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俺たちの共同学園生活  作者: 雪風 セツナ
1学期編 ~中間試験~
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第40話

ようやくここでGW終わりました…。

長くしすぎたかもしれませんが、始まってしまうと描写も少なく試験一直線になってしまうので、どうしようかと思ってました(;^ω^)

リビングで俺たちが時間を潰していると、しばらくして彼女たちが話しながらリビングまで降りてきた。


「あら、ここにいたのね。」


千春はリビングに入ると、先ほどのような様子は見受けられず、俺たちが2階にいると思っていたような反応だった。

舞依も俺たちがこっちにいると思っていなかったような様子でいて、なぜか正悟の方をじっと見ていた。


「ああ。2階にいるよりもこっちにいた方が千春たちとも話もしやすいと思ってな。」

「話?」

「ここに来る前に女子に絡まれたとも言っていたからな。俺たちが把握していない情報を正悟たちは外に出たから持っているだろう?」


俺がそう言って正悟の方を見ると、彼は仕方ないというリアクションを取り、


「持っているぜ?けど、そこまで本当に大したことじゃないからさ。」

「それでも情報を共有していた方が明日起こりそうなことを予測しやすいだろう?」

「わかったよ。」


正悟はそう言って、彼女たちにも座るように言って話を始めた。



「と言っても本当に大したことはないぜ?」


正悟はそう前置きをしてから、昨日の買い物の最中にあったこと、今日の女子寮の前であったことを話してくれた。


取りあえずわかっているのは先輩の中にも俺を探して何らかの要求がある人が一定数いること、クラスメイトも含めた同学年には相棒の地位を打算的な考えも持って探していることがわかった。


「…とまぁこれが俺たちの巻き込まれたことだな。」

「そうか、迷惑をかけたな。」

「大丈夫だ。それに寮の方は寮長が騒ぎにしないように注意をしたみたいだぜ?」

「…私の方も同じ。寮長があまりに騒がしいから怒ったみたい。」

「おそらく寮長はどの学生に対しても平等に接するみたいだぜ?領内の秩序に関してだけだろうけどな。」

「なるほど。」

「それとこれは、今話すことじゃないかもしれないけど序に言っとくぜ。詩音と一と寮で会ったんだけどよ、あいつらも心配しているみたいだし何か協力をしたそうにも言ってたから何かメッセージぐらい入れといてくれ。」

「そうか、わかった。ちゃんと連絡をしておく。」

「俺からは以上だ。他に何かあるか?」


正悟はそう言って俺たちの顔を見回したが、特に何も意見は出なかった。

しかし、正悟と舞依は少しの間見つめ合って何かやり取りをしているようにも思えた。


彼らが何も言わないということは俺たちには言う必要がないことか、まだ話さないと決めていることなのだろう。

俺はそう思って彼らのやり取りについては特に言及しなかった。


「じゃあこの話は終わりだな!」

「そうだな。ところで正悟。」


正悟は話を終えたという様子でいたが俺に呼び止められて、何かあるのか?と疑問を感じたような面持ちでこちらを見てきた。


「この後何かやることはあるのか?」

「特にないが?何かあるのか?」

「それならちょうどいい。ここにいるのはそこまで問題があるメンバーじゃないからな。」


俺がそう言うと、千春や舞依も含めて疑問を浮かべていた。


「これから少しでも勉強をしておく。正悟は以前の確認テストの時でさえも泣きついてきている。今後も助けてやれるとは限らないからな。」


俺がそう言って正悟をじっと見ると、正悟は視線をそらそうとしたが舞依からもじっと見られお手上げということになり、


「わかったよ、やるよ、やる。」


正悟は、観念して俺たちからこれまでの復習を時間いっぱいまでやらされた。


教えていたのは俺と舞依で、千春が夕飯の用意をしていた。

途中からは俺一人で付きっ切りで教えることになったが、もともとがそこまで悪くないおかげで何とか出来たと言えるかもしれないが復習をほとんどしていないだろう現状で試験も何とかなるのかはわからなかった。



