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第 7 話  クロコちゃん

 仕事を終えて部屋に戻り、黒猫を抱いて窓を開けた。

 まだ冷たさを残した外気が、部屋の中に流れ込んだ。

 女性の美しい髪のように、ほのかに香り、滑るように潤っている。

 私は、夜の空気が好きだ。



 真子からメールが来ていた。


“マスターさまへ。

クロコちゃんを引き取ってくれて、ありがとうございます。(=^_^=)

いつも新鮮な水とゴハンなのでクロコちゃんも、とても喜んでいました。

だけどネコ砂は、そんなに早く全部換えなくてもいいみたいです。

汚れたところだけビニール袋にいれて捨ててください。


それから悪いことをしたら、すぐ叱ってあげてください。

おばかさんなので、あとで怒っても、なぜ叱られたのか分らないと思います。


あとレースのカーテンでいいので外から見られないようにしてください。

おねがいします。m(_”_)m


真子より



ついしん( ̄(エ) ̄)ノ

前もって連絡していただけたら、みなさまいつ来られてもかまいません。 

ただ、クロコちゃんは連れて来ないでください。(=TェT=) ”



 彼女に、こんな饒舌な一面が有るのに、少し驚いた。

 黒猫の名前がクロコちゃんなのは……少しも驚かなかった。


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