第四十四話
くろ
「えーと.........これなに?」
リアに聞く
リア
「これがミア、私の知り合いの腕はいい占い師」
これが.....腕のいい占い師...........
くろ
「本当に?」
確認する
リア
「本当に」
さも当然の様に言うリア
リア
「まぁ、少し面倒臭がりなんだけどね」
そういいながら、目の前の毛布を剥ぎ取るリア
ミア
「ん~..........私の睡眠を邪魔するのは誰~?」
ミアが丸まった状態で言う
リア
「私よ!!起きて、占って欲しい事があるの!!」
リアが少し強い口調でいう
ミア
「リア~?占い?やだよ~めんどうだし~」
枕を抱えながら却下してきた
リア
「それが仕事でしょ!!ほら、起きて!!」
そして、ミアはリアに叩き起こされた
因みにここまでの間俺たちは何も出来ずに唖然としていた
ラナは朝が早過ぎたからか俺の背中で寝てるが
ーー少ししてーー
ミア
「で~何を占って欲しいの~?」
ヒタ
「実は.........」
ヒタが説明しようとする
ミア
「なるほど~、失った力の取り戻し方が知りたいと」
その言葉を聞き、リア以外の俺たちは驚きを隠せずにいた
もちろん誰も力の事何て話していない
ミア
「驚いてるみたいだね~、まぁ、本番はここからかな?君、この世界の人間じゃ無いでしょ?」
俺の事を指差しながらミアが言う
くろ
「..........あぁ、確かにそうだが何か知ってるのか?」
俺が異世界に来た事について何か知ってるのかを聞いてみる
ミア
「全然知らないよ~、もしかしたらこれから占いで分かるかもしれないけどね~」
笑いながら言う
ミア
「じゃぁ、始めようか」
これから俺たちの進む道に大きな影響を与えるであろう占いが始まった