よくできたもので。
人というのは個人を認識出来るのはせいぜい150人位までらしい。つまりそれ以上管理するのは人の能力を超える。その為に人は150人以上の管理、政治や経済活動等の大人数で行う行動をするときには大きな概念を持って認識しているのだそうな。国とか、町とか国民とか。その概念というものはホモサピエンスのみが有する特殊能力である。他の人属は持つことができず、そのためにホモサピエンスに滅ぼされた、と、推測される。
以上はソラ ハラリ著 サヒエンス全史の私の解釈である。
つまり私たちは、国民という概念や、学校の学生と言う概念、県や町とかの県民、町民と言う概念を持つことにより大人数での行動を行うことができるのである。
逆にいってしまえば、例えばスペースコロニーを作るとか、世界興行のアニメ作るとか、戦争するとか、悪の秘密結社を作るとかするときでも、150人までしか管理出来ない。(そしてこの数字は減ることはあっても増えることはない)つまり150人までにしか指示命令その他出来ないのだ。後はその命じた150人の人が更に150人に指示をする事を期待するしかない。いや、何十人かは重複するから効率は更に悪くなる。
その意味では人口1億だろうと一万だろうと三百兆だろうと変わらない。指導者がいて、その人が指示しても限界がある。その意味では仕組みを作り、ある程度作業や交渉、指示を任せるしかないのだ。
つまり、一人では出来ることは少ない。多くの人を巻き込まないと大きな事とか事業とかは無理なんだよ、と、言う事。
その意味ではぼっちは不利なんだよな、と哀しく思う今日この頃です。