その後
「颯太ふんが悪いんでふからね。あ、美味ひい」
「ほれのせいかよ。うん美味しい、大丈夫。いける」
「てゆーか、あんなとこにパソコンおいとく聡が悪い」
それぞれ思い思いの事を言いながら形の崩れたケーキを頬張っている。
あの後、僕1人で部屋を片付けている間に、3人がお詫びでケーキを買ってきてくれた。
走って行ったみたいだから、相当形崩れてるけど。しかもケーキ持ってた涼が、僕に投げて渡すからもう原型が分からなくなっている。味は変わってないけど。
「なんで僕のせいなのさ。ていうかプロレスやろうって言った颯太が悪いんでしょ」
「やっぱ俺になるのかよー」
「当たり前」
でもまぁ、と続ける僕に3人の視線が集まる。
「今日はそれなりに面白かったから許すよ」
無表情のまま誰の視線にも合わせず言うと、3人はにっこり笑って僕にプレゼントを渡してくる。
それは、さっきのふざけたのとは違って、可愛くラッピングされたクッキーだった。
「ケーキ屋さんで買ってきました!」
「精々のお詫びだ」
「あ、金は気にしないでね」
少しの間フリーズしていたが、ようやく意識が戻ってくると、逆に僕が慌てることになる。だってプレゼントなんて用意してなかったから。
そう言うと、颯太が僕の肩に腕を回し、プロレスやろうと要求してきた。
…君はあほですか?あぁ、そうですか。
そんな意味合いを込めて颯太を見ると、何を勘違いしたのかにっこりと、それは、まぁすんばらしい笑顔で笑ってくれた。
「…そうか。颯太はとんだMさんみたいだからお仕置きしてあげるよ」
「あ、いや、なんで?てか冗談だぜ?……すいませんっ!ちょ、笑顔が怖いよ?!………ぎゃぁぁあああああ!!」
「「ご愁傷様です」」
来年は彼女作ろう。
4人の考えは同じだった。
あめ様ぁああああ!!!
素敵な誕生日プレゼントありがとうございましたっ!
お礼といっちゃなんですが、どうぞ煮るなり焼くなりなんでもしちゃってくださいませ^^
最近お忙しいようで…
無理は禁物ですよ。
そして!
ここまで読んでくださった読者様!
本当にありがとうございます!
ではでは!
今回はこのぐらいで☆
本当にありがとうございました!!