旅立ち
どうも、寝落ち系人間です!
気付いたら(以下略)
さて、外に出ると決意したのはいいが私は基本引きこもりなのだ
しかも今は何処に何があるのかすら分からない
行き当たりばったりと言うヤツだ
まずは、準備かな
ふむ、私は魔力さえあれば生活できるが、さすがに荷物を持ってないと怪しまれるか?
怪しまれるのは御免だ
次は髪か
私は銀髪だが、それは不老不死の薬の作用だ
つまり、それは私が魔女だという証でもある
不味いな
気に入っているが怪しまれる、いや、バレる
確信されてしまう
適当に染めるか
仕方がないことだ
そういえば、私の小屋には大きな鍋がある
魔女らしいか?
これはどうするか……
一番現実的なのは置いていく事だが……
よし!置いていこう
そんな物持っていっても怪しまれるだけだ
一番大事なのは、名前か
名前など魔女には必要ない
だから、持ってない
どうするか、名前……
そういえば私がまだ人間だったときあったな
だけどそれは使ってはいけない
いや、違うな
使いたくない
人間だった私と魔女の私は別人として扱いたい
我が儘だが
悩んだ結果名前はリエスト・フォルレ・シェリアエスとなった
これは確か……そうだ、私の友人の名前だ
そう、リエストは私のただ一人の友人であった……
ふぅ、過去の事を掘り返すのはあまり良い気はしないな
準備万端とは言い難いが何とか出来た
さて、旅立ちと行こうか
なんだかんだでこの小屋には結構いたな…
私は魔女
それだけは何があっても忘れないようにしよう
決して、人ではないのだから
さてさて、魔女さんはどうなってしまうのか!?
物語は始まったばかりなのです!