表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
社長にVTuberになれと言われたんだが?  作者: 2You


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
1/1

逃げ道がないんだが?

息抜きに投稿します。不定期です。ですが一話一話は長くするつもりなのでどうぞよろしくお願いします!

「というわけでー!社長の結婚と社員を労う激ウマ料理にー?カンパーイ!」

「「「カンパーイ!」」」


―――俺は東経 久遠(とうけい くおん)。26歳の会社員。

 今は社長の結婚を祝うのと、この会社の年一行事の社労会が一括にされたものに参加している。


「で、どうだ?楽しいか?久遠」

「飯ウメー」

「無視すんなし」


 俺らが働いている会社の社長、東経 啓利(とうけい けいり)が、話しかけてきた。

 因みに社長(啓利)は名字からも察せるかもしれないが、俺の家族―――兄だ。

 だからこんなぞんざいな態度を取れるというわけだ。

 まあ他の社員がいる中だとこんな事しないが。というか他の社員はこの事知らねーし。


 と、兄貴を無視しながら思っていると―――


「おお、こいつがそうなのか」

「凛様、ご結婚おめでとうございます。こんな兄貴ですがこれからもどうぞよろしくお願いしてやってください」


 俺は丁寧にそう答える。

 兄貴の嫁さん、東経 (りん)。要するに俺の義姉になる人が話しかけてきた。

 だがしかし、俺と兄貴は別々の所に暮らしているので実はそんなには会わないとは思う。会うとすれば親戚の集まりか。


「俺と態度が違いすぎるだろ!」

「はは、啓利から聞いた通り面白い奴だな。」

「ありがとうございます」

「はっはっは。面白い奴だってよ。良かったじゃねーか」

「は?」

「だから温度差酷くない!?一応俺社長だぞ!?」

「いや、兄貴がタメ口でも良いと昔に言ってただろ?」

「それ一体いつの話だよ!?」


 小学五年生くらいの時だな。


「まあそれは置いといて、君、VTuber(ブイチューバー)をやってみないかい?」

「勿論でございます。凛さm……は?VTuber?」

「よーし、許可は取れたな!それでは私たちは行くぞ。なあ啓利」

「ああ、そうだな。頑張れよー、久遠」


「は?……はぁ?……まあ良いか。どうせ兄貴が差し向けたネタだろ―――」








―――社労会が終わって五日後。日本某所の建物の前に俺は立っていた。


 ……建物の看板には”Virtualバーチャル Strapストラップ Studio(スタジオ)”と書かれている。略して”VSS”。


「どうしてこうなった……」


 そう。あの時までは兄貴が差し向けたネタ(・・)だと思っていたが、マジだったのだ。なぜ俺が?

 というか面接とか無かったんだけど?

 もうちょっと考えて欲しい。

 そもそも俺VTuber自体あんま知らないんだけど? うん。

 もう十時間ぐらい熟考すればいいじゃん。そしてこいつは駄目だ。ってなってくれれば良かったのに。


「とりあえず入るか」


 受付に行き、急に貰った社員カードを(かざ)して指定の部屋に行く。


 コンコン。


「どうぞー」


 返事が返ってきた。ドアを開ける。


「ようこそ!知らぬ間に片足まで浸かされたVTuberの世界へ!」


 ”Virtual Strap Studio”の社長……凛さんがそう言う。他にも人が三人居るようだ。


「……知らぬ間だったので帰ります。これ以上沈み込む前に」


 バタン、と俺は扉を閉めた。


「ちょっと待った!」


 社長に呼び止められたので扉を少しだけ開けた。


「なんです?」

「いま帰っても仕事無いぞ?」

「は?」

「啓利がお前をクビにしたからな」

「は?」

「要するにお前はVTuberになるしか無いって事だ」

「は?」


 この夫婦何?何なの?俺を追い詰めようとしてます?

