11話 目が覚めると……
こんにちは!
ブックマークが増えて嬉しい、島風ツバサです。
本当にありがとうございます。
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「いてて」
すごい激痛に目がさめるとレイラさんのお宅で寝ていた。
「ああ、また気を失ってたのか」
本当に転生してからというもの気絶の数が多いような気がする。あまりよろしくはないと思うがこれもシエルを助けることに必要な力を貯めているからしょうがないのかもしれないが。
「でもなー、どこにいるんだろうな」
いくら探してきてと言われてもこの広大な土地からどう探せばいいのか見当もつかない。……困ったものだ。
「あっ、やっと起きた?」
レイラさんがドアを開けるなりそう言ってきた。
「は、はい。また気絶してしまって申し訳ありません。質問なんですけどドッペルゲンガーってどうなったんですか?」
「えっ、覚えてないの?」
「はい」
俺が腕を切られた後意識を失ったのだが何かあったのか?………腕治ってる?!
「あ、あの俺の腕なんでひっついてるんですか?!あの後どうなったんですか?!」
「まあまあ!そう焦らないで。あなたが直したんじゃないの?」
「えっ、そんなわけないじゃないですか。幾ら何でもそれはできませんよ」
さすがに腕をくっつけるなんて出来るはずもない。俺が寝ている間にレイラさんが治癒魔法でもかけてくれたのだろう。
「そういえば、学校とかってないんですか?」
俺はまた学校に通いたいのだ。それもこの世界に学校とかあったら魔法の授業とかありそうだし。
「ええ、あるわ。でも、10歳からなのよ」
「そうなんですか。あと2年かー」
やばい、ウキウキしてきた。早く行きたいなー。
「でも、入学テストとかあるのよ」
この世界にもテストってあったんだな。勉強とかって必要なのかな、実践だけだといいけれど。
「まあ、そんなこと言っててもしょうがないから特訓始めましょう」
「そうだね」
そこで急にドアが開いた。開けた主はもちろん、
「カレン、どうした?」
「うん、あのね。私も学校おにーちゃんと行きたいなー」
「カレンもか、良いんじゃないのか?」
「やったー!」
ばんざいをして喜びまくるカレン。そんなに嬉しかったのか。
「じゃあカレンちゃんも特訓する?」
「うん!」
こうしてカレンを含め3人で特訓を始めることとなった。
「おにーちゃん、早くはやくー」
「行きますよ、カズマくん」
二人はそう言うなりドアを開けて先に行ってしまった。
「さあ、俺のファンタジーライフはどうなることやら
」
俺はそうつぶやいて二人についていった。
ありがとうございました。
これで1章完結です。次回からは2章になります。
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