部は連合軍だからパーツを規格化して共有出来るようにしとかないとならないんだろう。この戦いに勝ったらウチでも全面的に始めるとしよう。期待している』


 サトーは頬を緩めたが、数時間後、その頬はキュッと硬直することになる。大顕で、何匹もの馬を使い潰してやってきた伝令が、


「要請された物資を前送するべく帝都を出発した河川艦隊の旗艦が転覆して大事故を引き起こした」と言うのである。あーらら。





親方は『番外編2章46話/学院戦争 - 7(花見盛)』に名前だけ登場。


次回更新は、少し間が空きますが、11/25(水)を予定しています。

次は朝更新。不定期ですンません。

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