1/2
転生
白い、ひたすら白い世界が広がっていた。どこだここ、と言おうとして声が出ないことに気づく。というかそもそも、自分の体が無い。意識のみが漂っている。
なんでこんなことにと思いかえす。
(そういや、トラックが突っ込んできて)
「せやな、自分死んだんよ!」
誰!?
「声出せる?」
……出せないけど。体無いのにどうやって出せと?
「出せんならええわ。」
良くねぇわ。
「考えとること大体伝わるし。」
やーいバーコードハゲ!ワキガ!
「……何となくバカにされとることは分かるわ。ま、えーけど?とにかくな、自分、これから転生するねんで。喜びや、現代日本に転生やから。……ええか?ナーロッパな世界に転生して成り上がりするのはな、そら話としては面白いで?でもな、よほど運がないとクソやで?如何するんやスラム街で泥水啜らなあかんくなったら。」
別に不満とは言ってないのにめっちゃくちゃ説得にかかってきた。
「ま、命の危険とか無いから安心して行ってきや。詳しい説明は生まれてからするわ。」
じゃ、なんでわざわざ記憶持たせて転生させるんだよ……!
その叫びは届かなかった。
「おめでとうございます!元気な女の子です!」




