第14話
今日で書き始めて2か月となりました(・ω・)ノ
これからも頑張っていただきたいと思いますで、温かい目で見守っていただけると幸いです(*´ω`)
「ただいま。」
俺たちが飲み物を買って戻ると、千春と舞依はまだ飲み物に口をつけておらず話して待っていただけだった。
「あら、おかえりなさい。」
「………おかえり。」
「ただいま〜!まだ飲まずに待っていたんだな〜」
「一応一緒に行動しているわけなのだから待っていたのよ。」
「へぇ〜、案外律儀なんだな。」
「あなたを待っていたのは蒼雪君のついでに過ぎないわ。」
「へいへい、そうですか。まぁ、戻ってきたし飲んでもいいか?喉乾いちまったから。」
「いいんじゃないか?揃っているわけだしな。」
俺がそう言うと正悟は買ってきたタピオカマンゴージュースに口をつけ始めた。
千春と舞依も正悟が飲み始めたのを見てそれぞれ飲み始めた。
千春が買ってきたのは、タピオカミルクティーで、舞依はメロンソーダのフロートだった。
俺も彼女らが飲み始めたのを見て自分のコーヒーフロートに口を付けた。
この日は特に暑いわけではなかったが、歩き回っていた自分の身体にフロートの冷たさと甘み、コーヒー自体の苦みがちょうどよく感じられた。
各々が飲み物に口をつけ始めてからは、最初こそ自分が買った飲み物について感想を言ったりして話していたが、以降はそれぞれのことについて話したり、今度の試験について話したりした。
「舞依は、確認テストの出来はどうだったのかしら?」
「………普通?わかったものはわかったし、わからなかったものはわからない。」
「俺は蒼たちに教えてもらった手前頑張るしかなかったけど、さすがに数日で数週間分の授業の総復習はきつかったぜ…。」
「復習をしていない自業自得じゃない。蒼雪君みたいに授業で聞くだけでできる人は稀だわ。」
「一応訂正をしておくが、予習をしてあったから先に内容を理解して確認をしているだけだ。全くの初見で理解しているわけではない。それにこんなことを言うのは悪いが、結局は自分で勉強しないと理解はできないはずだ。教師の話はあくまで俺たちの理解度を上げるためのもので、本来的に自分の学力として定着するものではない。授業を聞いて理解しても勉強した気なっているだけだと俺は考えている。」
「確かにあなたのような考え方もあるかもしれないけれど、先生方の話はわかりやすいから私には聞いているだけでも十分意味のあるものだと思うわ。」
「あくまで俺は教師の授業を否定したいわけではないぞ?ただ、聞いているだけで予習も復習もしていないなら意味がないと言いたいだけだ。」
「そういうことね。」
「………納得。私も予習と復習はしている。それ以外にすることがないから。」
「俺は逆だな〜。やりたいこととやることが多すぎて勉強してない。」
「あなたのそれはサボりの口実ではなくて?」
正悟が復習をしていない理由を言ったが、呆れたような声で千春が否定しながら聞き返していた。
俺としても正悟には悪いが千春に同意であった。
別に勉強よりも優先することがあるなら仕方ないとは思う。
しかし、高校は義務教育には含まれず、己の意思で来ている場所で、学生の本分は勉強だと昔から言われている。
それを踏まえるならば、優先順位として勉強の順位はそれなりに高めていなくていけないと俺は思っている。
「まぁ、言い訳にしか聞こえないかもしれないが、俺にとっては重要なことをやっているんだよ。いつかお前らの役にも立つはずだぜ?」
「はいはい、そんな時が来るといいわね。」
「………期待しないで待ってる?」
正悟は意味深に言ったが、千春と舞依は相手にすることなく話を続けた。
時間は経ち、昼ご飯を食べるにもちょうどいい時間となりこみだしてきたので俺たちはまた交互に注文を取りに行った。
注文したものがそろうのを待っていては時間もかかるということで注文したものが届いた人から食べ始めた。
正悟はラーメンを、千春はカレーうどんを、舞依と俺ははあんかけ焼きそばを注文していた。俺と舞依が同じものだったのは偶然で、各々が食べたいものを注文した結果だった。
示し合わせたわけではないが、ご飯ものもあるにもかかわらずここまで麺類で統一されたのも面白いことだと感じた。
