表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/13

十一泊目♪ ダメ ♪

「それなら〜?

おうちからプロ用の道具一式持ってきますね〜

運賃はパパにお願いしま〜す」


「わあ! 夢楽ゆらちゃん、太っ腹!

でも危ない夜のお仕事はだめだよ?」


「ほんとのパパだし〜!

ぷんぷん!

うちは都心の一等地に豪邸をかまえるセレブだから大丈夫〜」


「あれ? でも先生、お金に困ってなかった?」

「貧乏暮らしは趣味なの〜。

さっそくLIME入れとく〜。

あ、執事さんに食材と業務用冷蔵庫も頼んどくね〜」


「執事! ふんわり本物お嬢様の余裕を見たわ!

落ちぶれ貴族の末裔とは格が違いすぎるわ!」


「ついでに営業資金に宣伝費におこづかいもお願いしていいかな?」

「あんた、人としてのプライドはないの?」


「え? だって楽できるよ?」

「母のためにがんばるんじゃなかったの!?」


「そう! その通りだよ!

ママのために旅館、九十九つくもを人気な隠れ宿にする!

そして、従業員に働いてもらって夢の食っちゃ寝生活!」


「ダメな夢まっしぐら!」

「いっしっし!

今までとあんまし変わんねぇじゃねぇかよ!」


「というわけで!

女将はわたし、陽和ひわ

お風呂掃除は豆柴な久遠くおんちゃん!

お料理はゆっさゆさバニーの夢楽ゆらちゃん!

無駄飯食らいはオコジョのいっちゃん!」


「気高い狼よ!」

「俺はイタチだ!」

「ゆさゆさ〜?」


「お布団にお掃除に接客に電話対応に予約管理、その他あれこれはげんさん!

これでスタートできるね!」


「玄さんの負担が多すぎだわ!

陽和は何もしないつもり!?」


「女将だから!」

「女将なら接客ぐらいやれ!」


「もう! しょうがないなあ!

じゃあ接客だけね!

わ〜い♪

人気女将までもうすぐだね!」


「もしかしてうまいこと誘導された!?

もっと精力的にやんなさいよ!」


「ん〜? じゃあ、スタッフ募集はがんばるね!

マジシャンやピエロに猛獣使いなんてどうかな?」


「サーカスなエンターテインメント!

方向性が違くない!?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