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爆縮と体温の機知(12)

積み荷

掲載日:2021/05/13

百鬼夜行みたいにゾロゾロと

人は積み荷を引き摺り

ダンとして歩く

その様を真剣と呼べないなら

軽いのは頭の方だと言われてしまう


繋がりとは荷物の発注に近い

良く思われたい感覚と

好かれたい感覚も

同じように荷物である


血の繋がりは

生まれた瞬間から持っている

全くの他人より重い物だ

時間が経つと

更に重たくなっていく


これらの積み荷を

軽くしたいと考える人間は居るが

自分も同じような物であると

考えているのか、分からない


自分が軽くなれば

他人も軽くするのだ

選ばれるか、選ばれないかの差だけが

そこにはある


自分が選んでいても

他人は選んでいないかもしれない

その逆も有り

恨みや妬みになることもある


荷物を軽くしたい人には

相手が死のうと

気にしない感覚が必要なのだろう

捨てるのだから当然である


そんな気が無い人は

自分の荷物を減らそうなんて

考えすら浮かばない

物だけが増えて行くのである


どちらが幸福かは分からないが

どちらの人間が好きかは

はっきりしているような気がする


自分と同じ感覚の人間が好きなのだ







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