2話 入学テスト2
どうも〜
もう6月に入ってしまいましたねー、今月は何話投稿できるのやら。
頑張るのでよろしくお願いします!
「第一次試験です。この試験ではランクと同じ様にS,A,B,C,Dの5つに分けられています。ここではB以上でないと不合格となり終了です。不合格者はそのまま帰ってもらい、合格者は続けて二次試験になります」
B以上か、どうなるんだろうな。
「では、受験番号順に並んでください」
その言葉でぞろぞろと並び出す。
「1番の方……適正値Aです。一次試験合格なのであちらに並んでいてください。2番の方……」
(やっと始まったな、なんかドキドキしてきたぞ)
(何をドキドキしているのだ?カズマなら大丈夫だ)
(おう、ありがとな)
「……適正値Cです。残念ながら不合格となり終了です。次の方……」
やっぱり落ちる奴もいるんだな、なんかこんな光景はあまり見たくはないな。
そう思ってから約10分俺の番になった。
「153ばんの方……て、適正値Sです。Sの方はあちらへ進んでください」
そう言われた俺は言われた通りのところへ来ると多分Sの人が集まっているのだろう、他の合格者とはまた違う雰囲気を醸し出していた。……いづらい。
「さて、終わりとなりました。続けて二次試験を開始します。少し移動するのでついて来てください」
そこでついていくと見えてきたのは試験会場に向かう途中見えた弓道場みたいなところに来ていた。
「皆さんも見えるでしょうか、二次試験はあの的に自分の好きな魔法を当ててください。では、合格者の中で受験番号順に行います」
どんな感じなんだろうな。見ておくか。
「1番の方、よろしくお願いします」
「はい。俺の魔法、ファイア!」
すると右手を前にしている状態でそう叫ぶと右手から野球ボールくらいの炎が出てきて打ち出された。
自分以外で魔法を使うと言ったらレイラさんくらいなものなので俺ぐらいの年齢の人がどれくらい強いのか見ていたのだが、結果は大きく外れた。
最初こそ良かったものの的に着く頃には炎はかなり弱まり当たってもポスッて感じだった。
「合格です。次の方どうぞ」
いやいや、今ので合格なの?ちょっと落ち着こう。今のがギリギリのラインなんだ。そうでなければ俺がこの2年間レイラさんとみっちり特訓をした意味がないのだが。
そして俺は次の受験者にかけることにした。
「さあ、私の水ちゃん見せてあげて。ウォーター!」
そう叫ぶと同じ様に右手に水のボールが集まり出し発射された。それも同じように飛んで行ったが的にペチャと当たっただけで終わりだった。
「合格です!次の方」
これでかよ?!レベル低すぎじゃねぇか。
「いきます」
次に出てきたのは……あっ、適正値Sのところにいたやつだな。ちょっと期待しておくか。
「いけ!ファイアセカンド!」
ファイアの上位魔法であるファイアセカンドは的に向かって一直線に飛んで行って的に当たった。ばん!と音がした。
先ほどの2人よりは威力は高かったがそれほどでもない。
「合格です!次の方……」
まあ、こんな感じで進んでいくのだが10分ほどたって俺の番になった。
(見んなこんな感じの強さなら俺もファイアでいいかな)
「よし、ファイア」
みんなと同じぐらいの大きさにしてファイアを的に向かって放った。だが、
「ガッシャン!」
的が吹っ飛び余波で天井まで崩れた。
(いけね、俺が出す大きいサイズの火球をちいさくしただけだった!)
そう、密度がとんでも無いことになっていたのだ。つまり威力も何も変えずに放ってしまったことになる。
「ご、合格です」
こんな感じで俺の第二次試験は終わった。
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次回は6日です。お楽しみに!