夕飯を終えてからは千春も加わってこれまでの復習や今後の予習を進めていた。

ほとんど勉強を自分でしない正悟にはきつかったようで、何度も休憩をとっていた。

人の集中力はそこまで持続しないことは分かるが、真面目モードでない正悟の集中力はほとんどないと言えたかもしれない。


俺たちはそんな正悟に呆れてしまったが、自分の学習の時間も大切なので自分のやるべきことはしっかりとやり正悟には手が空いたときに教えるようになった。


風呂を入れて各自が入り終えるまではリビングで談笑をしながら勉強をしていた。



「そろそろ時間も遅くなってきた。休み明け早々に遅刻するわけにもいかないし部屋に戻って休むか?」

「そうだな…。俺はもう疲れたから休ませてほしい。」

「それはあなたが普段から勉強をしていないからでしょう?」

「…少しぐらいはやるべき。」

「わかってるよ…。」

「まぁ正悟も疲れているしこれ以上はやっても無駄だろう。」


俺がそう言うとリビングで広げていた勉強道具やカップなどを片付けて俺たちは部屋へと戻ることにした。


「おやすみなさい。」

「おやすみ。」


俺たちはそれぞれの部屋の前へと移動をすると、就寝のあいさつをして部屋に入った。


「さて、寝る前に正悟に聞きたいことがあるんだが。」

「ん?何かあるのか?」

「他に何か言うことはあるのか?」

「どういうことだ?」

「いや、特にないならいいんだ。」

「………何か気付いてるのか?」

「正悟はともかく舞依はこの家にいる間はわかり易いと思うぞ?目線が何度も正悟にいっているうえに、正悟も何気ない時に舞依を意識している節があった。」

「はぁ〜…。思ったよりも早かったかもしれないな〜、明日驚かせてやろうと思っていたのに。」

「ということはそういうことでいいのか?」

「ああ。寄り道の時に相棒を申し込んだ。」

「そうか。」

「そこまで意外じゃないってところか?」

「俺に相棒のことを聞いてきたときから考えているだろうと推測はしていた。相棒の形はそれぞれの形でもいいとは思うが仲違いをしないようにしてくれ。一緒に生活をしていくうえで一度ぎくしゃくしてしまうと、今後に影響もあるだろうからこういった形で集まることもできなくなるだろう。」

「あ〜、そう言う可能性もあったか。まぁ大丈夫だ。そうならないようにはするから!」


正悟はそう言って笑いかけてきた。

本人も問題ないと言っているのでこれ以上は何も言わない方がいいと思い、俺は特に何も言い返すこともなく寝ることにした。




―――――5月7日



朝はいつもと同じように行動をした。

筋トレをしてからシャワーを浴びる。その後は千春と正悟、舞依に挨拶をして一緒に朝食を食べた。


舞依は昨日と違ってこの日はちゃんと起きられたようで、目が覚めた状態でもぐもぐと昨日よりも多く朝食をとっていた。


朝食後はゆっくりできる時間も確保しているので片付けや、天気予報を見て洗濯物を干してから学園に向かうことにした。


「忘れ物はないか?」

「大丈夫だ!」

「…私も問題ない。」

「大丈夫そうね。」


俺は玄関の鍵を閉める前に彼らにも念のため声をかけてから鍵を閉めた。


「それじゃあ行くか。」

「帰りはここにみんなで帰るのかしら?」

「あ〜、多分だけど俺たちが遅くなるかもしれない。」

「…やることがある。」

「そうだったな。」

「どういうことかしら?」

「舞依は話していないのか?」

「…?…早乙女は話した?」

「ああ。俺が問い詰めたらあっさりと話したぞ。」

「…明日の放課後に話すから黙っていろと言ったのは早乙女。これは罰が必要。」

「えっ!いや、仕方ないじゃん、バレちまったんだから!」

「問答無用。」


俺たちがそんなやり取りをしていると、自分だけが話をされていないと除け者にされたと思った千春は、


「どうやら私にだけ明かされていないようね。そう、私には内緒のことなのね。」


どこか拗ねたような様子で先に行ってしまった。

俺は仕方ないと思い、正悟たちを置いて千春を追いかけていくことにした。

正悟と舞依も後から慌ててついてきたが、どこか申し訳なさそうだった。


ここまでお読みいただきありがとうございました。


また次話もお読みいただけると嬉しいです。


感想・評価・ブックマークもしていただけると幸いです。

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