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何はともあれ蛸を食え  作者: トート


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2/2

夢での託宣

昨日生まれたばかりの私は、うつらうつらとしていた。すやぁ。


「生誕おめでとうさん、流那ちゃん。」

「ありがと……あ、声出てる。」


目の前には……なんか、やたらでかい蛸がいた。頭(じゃないらしいけど。内蔵?)の部分だけでも1メートルはある。


「そんなまさか、触手プレイが目的で私を転生させたの!?」

「んなわけないやろ!?」


びたん、と蛸が足で床を叩いた。(ツッコミ?)そしてぎゅっと縮まると輝き……なんと言うことでしょう、そこにはムチムチ太もも(の少女)が!


「うわ美少女!」

「男の娘やで。」

「大好物です!」

「知っとる。」


え、なんで!?まさか(前世の)押し入れを透視して!?あのエロ本の山を!?


「いや、うちと波長が合う奴を呼び込んで転生させただけやし。」

「そこで性癖の一致を優先したわけ?」

「最優先や無いわ!……はよ本題に入るで。

ええか、自分、今生は生き延びることを最優先にせぇや。」

「え使命とか無いんです!?」

「最後まで聞けやアホ。簡単に言うと、現代になるにつれ神秘エネルギーが足りなくなったから、自分を通して世界に振りまこってことやねん。生きてるだけで滲み出るから、とりあえずは長生きすることが使命やね。」

「長生き……どのくらい?」

「できれば100年くらい?まあ還暦まで生きれば元は取れるで。」

「控えめに言ってヌルゲーでは?」


現代日本だよ?60で死ぬなど短命にもほどがなかろうか。第三次世界大戦があれば別だけど。


「せやな。……ただ、やって欲しいことは一応ある。」

「承りましょう。」

「神秘への信仰を蘇らして、出来るなら現人神になって欲しい。」

「出来るなら現人神に!?」


ちょっと意味が分かりませんけど!?





アドレナリンがどばりと放出されたのか、パッと目が覚めた。


「んぅ、あぁうぁーん」

「流那ちゃん、お目覚め~?」


むちゅぅ、お乳美味しい。そしておっぱいふわふわ……もみもみする手が止まらねぇ。体の制御が効かないな。赤ちゃんだからか。赤ちゃんだからだな。

とんとんとん……げふっ。


ま、長生きするのが第一とか言うくらいだし、今生の親ガチャは正解かなぁ。そう思って、わたしは再び目を閉じた。


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