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俺たちの共同学園生活  作者: 雪風 セツナ
入学編 ~特別試験~
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第37話

本来はそろそろエピローグを書き、幕間を挟んで2章を書こうと思っていましたが、区切りがわからなくなったので1章をもう少し続けますm(_ _)m

俺たちは吉良さんから鍵を受け取り早速それぞれの部屋へと向かった。

「じゃあ、蒼、さおしょうまたね。何かあったら連絡してね!わんわんと響真と秀人は片づけが終わったら買い物にね!」

詩音は俺たちにそう言ってから、部屋へと入っていった。

「ちょっと、僕は“わん”は仕方なく認めたけど、“わんわん”って犬みたいな呼び方は認めてないよ。もぅ。」

一はあだ名がさらに改良(?)されていたことに驚きあきれていた。

「まぁまぁいいじゃないかよ~、“わんわん”。」

正悟はニヤニヤしながら初めにそう呼びかけた。

「他人事だと思ってそう言うけど、人前で呼ばれたら僕は恥ずかしいよ。正悟もこの立場になればわかるよ。」

拗ねたように一がそう言うので、

「悪い、詩音も悪気があったわけじゃないんだ。すまない。」

「いいよ、もう仕方ない。けど人前ではやめてほしいかな?」

「俺からもそう伝えておく。じゃあ俺も部屋に行く。何かあったら言ってくれよ。」

響真もそう言って部屋に入っていった。

「俺も行く。またな。」

「ああ、お疲れ。」

秀人もそう言って部屋へ行くので俺からも声をかけた。

「じゃあ僕も。またね~。」

「じゃあな~。よし、じゃあ俺も部屋に行くよ。終わったら連絡するから今度は蒼もグループの会話参加してくれよ?」

「わかっている。またな。」

そう言って俺たちも部屋に入っていった。



部屋は一度試験で見たのと差はなかった。俺はベッドが置いてある部屋へ行き、机に持ってきた小説を、クローゼットには服や下着をしまっておいた。脱衣場には部屋風呂と洗濯機があったので昨日に着ていたものなどを洗濯機に入れたが、洗剤がないことに気が付き洗濯は後回しにした。

リビングにはテレビや机、いすがあったがそれだけだった。殺風景だから観葉植物でも置いてみるといいかもしれない。部屋を眺めてからどのように自分好みの部屋にするかを考えた。

少しの間考えていたが、キッチン周りがどうなっているか気になり今度はそこの確認をした。確認してみた結果、一応食器や箸が一セットはあった。しかし一人分の食事とはいえ皿の数や用意されていた調理器具というものを確認してみるとお世辞にも充実しているとは言えなかった。

(この辺りのものは新しく買う必要がありそうだな。)

俺はそう思いながら、頭の中に買うものリストを書いた。冷蔵庫の中や調味料と言ったものを確認したがそのあたりのものは一切何もなかった。今晩の食事のことも考えると、買わなくてはならないものが多くなりそうだと思った。

(常備薬や洗剤と言ったものも含めると一度に買うにしては多いから分ける必要があるか?)

部屋に入り片付けや買い物リストについてまとめたが気づけば一時間ほど経っていた。

正悟からはグループのトークを確認するように言われていたことを思いだし、確認してみると未読のメッセージがそこそこ来ていた。会話を見てみると買うものが多いという話と、どこに買いに行くか、という話だった。途中からは俺に発言を呼び掛けるものがあった。

