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俺たちの共同学園生活  作者: 雪風 セツナ
入学編 ~特別試験~
32/162

第31話

いつもより長くなり、区切るところがここでよかったのか?と自分でも思うようなのでもしかしたら修正するかもしれないですm(__)m


書き始めてちょうど一月になり、読んでいただける方も増えてきて嬉しいです!

これからも頑張りたいと思いますので是非これからも読んでほしいです(*'ω'*)

少し待つと俺たちも用紙を提出することができ、今日中にやるべきことは終わった。そこで俺たちは解散してそれぞれの合宿所で休むか、まだグループで行動するか話し合った。

「さて、これからどうするか。一応これで今日やるべきことは終えたわけだが、何か提案があるか?」

「俺はさすがにそろそろきついし、合宿所でシャワー浴びて休みたいかな。」

正悟は疲れた様子でそう言った。ほぼ2日間休まずに活動をしているわけで一息ついたらどっと疲れが出てきたのだろう。俺も同じだからその気持ちがよくわかる。

「………私は特に。」

舞依は特に言うことはないということで俺たちに判断を任せるようだった。

「そうか。千春はどうだ?」

千春はまだ何かを考えているようだったが、

「…そうね。解散でいいんじゃないかしら?みんな疲れているのでしょう?私はまだ考えたいことがあるけれど、一人で落ち着いて考えたいわ。」

彼女も解散でいいということなので一先ずこの日の活動を終わりにして俺たちは合宿所で休むということにした。

「なら、今日はこれで解散だな。」

俺は三人を見渡してそう言った。

「明日はどうする〜?また集まるか?」

正悟は解散する前に問いかけてきた。

「俺はどっちでも構わない。」

「………私も。」

「ご自由に、ということでいいかしら?」

俺たちは積極的に集まる意思はなかったが、集まること自体は拒否しなかった。

「おいおい…。んじゃあまぁ、明日起きてからどうするか話そうぜ。グループ作っとけば話もしやすいだろ?」

そう言って端末を操作しようとしたが、

「そういや、俺は二人とも連絡先もらってなかったか…。蒼〜、グループ作ってくれない?この二人に頼んでも連絡先教えてくれなさそうだし。」

二人の連絡先を持っていなかったことを思い出し、一人で落ち込むとすぐに切り替えて俺に頼んできた。確かに俺は連絡先を持っているが、グループを作ってしまえば連絡先は追加できてしまう。作ってもいいか?と目線を向けると、舞依は目線から読み取れないが特別拒否しているようには見えなかった。千春はため息をつき、

「仕方ないわね。」

とグループを作ることを拒否しなかったが、

「早乙女君、グループに入ることは構わないけれど、勝手に連絡先を追加することは許可していないわ。その点は覚えておくことね。」

正悟にくぎを刺すことを忘れていなかった。そこまで追加されたくないことかと思わなくもないが、それが彼女の意思なのだろう。もしかしたら過去に何らかのトラブルがあったのかもしれない。

「わ、わかったよ。けど、せめてグループでの発言には答えてくれよ?」

正悟も何かしら言われるとは思っていたようで、最低限反応してもらえるように言っている。

「それぐらいはかまわないわ、不要なことで呼びかけてこない限りは参加するわ。」

千春もそれぐらいはするといってくれた。舞依は何も言っていないが、正悟と千春のやり取りを見ているだけだった。



「それじゃあ私たちは行くわ。」

グループに参加すると千春はそう言った。舞依と一緒に合宿所へと向かうようだった。

「わかった、こんな時間だから合宿所まで送っていくか?」

気を付けるに越したことはないが、既に一度俺たちは襲われている。そのことを踏まえると夜道を女子二人で帰らせていいものかと思ったのだ。学園の敷地内にあるのだから合宿所はそこまで遠いわけではないが、男子の合宿所とは少し離れている。送っても手間にはならないと思いそう提案したのだ。

「…そんな気遣いをしてもらえるとは思わなかったわ。送ってもらえるならそうして貰いたいけど、その…、迷惑じゃないかしら?」

千春は言われて多少不安になったのだろう。

「俺から提案しているんだ、迷惑ではない。敷地内でも本当に安全なのか疑っている俺がどうかしているのかもしれないしな。」

俺は自嘲気味にそういうことで場の空気を少し軽くしようとした。正悟は俺の意図に気づき、

「まぁまぁ、みんなで移動した方が楽しいってことでいいだろ?それに、ここまで一緒だったんだからいけるところまで一緒でいいだろ?」

意味の分からない理由をつけているが彼らしい言い分だった。

「そうね、お言葉に甘えさせてもらうわ。榊さんもいいかしら?」

「………舞依でいい。」

と千春にも名前で呼ぶように言ってきた。

「…舞依さんもいいかしら?」

「………さんも要らないのに。」

「敬称をつけるのは癖なの、ごめんなさい。舞依…、もいいかしら?」

そう聞くと、彼女はコクンと頷いた。


学務課から合宿所へと向かったが、体育館の近くにあり、男女で反対側にあるという程度の距離であるためそう遠くない。女子の方が本館に近いため、男子合宿所へ向かう道中に遠回りする程度だった。女子合宿所へと着くと、近くにはそれなりの女子がいて男子である俺と正悟は浮いているような感じだった。時折視線を感じては何かを囁かれているようで居心地はよくなかった。俺はそこまで気にしていなかったが、正悟は気にしているようだった。

