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怨魂の導人  作者: 獅熊@SIGMA
7/18

異変

死神…っと、パソコンのゴーグルの検索にかけてみる。

[死神を見たものは自分の死期が近いということ。死の前触れと言うこともある。……]

死期が近い!?ま、まあ所詮はネットの情報、信じない方が身のためだろう。これには流石に驚いたが、そういう事は信じてもいない。いや、信じたくない。しばらくネットを見ていると、時間が気になり時計を見ると七時になっていた。夕食と風呂を済ませなければならないし、明日の準備もあるのでこんなことしてる場合ではないと悟り、そそくさとパソコンを片付けた。

「ギィ…ガチャ!」

突然、扉を開ける音と勢いよく閉める音が二階から聞こ、家の静けさをふいに飛ばす。両親もいなければ、猫も犬も飼ってはいない。泥棒か?気になって竹刀片手に階段を駆け登る。真っ暗の闇に包まれた両親の寝室は確かに扉が開いていたが人の気配が全くない。電気を付け、隈無く探しても異変など無かった。夕食を作るため、台所に行くと黒い人影のようなものが横切った。声をかけるも、反応なし。何なんだ?忘れるように努力し夕食を食べ、風呂を沸かす。風呂もさっさと入り、明日の準備に取り掛かる。リュック、財布、スマホ、お菓子…まあこれくらいあれば良いだろう。都会へ遠足に行くのに昼飯を作る必要はないので良かった、手間が省ける。

自分の部屋は二階だ。忘れるようにしていたのに頭に何度も過ぎってくる。僕はベットに入り眠りにつこうとした。すると、ラップ音だ。壁をノックする音、何ものかが歩いて床が軋む音が響いている。僕は怖くなり布団に包まって、眠る事に集中した。


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