最近思ったことなのですが。聖女召喚もの。もちろん全てに当てはまるわけではないけど。
結論から言うと、聖女の異世界からの召喚は拉致監禁、加重労働等の不法行為だ。しかし召喚側からしたら緊急避難である。そのため召喚側に大きな瑕疵がないと一方的に責めるわけにはいかない。また、現状回復の可能性はある。そのために情状酌量の余地はあると思われる。
聖女への報酬は、すぐに返還するのが一番。プラスアルファが必須。でなければ王族や貴族の奥方が、彼らが考える最高位の報酬、待遇。これ以上は多分無理。
取り敢えず聖女か、異世界に残るのならば、異世界の常識を理解して対応しないと双方に於いて闘争、虐待、殺害待ったなし。聖女の力でごり押しすることも視野に入れないとね。
下は蛇足。読まなくとも良いですよ。多少過激です。ある意味個人の権利を制限しなければならないのでは?と、なってますから。
よくある聖女物。
ザマァの根拠として。
①異世界から聖女召喚→拉致監禁罪。不法行為だ。
②聖女としての業務終了後、王族に。具体的にはおーじ様との結婚→望んでねーよ。待遇としては悪い。
③聖女としての業務終了後、監禁殺害。もしくは虐待。→言語道断。
コレについて一つ一つ見ていこう。
①異世界からの拉致監禁だ、不法行為だ、と言うけどもまあそのとおり。しかし、召喚する側からしたらどうだろうか?
まずその国、もしくは世界においてかなり問題がある事態が発生している。聖女によって改善、もしくは解決出来る可能性がある。ので召喚する。
しかし、どのような国、世界であってもその事態が発生した際に何もしないでいるわけではないだろう。対応出来ない、もしくは対応出来ないではないが大きな犠牲が伴うとかしたから。もしくはそう思い込むので、聖女を召喚するのではなかろうか?
また、召喚の根拠は伝承が多い。つまり、確実とは言えない。しかし過去においては解決出来たとされている。ならば、不確実でもやろうとするだろう。
更にその事態に聖女召喚のみを対策としておらず、他の施策が並行して行われている可能性もある。もしそうでないならば事態が逼迫している、もしくは伝承においてほぼ確実、もしくは生きている証人がいるとかではなかろうか。
国もしくはその世界の上層部、もしくはその一部としては確かに非道だろうと実感しているだろう。しかし異常事態だから、法的根拠がなくとも緊急避難的な行為と見なされる恐れがある。その際は人の権利は全て、一部削除される可能性がある。あとで回復する可能性はあるだろうが。
それに例え、希少価値があろうと人ひとり、もしくは複数だろうが、その国、もしくは世界の人類と比較するとどうだろうか。一人、もしくは複数人を犠牲にして、日本人一億を守るとしたら貴方はどちらをとる?
また、問題解決する可能性は少ないとしても、コストさえあえば召喚するだろう。解決の手段は多ければ多いほどいいと思うかもしれない。少なくとも政治家は。彼らは多くの人に責任を持つのだから。自覚してるしてないに関わらず。
状況的に、個人の権利が異世界で通じると思ってはいけないのではないだろうか?
②事態が沈静、もしくは解決後。
まず、やろうとするのは召喚先への送還であろう。解決すれば不要だし、事態が起こればまた召喚すればよい。
が、基本的な設定として、一方通行的なものが多い。これは基本的に一方通行になってるので返せない。沈静化しただけであり、近い将来聖女が必要になるかもしれない、から返さない。送還にはコストがかかりすぎる、もしくは条件を整えなくてはならない。のでそれを揃えるのに時間がかかる。そのコスト負担を嫌がる。技術が進んでない為に理論上は出来るが今は出来ないもしくは聖女自体が帰るのを拒む。などの理由があると思われる。
そのために送還出来ない時には、聖女に対して良い待遇を与える。もしくは拉致監禁するなどが挙げられる。
その際に高い地位、具体的には王族、貴族の配偶者、にする。もしくは受勲し貴族にする。と、いったところか。これは召喚した国、もしくは世界に於いての好待遇であると言えるだろう。経済的、社会的に価値を与える方法としては分かりやすいからだ。また、半面拉致監禁の理由として使用することも可能だろうから。
金銭をそのまま与えるにしても貨幣経済が進んでいなければ意味はないし、そうであっても大量の貨幣をもっていると怪しまれる、もしくは所持している金を奪おうとされたりしてトラブルを起こすだろう。
また、その人格や能力によって貴族の爵位も変動するだろう。
それ以外の待遇、それは彼らの世界では提供出来ないであろうから難しいだろう。日本の生活水準を異世界で維持するにはやはり貴族の地位、財力が必要と思われる。
更に貴族、血縁関係を、重視し、女性の権利を軽視している。地位の高い貴族を配偶者として配置するのは彼らの最高位の報酬と言えるのではないか? 婚約破棄物で分かると思うのだが。
③不要になったら監禁もしくは殺害。
召喚した国もしくは世界では、普通聖女の能力は欲しがると思われる。そのために高い地位、王族や貴族の配置者としての地位を与えようとするはず。、
にも関わらず、監禁、虐待、もしくは殺害するというのはなぜだろうか?
可能性の一つとして王族、もしくは高位貴族の婚約者がいるということ。このような婚約者は王族、貴族の配偶者として努力、鍛錬してきたのだ。それも長い間。そこに強力な敵が入ってくる。聖女の能力は王族、貴族も欲しいもの。そこで婚約者が協力体制を取れたならいいのだが、聖女もしくは婚約者が正妻にこだわったり、価値観の違いによって対立したら、殺し合いになる可能性はある。ここで弱いのは聖女。貴族のルールなんかを習得するには時間がかかるだろうし、味方は少ないだろう。文字通り異世界人。人間関係を簡単に構築出来る筈がない。聖女の能力が桁違いならば別だろうが。
そうでなくとも聖女の能力に脅威を感じると、自分の為に、国のために排除しようとするだろう。そうなると虐待などに走っても仕方ない。
まあ、結局、聖女が異世界にのこるならば、血で血を洗う闘争になる可能性が高いのではないか? もしくは関係改善に力を入れる。その際は聖女が折れる、もしくは大きな利益を与えることが前提になると思われる。もしくは独裁者かな。例え聖女が多大な利益を出したり国の環境をよくしたりしても独善的と言われても仕方ないだろうね。
まあ、召喚された一人と最低国単位の人びと。この価値をどう感じるかだね。少なくとも私としては可哀想な聖女側に大きく傾いていると思うのだが、彼女がいないと多くの人々に被害が及ぶとしたら。それを自分の権利の為に許容しているとしたら?
自分達のことだから自分でなんとかしろと言うかもしれないが、中世くらいの社会で一般人が何か考え、実行出来るのか? 指導層であっても手段を選ばなければならないのか? 急迫の脅威が迫ってるのに?
と、思ってしまった今日此の頃。




