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朧げな意識の中で  作者: JBD
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木霊 エコー

しばし休息しながら思う

これはどこに行く道だったのか


いやどこが僕の目的地だったのか


そうしていたら

そんなこと考えればわかるじゃないか

と声が聞こえてきた


いやそれはよくわからないと

僕は答えた。


ひとしきり歩いていって

また訪ねてくるものがあった

またそれは


そんなこと考えればわかるじゃないか

と言うので


いやそれはよくわからないと

また僕は答えた。


なんでそんなに簡単に言うんだいと

逆に僕は聞いてみた。


いやそれはわかりきったことだよ

だってこの私の声が君は

聞こえているだろう。


だからさ


そうかと僕はうなづいた。

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