帰路
今日の学校はやけに長く感じる。五時間目、六時間目は夏休みに向けての計画表を班で話し合いながら決めるというもので、僕と実夢、そして燐華と井上、その四人で話を進めた。燐華は夏の大会があるようで僕たちは絶対見に行くと約束した。井上も男子バスケ部だ。四人で話を進めていると担任の貝藍先生が皆に向かって言う。
「早めに仕上がった班は帰ってもいいぞ!帰りの会は無しだ。」
「先生〜!部活はどうなるんですか?」
「今日は全部活無しになった。会議が長引くと予想される為、今日は休部だ。」
「休部だってよ!戒璃!大会近いけど…休養も必要ってことか!」
「そうだ!戒璃くん、燐華ちゃん!一緒に帰ろー!」
「久しぶりに三人で帰れるんだね。いいね!」
「そうだな!久しぶりだぜ!」
僕たちはいち早く計画表を仕上げ、帰る支度をする。
早く仕上げたためか、太陽は夕日にはなっておらずまだ暖かな日光を放っていた。ん?自分より上に違和感を感じる…。ハッとし学校の屋上を見上げると、黒い影がスッと消えた……。気のせいだろうか?いや、見間違いなんかじゃない。確かにあれは…大きな武器を持ってた…。ファンタジーの世界じゃあるまいし、''死神''みたいだったな…。
「戒璃!何やってんだ行くぞ!!」
「戒璃くん?行こ。」
「あぁ、うん!!」
あれは、何だったんだろうか…?




