第25話
スポーツの描写って難しいですね(;^ω^)
私が知っている知識によるところがあるので大目に見ていただけると幸いですm(__)m
10分ほど経ち次のバスが来た。
そのバスから降りてくる人を見ていると、詩音、響真、一、正悟の姿が見えた。
どうやら彼らも同じバスになったようで一緒にこちらに向かっていたようだ。
降りてきた彼らも俺たちの姿を確認できたようでこちらに向かって歩いてきた。
「おはよう!久しぶりだね!」
「おはよう。確かに休みの間に会っていなかったから久しぶりといえば久しぶりだな。」
「どうだった、この休みは?」
「まぁまぁだ。」
詩音は俺のところに来るなり挨拶と同時にこの休みの間のことを聞いてきた。
「よお、おはよう。」
「おはよう。」
「詩音はお前らと会えるのを楽しみにしていたようだから、朝なのにこんなにテンション高いんだ。」
「そういうことか。保護者も大変だな。」
「俺は保護者になった覚えはねえよ。」
俺が響真と話し始めると詩音は秀人にも同じように声をかけていた。
俺と響真はそんな詩音を見ながら挨拶をしてから軽く話していた。
「おはよー。」
「よっす、昨日ぶりだな。」
「おはよう。そうだな。」
俺と響真が話しているところで、一段落したのを見計らって一と正悟が俺たちに話しかけてきた。
「正悟は蒼とも結構会ってるんだね。」
「この島に来てから蒼の友達第1号だからな!」
「そういや、お前らは船で会ってからこういう関係なんだな。」
「そうだ。」
「蒼からしたら、正悟みたいにうるさいのは気が合わないと思うけど、どうして一緒にいることにしたの?」
「おいおい、本人を前にしてそれを聞くか?」
「そうだな。こいつがしつこく俺に話しかけていて流されていたら自然とこうなっていた。」
「そして、蒼も普通に答えるなよ。」
正悟は一からの質問に俺が淡々と答えるから突っ込んできた。
しかし、事実は事実なので特に訂正するつもりもなかった。
「なるほどね。」
「正悟は来てからは蒼にちょっかいかけ続けていたのか。よく迷惑と思わなかったな?俺だったら鬱陶しくてキレるぜ?」
響真も初対面で会ったときから正悟がこんな感じだったら面倒だと思ったようだ。
「まぁうるさいとは思ったが、慣れれば気にならない。それに、鬱陶しいだけで悪い奴ではないと感じたからな。」
「鬱陶しいと言われて悲しいが、悪い奴ではないという高評価に喜べばいいのか…。」
「そこは見捨てなかった蒼に感謝をしていればいいんじゃない?」
「そうか、ありがとう。」
正悟は一からの発言通り感謝を述べてきたが、どこか腑に落ちないという反応をしていた。
俺たちはそんなことを話していると、詩音と秀人もこちらの会話に加わってきた。
「ねえねえ、何話していたの?」
「正悟について話していたんだ。」
「そうか。それよりもそろそろ時間も近い。入口に向かうぞ。」
「オッケー。じゃあ行こうぜ!」
「おう!」
響真が時間を確認して、入り口まで行こうと声をかけたところ、正悟と一を先頭に俺たちは移動を始めた。
俺たちは移動を始めたが、俺たちよりも早くから移動している人たちも当然いて、その人たちについて行く形で受付に向かった。
受け付けは開館したばかりで混んでいたが、そこは受付の人隊が慣れていたのか早くに人を捌けていた。
「おはようございます。何名様でいらっしゃいますか?」
「6人です。」
正悟が代表して答えた。
「わかりました。では、本日はどの程度の時間ご利用になりますか?」
そう言って受付の人は俺たちに利用時間を聞いてきて、プラン表を見せてくれた。
1時間、3時間、5時間、1日の4つのプランがあり、俺たちは5時間か閉店までのどちらかということで意見が分かれた。
結局いつまでいるかわからないが、午後になってすぐ帰るわけでもなさそうということで1日のプランにした。
「1日でお願いします。」
「かしこまりました。では、学生証の提示と料金の払い込みをお願いします。」
俺たちは受付の方に言われた通りの操作をして1日券を購入した。
「では、楽しんでご利用してください。」
「ありがとうございます。」
俺たちは受付を済ませて中へと入っていった。
「最初はみんなどこ行きたい?」
「俺はどこでもいい。」
「初めは軽く体を動かしたい。」
「僕も何でもいいけど、最初から疲れるのはちょっと…。」
「とりあえず行ってから空いているやつやらないか?」
全員の意見はばらばらだったが、正悟の意見を採用して取りあえず奥へと進んでいった。
奥に進むと、エレベーターがあり、上の階にも行けるようだった。
俺たちは少し話し合ったところ、取りあえず上の階から遊んで行って段々と降りてくることにした。
一番上の階では屋外スポーツができるようになっていて、フットサル、バッティング、テニス、バドミントン、バスケットボール、…等々かなりやれるものがあった。
「最初はどうする?」
「希望がないなら俺はテニスかな。」
「みんなはどう?」
「俺は構わない。」
