第二部からの主要登場人物紹介、舞台設定など
◇◆登場人物紹介◆◇
【セイカ】
オレの養子となった娘。
元々、アタッカーとしての才能は高かったのだが、必殺技を覚えて以降の伸びが半端無い。頼むからそれ、必殺の時だけにしてくれ。ぽんぽん使うなよ!
アステリア、ファンレーシアの両方の聖剣を携えてチート級に。もろ刃物なのである意味アーチェより危険か?
道徳の勉強させる為に王立学園に放り込んだのだが、担任の先生の言うことには問題があるどころか、とても優秀だとか?だったらどうしてあんなことすんだ?
「ソーヤさんのことになるとねえ…」
えっ、オレのことになると何?
【シュリーフェルト】
うちの娘その2。
ファンレーシアの迷宮【標なき宮殿】のラスボスで、最初はヒヨコだったのが成長したら妖精さんになった。今じゃすっかりオレ達のマスコットに。
良く懐いてくれてとてもかわいい。うむ、本当に父親になった気分だ。
「またあの二人、シュリちゃん囲んで独自の雰囲気出してますわよ!」
「ふふふ、麻呂も明日からはあの中に入るでおじゃるからな」
「つんー、どちらさまなのー。迷宮でシュリのこと知らない人とか言ってたー」
「ち、違うでおじゃる!あ、あれは言葉のあやで…こ、このとうりでおじゃる!ゆるしてたもれ!!」
王族が妖精さんにDOGEZAとカー。
【プレミセンズ・オルトファン】
ファンレーシアの迷宮管理官。
全身黒ずくめのブラックナイトさん。その風貌ににあわず、ボリューミーなOPPAIでした。
「こら、何書いてるか!」
「ひぃいい」
【サテラ・エウスティ・ファンレーシア】
ファンレーシア女王。
オレのことを帝王にしたがっている。なんでだろな?思うのは勝手だが、回りは巻き込まないで欲しい。
あと、アーチェに変な魔法覚えさせないで下さい。大変迷惑です。
「あ、空中神殿ってできてるのよね。ちょっと行ってみない?」
―――ダッ!
『マリオネットダンス!』
だからやめろよそれ!!
【ベルガンディア国王】
登場シーンは少ないのだが、今回のトラブルメーカーであったような気がする。
この王様とアーチェが組めば世界も狙えそうだな。なにのとはあえて言わないが。
「ソーヤ、ほれ祝いの品を持って来てやったぞ」
―――ダッ!
『マリオネットダンス!』
またかよ!!
【???】
出歯神。いてっ、イダダダ!なんだ、桜の花びらがチョー刺さる。
【じじい】
アステリアの迷宮【最も深き豊穣】のラスボス。迷宮そのものが本体とのこと。
迷宮を好きな形に変えれるらしいので、OSHIROを作ってもらったがスケールがでかすぎ。ってことで、普通の大きさにしてもらって、城郭を作ることにしたのだが、
「ソーヤ、ほら見てみろ。なかなか、なういであろう」
「すっかりはまっちゃってまあ…」
「ほら池に鯉も泳がせて見たぞ」
「ほー、アダダダ、なんだこいつ食いついてきたぞ」
「そら、モンスターだからな」
「………………」
◇◆舞台説明◆◇
【ベルガンディア】
アステリアの隣国。いくつかの小さな迷宮があり、住んでる人はほぼ脳筋である。
「ちょ、ちょっと待つのだ。わしの国は脳筋ばかりではないぞ!」
ほんとに?
「ちょっとばかり武器屋が多くて、ちょっとばかりスポーツジムが多くて、ちょっとばかり…腕力で解決することが多いだけだ」
最後のはダメだろ?
【ファンレーシア】
西の大国。商業の盛んな国で、資金力はアステリアを凌ぐといわれているとか。
迷宮の攻略による周辺地域の治安向上、転移魔方陣によるアステリアとの交流で産業革命ばりに忙しいとか。
女王様その資金、まともなことに使ってくれればいいんだが。小耳に挟んだところでは、オレの宣伝費やらなんやら言ってたから全力で阻止させてもらった。彫像なんて作ろうとするなよ!
【迷宮・標なき宮殿】
転移魔方陣がいっぱいある迷宮。そのおかげで難易度は世界5大迷宮に入っている。
実のところ、最下層に行く転移魔方陣はまったく別のとこにあったから、どんだけ攻略を目指しても攻略できない訳だ。
ちなみにそのことは内緒になっている。まあ、これまで攻略しようとして来た人がやるせないからな。
【王立学院・フォルテイシア魔法学院共同学部】
今までアーチェ達が通ってた学院のクラスが王立学園との共同でのクラスになった。
元々のメンバーに加え、王立学園から2名、ベルガンディアから3名、ファンレーシアから3名の追加となっている。
オレの立場はスーパー顧問という役職らしい。なんだよスーパー顧問って?あれ?そういやオレ、自分の所属、魔法学院の最下位クラスのまんまなんだよな。初日しか行ってないぞ?出席日数とか大丈夫なのか?