 ……してるな。


「……わかりました。」


 致し方ない。きっとこの夫婦から逃げるのは無理だ。


 まあ生活費を稼ぐためにある程度はちゃんとやろう。貯蓄がちゃんとあるからそこまで貧困じゃ無いけど。


「じゃあ早速配信で歓迎会するか!」

「はいー」

「了解ですわ~!」

「わかったぜ!」


 え?何コイツらキャラがめっちゃ濃い。


「というか配信?今日?何言ってるんです?そんなこと聞いてな―――」

「まあ言ってないしな」

「は?」


 何だこの社長。


 ちゃんと報連相して欲しい。特に報告と連絡。いや相談もして欲しいわ。気づいたらなんかヤバいのやらされそうだし……


「まあノリで頑張れ!」


 何だこの社長。※大事なことなので二回言いました。


「さあ部屋移動するぞー」


 ……俺は社長に渋々付いていった。






『それでは、第二期生の登場でーす!』


 ”VSS”の一室の中に入る。


○Fooooo!!

○まともな奴来てくれ!

〇キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!


「じゃあまずは自己紹介をしてもらいます!」


 一人目が声を上げる。見た目はゆるふわ水色髪糸目の所謂ロリータ、と言われるような見た目をした人だった。


「はいどうもみんなこんにちわーVTuberのー付和神(ふわかみ)ふわ、と申しますー!」

「はい!これからよろしくお願いしまーす!」

「はいーこちらこそー」


〇落ち着いている!

〇これは……いけるのか?

〇まともなキャラが?この”VSS”に?

〇↑お前らそれフラg


「全てを支配してやろうと思いますー」


〇おいー?

〇やっぱりかー

〇こうなると思ったぜ!

〇カワイイ


「じゃあ!次の人、行きまーす!」


 二人目が声を上げる。見た目は金髪縦ロールお嬢様、という感じの見た目だった。


「皆様!こんにちわでございますわ!私、鷹匠(たかじょう)・エルノナール・エリスと!申しますわー!」

「はい!これからよろしくお願いしまーす!」

「オーッホッホッホー!」


〇お嬢様だ!

〇ご機嫌麗しゅう

〇↑ガチお嬢様はこうかもしれない

〇えそもそもお嬢様なんて現実にはいないんじゃ

〇カワイイ


「じゃあ!次の人!行きまーす!」


「熱いバトルをお望みかぁ?オレの名前は爆炎人(ばくえんじん)ジンだ!よろしくなぁ!」

「はい!これからよろしくお願いしまーす!」

「おう!」


 三人目が声を上げる。見た目は下のコメントの通りだ。


〇筋肉質のオレ系情熱褐色美少女か。いいね

〇よろしくぅ!

〇Foooooo!

〇カワイイ


「じゃあ!次の人行きまーす!」


「どうもこんちはー。社長の兄貴が結婚したと思ったらその相手も社長で知らぬ間にVTuberにされた時の苦労ならいつでも話せる何でここに居るのかが分からないただの一般人のクオンです」

「長い!そして暗い!えっと、大丈夫ですか?」

「大丈夫じゃないです。本当に、なんでここに居るんだろ」


 俺は頭を抱えた。


○おおww

○大丈夫かー?

○あれ?”VSS”の社長って最近結婚してなかったっけ?

○ただの一般人て

○狂人しかいないもんな。第一期生

○!? 典型(てんけい) あやちゃんが典型文(テンプレ)以外を喋った……だと!

〇ガタッ

〇ガタタッ


「じゃあ!今日は記念配信ということで!ゲームの腕前を見ていこうと思います!」

「「「イエーイ!」」」

「今回やるゲームは大人気FPSゲーム、バトルパッションエクストラ略してBPEXをやっていこう!」

「「「イエーイ!」」」


 俺はゲームを起動する。というか———


「俺BPEXやったことない……というかゲーム全般やったことないんですけど?」

「え!?しゃ、凛社長!どういうことですか!?」

「もちろん知っているぞ!まあきっとやればできる!」

「えー!?」


〇まじかww

〇いつもの”VSS”クオリティ―だな

〇この会社はどんな事態でも動じないからな……

〇じゃあクオンとかいうやつマジの一般人なん?


「じゃあ視聴者の皆さんの為にも基本説明を解説します!」



こんな感じのストーリーいいなーっ的な妄想をコメント欄にぜひ書いてください!採用するかもしれません!

ーーーーーー

【あとがき】

 矛盾や誤字脱字があったら是非ご報告を!コメントや☆も押してくれたら嬉しいです。リアクションも勿論嬉しいです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