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あの後、アニータのお説教を聞き流し着替えたりご飯を食べたりし、今は自室に一人で居る。周りには赤ちゃん精霊と虫型精霊、リクが飛んでいて私の魔力を食べていた。

今日お店で見た道具を思い浮かべながら私はリクに質問した。


「ねぇ、リク。あそこで光ってる不思議石なんだけど、色がついてるのがあるのね。あの石ってなんなの?」


『あれは、星のエネルギーを集めた石だよ。人間の周りに魔力があるのは知ってるよね?魔力は人間を守るためにあるんだけど、この星も星を守るための魔力が地中深くにあるんだよ。それが滲み出て移っちゃったのが、その石。人間は魔石って呼んでるよ。昼に見た鉄の箱の鉄は魔鉄。木は魔木って呼んでるみたいだね。

色があるのは、属性だよ。白いのは無属性、そこの壁で光ってるやつ。ただ光るだけかな?

次に赤いのは火属性。青いのは水属性。あとは木属性や風属性、金属性や光属性、闇属性なんてのもあるね。』


「ふ~ん。属性は物にしかないの?」


『魔力はなんの属性にでも変えることができるよ。だから人間も指先を光らせたり小さな火を灯したりする事ができるけど、意思を持たない物には、近くにある一番多い属性の物に変換されるんだ。火や水とか属性に関係あるものが近くになかったら無属性になるから一番無属性が多く見つかるみたいだね。』


「精霊には属性はないの?」


『僕たち精霊は成長しないと属性を持つことができないんだ。だから、この子たちは無属性だよ。』


「この子たちはってことは、リクは属性持ち?」


『そう!僕は特別な精霊だからね!僕は木と風の精霊さ!』


「2つの属性持ってるんだ。珍しいの?」


『普通は成長しても属性は1つだけど、僕は2つ持ってて特別なのさ!』


「へ~。そうなんだ。」


『もう!僕が凄いこと、わかってないよね!?』


自慢げに話すリクの話を興味なさげに聞いているとリクが可愛らしく怒った。


「だって魔法ってピカッて光らせるかピカーって強く光らせるしかできなくて、魔石とか魔木なら利用できて役に立つけど、他は指先光らせたりで、ちょっと便利ってだけでしょ?」


『人間はそうだけど、僕は精霊だよ?成長した。しかも特別な!』


「はいはい。特別なリクは何ができるの?」


「む~…。例えばこんなことができるよ。」


適当な返事を返した私をリクは不満げに唸りながら魔法を見せてくれた。何もない空間から緑色の魔石や木の枝が出て来て、それらは浮いていた。ポカーンっと口を開けて見ていると、リクは自慢げに話始めた。


『ふふん。なんと僕は風の魔石や魔木を作ることができるのさ!あと、君の魔力のお陰で重いものを浮かせたりできるから君を浮かせたりすることができる。』


リクの言葉と共に私の体は浮いた。冷蔵庫やオーブンの劣化版や前世家電が魔石として動いているのみで特に不自由も驚きもなかった私は初めて魔法と言う不思議を体験して驚いた。


「うわぁ~!凄い、凄い!このまま空を飛ぶこともできるの?」


『ん~…。人を浮かせたのは初めてだから分からないけど』


「じゃあ、このまま窓から外に出て一緒に飛んでよ」


渋るリクを急かし窓まで浮いたまま連れて行ってもらい窓を開け壁を蹴り外に出た。蹴る勢いで飛んでいた私は浮遊感から急に重力を感じ落下した。

焦ったリクの声を聞きながら〝あ~…これは大怪我か死ぬな。痛そうだな。〟と私は恐怖に目をギュッと閉じ衝撃を待った。


待っても待っても訪れない衝撃にソッと目を開けると、水の上に居た。正確には空に浮かんだ水の上に私は座っていて、何故か濡れることもなくウォーターベッドのようだ。ソッと押すとまるで弾力あるスライムのようにぐにゃっと動き押した部分はへこむもすぐに元に戻る。


『も~!浮かせる対象が勝手に動いたら魔力が届かなくて落ちちゃうよ!』


ぷりぷり怒っているリクに謝っていると急に女の子の声が聞こえ、声の方を向くとボーイッシュな女の子がいた。髪は青色で短くまるで男の子のようだがパッチリした目とさくらんぼのような小さな唇、ズボンを履いているが成長途中であろう胸は小さいながらも膨らんでいた。年齢は15、16才に見える。


『ふふっ、リクに不思議な人間が居るって聞いて見に来たけどタイミング良かったみたいね。』

中途半端かなぁと思いつつ投稿。

なるべく早く次も投稿したいと思ってます。

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