6話 やっと見つけた◯◯
投稿遅れて申し訳ありません!
テストが続いて出せませんでした。
それでは久しぶりにどうぞ!
「よし、着いたかな」
俺は瞬時にレイラさんの家に着くと辺りを見渡した。あの時俺はレイラさんの家で強烈な魔力を探知したので戻ってきたってわけだ。まあ、学校で言っていた飽きたというのは嘘になるが。
すると木の間から人影が見えた。恐る恐る近づいてみると……
「ミカ?」
「えっ?」
そこには転生の時にこちらに送った張本人であるミカがいた。だが、
「それって私のこと?」
「うん、違うのか?」
すると数秒考えたのち、
「はあ、そういうことか。ミカが私を連れ戻しに来たと思ったよ」
「えっとどういうことかな?」
「うーんこう言ったらわかるかな。私の名前はシエル。えっと、ミカの半身だよ」
半身?ってことは……どういう事だ?
「ミカと私は元々一つの体だったんだけど二つに分かれちゃって、能力も半分になっちゃったわけなんだよ」
「ほう、それで?」
「つまりね、この能力が欲しいのかも」
手をかざすと金色に輝く鍵が出てきた。
「これはね、能力の枷なんだけど。これがあることでミカは本来の力を出せないんだ」
「シエルは何も使えないのか?」
「うん、半分って言ってもほとんど能力とってかれたからね。私に残ったのはこの能力を最大限に引き出す能力だけ」
その言葉を言った瞬間、空から地面に向かって雷光が走った。それと同時、声が聞こえてきた。
「やっと見つけたよ、シエル」
「ミカ!」
現れたのは今度こそ本物のミカだった。
次回はいよいよ最終回です!