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「うぷっ…あしゃからたびぇる、りょーじゃないにょ」(朝から食べる量じゃないよ)
何もわからず、言われるまま動き、今は先ほど居たベッドがある部屋で机にうつ伏せになっていた。
喋らない私を訝しげに見ることもあったが、現状、乗り気って部屋に一人になることができた。
何か情報はないかと机にあったノートを見るも幼児が書いたような落書きがあるのみ。
隣の棚を見ると絵本があり、中をパラパラと開いてみるも、見たこともない文字が載っており読めやしなかった。
ただ、絵を見た感じでは国の誕生についてかかれているようで最後のページは民衆に崇められている一人の人物が載っていた。
他には何も見つけることができず、再度部屋を見回すと、姿見の鏡を見つけることができた。
私は鏡に駆け寄り、自分を写したであろう姿を見た。
そこには、3才くらいであろう幼児体型のぽっちゃりが居た。
眉毛は綺麗なアーチを描いており、たれ目で二重のパッチリした紫色の目をした黒髪セミロングの、このまま成長すればアイドル並みに可愛くなるであろう子どもが映っていた。
私は右手を挙げた。すると、その子は左手を挙げ、あっかんべーをすると鏡の子も、あっかんべーをした。
いい加減、現実逃避も止めよう。そう、ぷにぷにの手足や着替えさせられた時に気付いていた。
…自分が小さくなっていたことを。
そして、どう考えても見覚えのない部屋。
多分、私は転生したのであろう事を!!!
まだ、主人公は異世界だと気付いてはいません。