第十九話
今回も短めです。すいません
今日はジークから呼び出されてたな.........
めんどいがココアの為だ
仕方ない、行くか
------お城--------
「よく来たな。お主達」
『挨拶はいいから、とっとと話してくれ』めんどいジークを切り捨てて本題に入る
「むぅぅ。まぁ、いい。そのココアとやらは猫の獣人じゃな。猫の獣人と言うのはその気ままな性格のせいか、住処を転々としており一月程で変わってしまう。そして、その猫の獣人の集落がここから東へ一週間ほどの場所にあると言う情報を得た。そのココアもそこから連れて来られたのであろう。だからそこへいけば何か分かるとおもうぞ。」
『ここから一週間か』少し遠いな......
「どうせすぐに向かうのであろう。こちらからも支援として馬車を用意した。好きに使うがよい」
『そうか、ありがとな。ジーク』素直にお礼を言っておく
「本当にありがとう」さっきまでじっと聞いてたウィンもお礼を言う
『じゃぁ、もう行こうか。出発は早いほうがいいだろ。』
「そうね.........」同意するウィン
「うん!!」とても元気な返事をしたココア
「また何かあったらここへ来るがいい、歓迎するぞ」出迎えてくれたジークが言う
「それと........ウィンを悲しませたりしたら、ただでは済まさんからな」俺に小声で言ってくるジーク
『わーってるよ』勿論そんな事はわかってる
「どうかしたの?」ウィンに聞かれる
『いや、なんでもない』
「そう.......じゃ、ジーク。色々とありがとう、またね」少しお辞儀をしながら言うウィン
「じゃーねー」手をブンブン振りながら言うココア
そして俺たちは歩き出した
『じゃな。バカ王子様』少し手を振りながら言う
後ろでなんかバカがギャーギャー騒いでるが放っておいて平気だろう
そして俺たちは、ジークにもらった馬車に乗りながら東を目指した