◇◆主要魔法◆◇
【魔刃剣】【魔刃剣・一閃】
セイカとアーチェが二人で生み出した奥義。よく切れる…切れすぎなんだよ!なんで迷宮の宮殿真っ二つなんだ?そんな危険なもの人に向かって放つなよ?頼むよ?
剣から放つ、衝撃派っぽいなにかでスパッといく。これもう魔法じゃねえよなあ…
【マリオネット・ダンス】
アーチェがファンレーシアの女王様より教わった魔法。人の行動を自由に操れるらしい。
ほんと勘弁してくれないかなあ…なんでこいつ、いつもオレにこれかけんだ?ベルガンディアの王様の時とかお前と関係ないだろ?
「なんかあれなのよね。ソーヤが逃げようとすると反射的にかけちゃうのよねえ」
ほんと芸人気質なのな!お前、実は大阪の生まれだろ?
【メテオバースト】
これ、やばい奴。空から隕石降らして攻撃する。まあ読んで字のとおり、メテオでございます。
あえて、アーチェに教えないように回避してたのに、何やってんだよベルガンディアの王様!
あの王様、もしかしてアステリアを滅ぼしたいのか?
【サンダーバースト】
やばい奴その2。アーチェのオリジナル魔法で、村で使った時はせいぜい数メートルって範囲だったのに…こないだは森一個消滅させやがった。
ほんと核爆発だな。放射能出てないだろうな?黒い雨とか無かったから大丈夫だよな?
【デュアルスペル・ライジン】
やばい奴その3。アーチェと麻呂姫の二人で一つの魔法を作り上げた。その威力は、この世界に壊せるものなどないといわれるオリハルコンすら破壊せしめた。
雷の塊が人型をとり襲ってくる。見ためは超かっこいいんだが、それで襲われた方はたまったもんではない。
おお、やばい奴が三つもあるや。オレこの先、どんくらい生きていられるかな?
【ワールド・プロテクション・アイギス】
防御魔法最大の効果を持つ魔法。これがあれば大抵の魔法は防御できる。アーチェのメテオもサンダーバーストも雷マンも防御可能だ。
普通は、複数人で集まって発動させる魔法なのだが、小さいながらもユーリは1人で発動させている。
「ユーリ、オレ達これからもずっと一緒だよな!」
「どうしたの急に?もちろんずっと一緒だよ」
「ユーリ!オレと供に暮らそう!」
「ちょっとなんで私達じゃなくてそっちなの?そのセリフ使いどころ間違ってるわよ」
間違ってねーよ。お前達と一緒ならユーリ居ないと死ぬだろオレが!
【転移魔方陣】
ファンレーシアの迷宮【標なき宮殿】にあった転移魔方陣を解析し使えるようになった。
ただ、他の人には教えても理解できないようで、今のとこオレしか使えない。まあ、オレもあんま理解してないしな。
今後のオレのお仕事は世界各地を回って、アステリアと転移魔方陣でつなぐことになった。
麻呂姫と籍を入れたせいでオレも王族の一員となり、正式に外交官として任命された。小学生が外交官とかどうなのか?まあ、漫画ではよくある話か。
おかげで、アステリアホースを使い放題だ。
「ソーヤだけずるいぞ。我輩も行きたい」
「さすがに王様がずっと国を空ける訳にもいかないんじゃない?」
「せめて、セイカかシュリたんを置いていってはくれまいか」
「えー、仲間はずれはねえ…」
「おお、そうだ!今度我輩の師匠である、神帝国の剣聖を呼ぼうではないか!セイカもすでに我輩が教えることが少なくなっておるからな。セイカにはぜひ残って訓練を!」
…また、変なフラグ立てて。
◇◆おまけ・呪いの一品◆◇
『天使の祝福』
オレがもつ常時発動型のスキル。なんでもレアモンスターに出会いやすくなるらしい。なに?うらやましいだと?
初心者なら余裕で倒せるゴブリンが、初心者なら余裕で倒されるオーガに変わるんだぜ?命がいくらあってもたりやしねえ。
あとこれ、レアモンスターだけでなく、レア人間にも出会いやすくなってないか?うちも回りの連中、個性ありすぎだろ。
『祝福のドレス』
結婚式をあげるまで脱げないんだってよ。自分と相手も。ちなみに相手の承諾は無視な。
セットであるタキシードも同じ魔法がかかってんだが、説明では愛する相手の服装が変わるはずなのに、そこらにいるやつ全員変わってた。どう見ても呪いじゃね?呪い解除の魔法で解けたし。
今は厳重に封印してマジックボックスに入れている。もう二度と使わないぞ。
『祝福の指輪』
交換した相手が死ぬまで外れないとのこと。たとえ離婚しても外れることはないんだってさ。
どうしてこの世界では呪いの一品に祝福と名前がついてんのかね。
今オレの指にはこれが2つ付いてる。
一つはアーチェがファンレーシアの女王様に貰った奴。もう一つはオレが麻呂姫のプレゼント用に、じいさんの迷宮でくすねて作った指輪にアーチェが同じ魔法をかけた奴。
オリハルコンだぞ?賢者の石だぞ?蘇生魔法はおろか、人体練成すら付与することができるかもしれないんだぞ?なんでその魔法かけんだよ!