だが、俺が全く発言していないことと既読もついていないことから俺が見ていないと判断してからは俺を待つという流れになっていた。


「すまない、ようやく整理と買うものリストがまとまった」

「ようやくきたか」

「やっときたわね」

「おそい」

「思ったより形式的に整えた物しかなくてな。必要なものの優先順位も考えていたから余計に気付くのが遅れた。」

「そういうことなら仕方ないわね。」

「ここまでの会話の流れは見ているか?」

「見てある」

「それなら、どこに買いに行く?俺はショッピングモールを観に行きたい。白崎と榊はデパートでいいっているけど」

「俺も今回はデパートにしてほしい。一度はショッピングモールも見てきたいが、如何せん買うものが多すぎる」

「それならデパートにするか。一対三じゃ仕方ない」

「わるいな、今度行こう」

「行きたければ一人で行っても構わないのよ?」

「早乙女一人で行くべき」

「二人して俺だけを仲間外れにしようとするなよ!?」

「そんなつもりはないわよ」

「被害妄想」

「蒼、彼女たちの当たりが強いのは気のせいだろうか?」

「そんなことより、何時に行く?昼飯をどうするか考える時間だ。」

「スルーされた?」

「早乙女君は黙ってて。そうね、お昼を済ませてからバス停でどうかしら?目安は13時頃」

「大丈夫」

「なら、俺もそれを目安にする。」

「俺の話を…。まぁいいや了解。」

「無理しなくていいのよ、早乙女君?」

「無理してないから!」

「そろそろ正悟を弄るのはいいだろう?俺は適当に買いに行く、また後で。」

「わかったわ、また後で」

「また」

「はぁ、俺で遊ばないでくれ…」



俺はメッセージを一通り確認して、端末を持って外に出た。

「よお、一緒に行こうぜ。」

玄関を開けると正悟が部屋の前で待っていた。いつからいたかわからないが、俺が昼飯を買いに行くことを予想していたらしい。

「いつからいた?」

「ん?俺が弄られだしたころかな。もともと買いに行こうとしたところで時間の話になったからな。それで昼飯が~って言いだしたから少し待っていれば来るだろうなって。」

「なるほどな。」

俺はそう言って先に行こうとしたが、すぐに正悟はついてきた。

「コンビニだろ?あそこなら色々買えるしな。俺も買うもの多いし。」

俺たちは何を買うか、何が必要になりそうか、ということを話しながらコンビニに向かった。コンビニでご飯を買い続けているからそろそろ健康にも気を付けたいとも思った。如何せん部屋が決まっていない状態では調理もできなかったが、それでもコンビニのおにぎりやジャンクフードしか食べていないのは体によくなさそうである。


コンビニ着くと思ったよりも人が来ていた。しかし、学園の方へ戻っているので先に買っていればよかったかと後悔した。なぜなら弁当の類が結構買われており品数が少なっていたからである。

「なぁ、蒼、結構みんなコンビニに買いに来ているみたいだぞ?しかも、生活用品も結構品薄状態だな。」

「そうだな…。ここが一番寮から近いからな、その弊害だろう。俺もこれは予想していなかった。」

俺たちは残っている品から昼ごはんと、生活用品の残っていたものから普段使用していたものを探して購入した。さすがに普段使用していないものから選ぼうとは思えなかった。コンビニで買えたのは歯磨き粉や予備の歯ブラシ、マスク等で、そこまでこだわりがなかったから普段使いの物を買ったというのもある。


レジが並んでいたので少々時間はかかったが寮に荷物を置いて食べることができるくらいには時間に余裕があった。

「じゃあさっさと食って待ち合わせ場所に行こうぜ。のんびりして遅刻したら確実に文句をあいつらは言ってくるだろうからな。」

そう言って正悟は部屋へ入っていった。俺も買ってきたものをリビングにまとめておき、今買ってきたものを買うものリストから削除し、あとは何を買わないといけないかメモをしておいた。それを終えてから昼ご飯を食べた。

(この島に来てから一人で飯を食べるのは初めてか…。)

そんなどうでもいいことを考えていると食べ終わったので出かける用意をした。


正悟もすでに食べ終わっていたようなので二人で待ち合わせ場所に行くと、まだ二人は来ていなかった。

「10分前行動ができてよかったな。」

「本当それだ。いや~、待たせていないかヒヤヒヤしたぜ。」

「そんなに気にすることないだろう?」

「いやいや、あれだけ言われると少しは傷つくぜ?タイミングが悪ければ俺も気にしちまいそうだし。」

「さすがに彼女たちも空気は読むだろう。」

「だといいがな…。」

そう話していると、およそ5分前となり彼女たちもやってきた。

「………遅くなった…?」

「待たせてしまったかしら?」

二人は到着するなりそう言ってきた。

「いや、おれたちもさっききたところだ。そこまで待っていない。」

「蒼、そこは一言余計だぞ?今来たところだって言っとけばデートのカップルみたいだったのによ。」

「早乙女君が今後言うことがないセリフね。」

「いや、俺だっていつかは言えるセリフだし!」

正悟はむきになって言い返していたが千春は「どうかしらね」とあしらっていた。

それから間もなくバスが来たので俺たちは昨日に引き続きデパートへ向かった。


ここまでお読みいただきありがとうございました


また次話もお読みいただけると嬉しいです


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