港町
ここは鍵ノ海岸、どうして鍵ノって呼ばれるかというと海岸と街を空から見ると鍵穴の形をしているかららしい。古墳に見えるという意見もある。今日は祭りか何かをしているみたいで屋台が並んでいた。燐華・実夢・僕で、グループを作り一緒に行動することにした。加味先生による行動範囲説明、時間説明、諸連絡などを聞き僕らは散らばった。
まず、祭りの屋台を見ることにした。
「戒璃くん!燐華ちゃん!たい焼き食べよ!」
「もちろん戒璃の奢りだよなー朝寝坊したしー」
「仕方ないなー(´-д-)-3、ほら好きなやつ選んで」
「私この白いたい焼き!もちろんカスタードねー」
「お!美味しそうじゃん私もそれにするー」
「僕はやっぱり王道の粒あんたい焼きかな」
屋台のおっちゃんにお金を払いベンチに座った。
「二人の美味しそうだね」
「戒璃くん、はいどうぞ。」
「私のはあげないからな!」
「分かってるって燐華の取ると何されるかだもん(笑)お!実夢ありがとう!」
白いたい焼きはモチモチの生地にカスタードクリームを挟んだものだ。王道はパリッと生地に対して、これはモチっとした食感と甘いクリームが口いっぱいに広がる。美味い!たい焼きを楽しんでから、大きなビルの中にあるショッピングモールにむかった。大勢のお客さんがいる中で服屋にむかった。人混みは苦手だから足早に向かった。