「ここまででいいわ。今日は本当にありがとう。」

千春がそう言うと、舞依もありがとうと言ってくれた。

「ただ、これだけ視線を向けられたりしているのだから少しは反応してくれてもいいんじゃないかしら?普段と違った反応が見れることを期待したのだけれど。」

千春は少し残念そうにしながらそう言ってきた。

「悪いな、こういう視線には慣れていてな。もっとわかりやすい視線もあったしな。それに正悟のような反応を期待していたようだが、もともと俺は周囲のことはそこまで気にしなさいぞ?俺は俺だ。見られることを気にしたってどうにも変えようがない。」

「そう、残念ね。いつか、貴方が慌てる姿を見れるといいわ。じゃあ行くわ。ありがとう、おやすみ。」

「………また。」

そう言って彼女たちは合宿所へ入っていった。



俺たちはそれを見送ると、

「俺たちも合宿所へ行くか。」

「そうだな。俺は一刻も早くここから離れたい。」

正悟は苦笑しながらそう言ってきた。

男子合宿所へ着くまでは他愛もない話をしていた。


男子合宿所へ着くと、どうやらクラスごとに階層が決まっているようだった。分け方は分かりやすく俺たちは3組だったから3階に部屋があるようだった。そして、俺たちが預けた着替えとかのような大掛かりの荷物はこの合宿所へと預けられていたようだ。『荷物はこちら』と張られた先の1階の会議室に名前を付けた荷物がいくつか置いてあった。俺たちはそこから自分の荷物を取り出し、担いで3階へ上がった。

各階は大部屋一つと小部屋が二つという作りだった。すでに先客はいたようで大部屋だけ明かりがついていた。さすがにここで小部屋へ向かうという選択肢はないと思ったので、大部屋に俺たちは入ることにした。

「おじゃましま〜す。」

正悟はそう言って大部屋の扉を開けて中へ入っていった。俺は何も言わずに正悟に続いて中へ入った。

「いらっしゃい。」

そう俺たちに返事をしたのは君島だった。他にも一緒に行動していたと思われる男子もいて彼らは会釈をしてきた。

「場所はどう分けている?」

俺は君島にそう聞いた。布団が敷かれているが誰がどこか決まっている様子はなく、部屋の中央に君島を中心として集まっていたのだ。中には、壁際で本を読んでいる人もいた。

「場所は好きなところで構わないよ、まだほとんど決まっていないんだ。好きなところでって言ったけど、僕たちがいる辺りはもうここにいる人たちになると思うから少し壁際になってもいいかな?」

「構わない。というよりも他の部屋でもいいだろうか?できればもう休みたいのだが、まだここ騒がしくなりそうだろう?」

俺は一人で休みたいと思ってそう提案した。

「う〜ん、それなら仕方ないかもしれないか…。確かにこのままいくと僕たちはまだしばらく起きているしね。できれば自己紹介とかをして親睦を深めようと思ったんだけど…。」

君島はクラスの輪を繋ごうとしてくるが、

「悪いな、また後日にしてくれ。俺と正悟は昨日から寝ていないんだ。俺たちだけで部屋を使うのは申し訳ないし、他にも静かに読書がしたい人もいるんじゃないか?そういう人たちも一緒でいいから一室を使わせてほしい。」

俺はそう言って周りも巻き込んで断った。周囲の人たちの意見を聞いている彼だからこの提案を断ることはできなかった。

「…わかった。じゃあ、302を使うといいよ、その部屋はもう休んでいる人がいると後から来た人たちにも言っておくから。」

君島も納得してくれたようで鍵を取って渡してくれた。俺は鍵を受け取ると、

「あと4人くらいなら来れると思うが、どうだ?」

壁際で本を読んでいた男子と端末を弄っていた男子、二人で話していた人たちに声をかけた。彼らが今君島を中心とした輪に入っていなかったのでこちらに連れ出そうとした。俺の提案を聞くと、

「俺たちも行かせてもらうよ。ありがとう。」

そう一人の男子が言ってきた。正悟は俺と君島が話している間は俺の後ろにいたが特に口を出してくることがなかった。彼にしては珍しく口を挟まないと思ったが、バス停でのこともあって話しづらいのかもしれない、俺はそう思い正悟が静かであることを特に気に留めなかった。しかし、俺が勝手に判断するわけにもいかないと思い念のため正悟に質問をした。

「正悟は休みたいと言っていたが、向こうの部屋に行くか?」

「ん?ああ、行く。悪い、疲れてぼーっとしてた。」

正悟はそう言って俺についてきた。俺たち6人は302号室のカギを開けてそちらの部屋に入った。中は普通に部屋という感じで何もなかった。布団はすべて大部屋に置いていたようだったので、君島に一応断りをいれてから大部屋から各自布団等を移動させた。そして、荷物を簡単に整理してシャワーを浴びることにした。

「俺たちはシャワーを浴びに行くがどうする?」

俺は一緒に移動してきた人たちにも質問したが、あとで浴びに行くとのことで俺と正悟だけで向かうことにした。シャワー室は1階にあるので俺たちはタオルや学校指定のジャージ等の必要になるものを持って階段を下りて行った。



ここまでお読みいただきありがとうございました。


また次話もお読みいただけると嬉しいです。

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