まあ、仕方ないんだろうけどね。
よくある婚約破棄ものをよく読むとどうしても思ってしまうことがある。
王族になりたくないや。
小さい頃から勉強三昧。結婚相手も決められて。普通の成績ではではダメ。特に婚約者が優秀だと文句を言われる。しかも礼儀作法には厳しくされ、自由な時間は殆どない。若いうちから政治には関与させられる。しかも現場には行かず書類のみでの判断。泣きごと言ったり、不満を持って反抗したりすると、あなたは王になるのだから我慢しなさい。間違いを犯したら速断種させられ最下層の貴族にさせられる。もちろんそれまでの生活環境よりかなり落ちる生活をさせられる。
教育の際は知識の詰め込みが主になるようだ。実際、彼らの言動に対していさめたりするものは少ない。相談とかにのる成人男子は少ないようだ。まあ、その本人の資質が悪いこともあるでしょうが、まわりがちゃんとしていれば問題ないと思うのですよ。最悪早めに後継者から外すと言うことも出来るし。
まあ、その婚約者もおかしい。教育は仕方ないにしろ、王族の仕事を割り振られるなんて普通ないだろう。いや、勿論現代の感覚だから、本来はおかしいかもしれないが。
あと王命だからといって全て従う必要はないだろう。
ナーロッパ世界においては絶対王政は少ない。と、言うのは宰相や公爵が力を持っているし、第一、王太子の後ろ楯が弱いから、公爵令嬢等を婚約者にするのだから。絶対王政ならばそんなことはあるまい。まあ、そうでないとも限らないが。
要するに何が言いたいかと言うと、ナーロッパ王族、子育てが虐待に近いよ。もう少し考えて、と、言いたい。
例えば欧州では、専門の家庭教師兼相談役みたいなのがついている。婚約破棄ものにおいてはそんな連中は全くいない。いや、側近候補がいるだろ、となるが彼らは同年代でまだ未熟。既に政務に携わせるつもりならば多少とも実務経験がある人材を早めにつけるべきでしょ。
こういった人物をつけるだけで話が面白くなるとおもうのですが。