俺たちは食べ終えて、新たに飲み物を買ってくるか、フードコートに置かれたお冷を飲むか分かれたが、それぞれ新たな飲み物を入手して話を再開した。
「そう言えば、今度の試験はどうなると思う?」
「それについては他の人とも話したし、千春とも話したが、情報が少なくて予想できていない。」
「蒼も同じ感じか。俺も他の人にも聞いて回っているけど、同じようなことしか言っていなくてよ。白崎と榊はどうだ?」
「私も予想できていないわ。確認テストをやったことと、理科系、社会系科目は試験があるということしか情報がないもの。」
「………同じく。それに予想をしてもあっている保証もなければ、当てにできない可能性が高い。」
「まぁ、確かに正式に通達がないと分からないけどよ、それでも事前にできることはしておきたいじゃん?」
「確かにな。だが、この時期に連絡がないということは事前に準備が要らないということの裏返しかもしれないな。前日や当日に言われてもできることに過ぎないということだろう?」
「確かにその可能性はあるわね…。少なくとも現状は。休み明けに急に言ってくる可能性もなくはないわ。」
「確かのその可能性もあるが、休みに準備させなくてもいい程度なのだろう?」
「それは…、そうかもしれないわ。」
「わかっていることの1つに2人ないしは複数人で行うということは確かだ。誰がパートナーか、ということも重要になってくる。」
俺の発言に正悟はハッとなっていた。
おそらく複数人を前提とした試験であることを忘れていたのであろう。
「舞依は、誰と組めればいいとかはあるのかしら?」
「………特に。知っていれば楽だけど、知らない人でもいい。」
「俺は試験内容によるな〜。ペアの苦手分野とかで試験やってもどう評価されるかわからねぇよ。」
「あなたの出来ないことの責任をもう一方に押し付けるのね。」
「そこまでは言わねぇよ。けど、たとえばだけど、試験が仮にババ抜きだとするじゃん?ペアの人がめっちゃ顔に出やすくて、騙されやすい人になってババをずっと持ち続けて負けたらどう思う?自分では何もすることができないまま負けるのなんて俺は嫌だぜ?」
「だからこの休みで相棒を作れと言ったんだろうな。」
「ん?どういうことだ?」
「お前のような考えをするのは一定数いる。高あらこそ、自分で先にパートナーを決めろということなんだろう。そうすればペアがランダムだったせいだと言いがかりをつけるやつを黙らせられる。」
「なるほど…。」
「私のパートナーは蒼雪君よね?」
「このまま相棒である限りはそのはずだ。」
「………誰でもいいけど、評価は下げたくない。」
「ん?舞依の評価はどうなっているんだ?差し支えなければ教えてもらえないか?」
「………2700ぐらい?」
「俺より多いのか…。俺は2600ぐらいだ。」
俺が思っていたよりも2人のポイントは高かった。
俺たちは教えてもらったので自分たちの評価についても教えた。
俺の場合はおそらくこの学年でトップにいる2人のうちの片方が俺であるということも含めて教えた。
「蒼がトップか〜、有り得そうな話だな。」
「………うん。もう1人は?」
「え?」
「………2人のうちの1人といった。だから、もう1人蒼雪と同じ評価の人物がいるはず。」
俺は千春と目を合わせて先日の瑞希と出かけたときに起こったことを話すか迷った。
余計なことを言わない方がいいと思ったが、ここで黙ってしまった手前何かあったと言っているようなものだったので仕方ないのでわかっていることを説明した。
「…なるほど。要するにもう1人は自分の記憶にはないが、過去に出会った人物だということか。そして、蒼の記憶はそれを思い出すことを拒否している、こんなところか?」
「簡潔にまとめたらそうなるな。」
「いや、だいぶ大変なことになっているだろ。ちゃんと俺たちにも話してくれよ?」
「わかっているつもりではいる。」
「なら、いいがよ。無理して心配するの俺たちだけでもないんだからな?」
「ああ。」
「………。」
「どうした、舞依?」
俺が話した後に舞依はこちらをじっと見ていたが、何も話すこともなく彼女は目線をそらしていた。
千春はそんな俺と舞依の様子を眺めていた。
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