「俺も。」
秀人が希望を出してきたので俺たちはテニスからやることにした。
テニスをさすがに3対3でやるのはきついので、2対2のダブルスを交代でやっていくことにした。
ペアは、適当にじゃんけんで分かれた結果、俺と秀人、一と響真、詩音と正悟になった。
この中にテニスの経験者はおらず、遊びでやったことがあるのは詩音と響真、秀人の3人だった。
最初にコートに入ったのは俺たちと一たちの組み合わせだった。
「それじゃあ、4本先取で試合始めるよ〜。準備はいい?」
「いいぞ。」
「よっしゃ〜かかってこい〜!」
秀人のサーブから試合が始まった。
試合といってもそこまで本格的なものではなく2バウンドもしくはアウトになったら相手の得点という遊びのルールで行った。
ダブルフォルトなどを取っていたらさすがにゲームにならないという考えもあった。
「フッ!」
秀人の打ったボールは対角にいた響真のところまできれいに届き、お手本のようなサーブだった。
「ッラア!」
対する響真は力任せなショットで打ち返してきた。
「フッ!」
俺は初めてではあったが、どうすればいいのか秀人のフォームと響真の打ち返していたときのフォームを参考にして打球を返した。
「えっ、ちょっ、あっ。」
思っていたよりもいいショットが打てたので一は取れずに俺たちがポイントを先取した。
「少しは手加減してくれよー!」
一は抗議をしてきたのだが、
「俺は初心者だ。手加減などできそうにない。」
「俺は勝負で手加減をする気はないが。」
俺も秀人も手加減というものをする気はなかった。
秀人は軽く体を動かしたいと言っていた割に思いっきりやるようだった。
「いいぜ、いいぜ!どんどん来い!」
響真は1点先制されてテンションが上がってきているようで、一は味方であるはずの響真の勢いにされたように困っていた。
続いて、響真のサーブになり今度は俺がそれを受ける位置に移動した。
「オラァッ!」
響真の勢いのあるサーブに対して俺は、今度は一でも取れるようにうまく勢いを殺して返した。
「ハッ」
「セイ!」
一はラケットには当てられたがオーバーしてしまいそうな一に返した。
「あちゃー。」
「まぁいいだろう。ハッ!」
秀人は取らなければアウトになっただろうボールをわざわざ打ち返してラリーを続けた。
そのボールを響真が拾って俺に売ってきて俺が再び響真に打ち返す、ラリーが続きそうだったが、響真の打った打球を秀人が一に返したが、一が空振り再びこちらの得点になった。
「インテリかと思ったが秀人もやるじゃねーかよ!」
「どうも。遊びだがやったことはあるんだ、これぐらいはできる。」
秀人はそう返事をしてから俺にボールを渡してきた。
俺はボールを受け取ると、サーブの構えを取った。
「ハッ!」
俺が打ったボールは狙い通りコートの隅にいき、サービースエースとなった。
「ちょっと〜、蒼も本気で来ないでよ〜!とれないじゃ〜ん。」
一は俺にそう言ってきたが、差が開いてしまったなら速攻で蹴りを付けた方が待たせている正悟や詩音の待ち時間も減るだろうと思い、自分がイメージしたとおりに思いっきり打ってみたのだ。
今回はうまくできすぎたと思ったが、数回繰り返せば今の漢字を忘れなさそうだと思った。
「悪い、悪い、次からはもう少し加減しよう。」
「もう、本当に加減してよー?僕は本当に初心者なんだからさっ!」
そう言いながら一はサーブを打ってきた。
「フッ!」
秀人は難なく来た打球を返して、相手のコートに入れた。
「ラアッ!」
響真は強引に来た打球をボレーで俺たちのコートに返してきた。
「ハアッ!」
俺は何とか届いたので、ラケットに当てて打ち上げる形で相手のコートにボールが返っていった。
「一!思いっきりスマッシュしてやれ!」
「え〜!どうやるのかわからないよ〜!」
響真は打ちあがった絶好球だからスマッシュを打つように指示しているが、初心者の初めにはそもそもスマッシュをどう打てばいいのかわからなかったようだ。
「なら、俺が打つ、一は前に出ろ!」
響真が後衛に、一が前衛に交代して、
「こうやるんだよっ!」
響真は全身を使った豪快なスマッシュを打ってきた。
俺たちは2人とも後衛に下がってスマッシュに備えており、秀人の方に打球がいったので
「秀人!」
「わかっている、ハァァァッ!」
秀人はスマッシュの勢いに押されていたが、何とか打ち返して、ネットにあたったが打球は相手のコートに入った。
「畜生、俺たちの負けかー。悔しいぜ、1点も取れなかったのは。」
「ごめんね、響真。僕が足を引っ張ったから。」
「いや、こいつらのほうが一枚も二枚も上手だったんだ、仕方ない。けど、次は負けねぇからな!」
「ああ、望むところだ。」
「次も勝たせてもらう。」
響真は俺たちに向かって宣言してきたので、俺と秀人も受けて立つと返して、互いに握手をしてゲームを終えた。
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