小説版ガンダムについて。
もしかしたら誰か言及しているのかもしれないけとあまり目に付かないから書きました。
最初期に富野監督が書いたファーストガンダムの小説版について。誰も言わない記述に関して言おうと思う。
一、モビルスーツのスケール。
私が読んだ版はかなり旧いので、もしかしたら変わっているかも知れませんが。
モビルスーツのサイズか16mになっている。つまり早いうちからF91のサイズで作られた作品があるということです。監督がモビルスーツの小型化はやりたかったのだなと思うところです。
また、ザクとリックドムのスケールも変わっていると読めます。例えばザクの左手に、レーザーバーナーを仕込んであります。これはグフの左手のフィンガーバルカンをリファインされているものと推測できます。戦闘でも使ってガンダムのメインカメラを焼いてますし。つまり性能的にはアニメ版のグフ、もしくはドムレベル迄上げてるのではないか、またリックドムもビームバズーカとビームサーベルを装備していることからこちらはアニメ版のケルググ迄性能アップしているのてはないかと思います。まあ、ガンダムが強いのであまり目立たないのですが。あとはガンキャノンが盾を持っている描写もあったと思うので、ガンキャノンもスケールアップしているように思えます。
二、ジオンか勝った時の場合。
よくあるif。その一つにジオン公国が勝利したなら、と言うお題があります。しかしこの作品においてその答えの一つがあげられています。
鍵はソーラレイシステム。この小説においてはシステムと呼称されていますが、これの掃射により地球連邦艦隊は殲滅されます。よってこの時点でジオンは短期かつ軍事的な勝利を手にします。
しかし、ギレンが競争相手のキシリアを亡きものとしようとシステムの射線上にいるところを連邦艦隊ごと掃射しようとしてアムロのニュータイプ能力て回避。その後、ペガサスJr.のメンバーと手を組んだシャアとともにズムシティ迄侵入。キシリアはギレンを射殺しますが、その後足代わりに使ったシャアに文字通り手のひらを返され殺害されます。そして連邦とジオンは講和。ジオン公国は共和国となる。という話だったとおもいます。
つまり連邦には勝ったものの、後継者争いて指導者を失いなし崩し的に戦争が終わった感じです。
ついでに言うと、フラウはルナツーて健気に生きてたり、ブライトとスレッガー、ミライ、カイ、マチルダさんやデギン公王は生き延びてたり、地味にハヤトも戦死してたりと、結構アニメとは異なる運命が描かれてます。
あと、ゲームとかでは出てくるけど小説版のオリジナルキャラクタのクスコ アル、とかルロイやサーカスとかもいい味出してるのてすが。ルロイ君はガンダム撃墜したし、サーカスさんはペガサスJr.のモビルスーツ隊の四番目としてビグザム迄は頑張ったのだけどね。
岡田斗司夫氏がジオンが勝ったとしても内戦状態になる、といった話をされてますが、こちらはザヒ家もしくはジオンの指導者が地球連邦の市民感情を理解てきず、政策が上手くいかないために内戦状態になると言った主旨だとわたしは解釈してます。その面から考えると、これも岡田氏が話していたと思いますが、ガルマ ザビが地球に降り、その地域と親和を計っているところから、デギン公王が目をかけていたのも先見の明があると言っても良い、と、わたしも思います。ただのボウヤではなかったのですよ。