第三十八話
新章突入です
ウォリスでの出来事を終え俺達は何も変わらず旅を続けていた
ヒタは自分の国が滅んでいて行く場所が無いから
リアはあんな国にずっといるのは嫌だしこっちの方が楽しそうだと言う理由から俺達に着いてきた
まぁ、人数は多い方が楽しいしね
みんなでワイワイしながら山道を歩く
「そういえば、この辺って魔物が多いそうよ」
リアが言う
それフラグじゃん
《グォォォ!!!》
あきらかに人間ではない叫びが聞こえる
魔物か............
先ほどの叫び声の主であろう魔物達が俺たちを囲む
でかいのにいっぱいいやがるな
「トロル、、、これは........まずくない?」
リアが言う
「大変だよ........」
ヒタも続く
『いや、これくらいなら大丈夫だと思うぜ?』
俺が言うと雨の様に光が降り注ぎトロル達が倒れていった
みんなの顔を見回してみるがみんな俺の方を見ながら驚いたと言う顔をしている
しかし、俺は何もして居ない
【スタッ】
何かが地面に足を着いた様な音がした
その方向を見てみると
白い髪をして少し眠たそうな目をして俺の肩にも届かなそうな身長の女の子が立っていた
『えーと.......君がトロルを倒してくれたの?』
俺が言うと、首を縦に降る少女
『そうなんだ......ありがとう。俺はくろ、よろしくな』
「わ、わたしウィン」
「僕はヒタ」
「私はリアよ」
俺に続いてみんな自己紹介する
『君の名前は.........?』
その女の子に聞いてみる
少し長めの沈黙のあと少女が口を開いた
「............ラナ」
その声はとても可愛らしいものだった
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