第四章 第四話 『ヴェノム』
少女と別れ、デイン達は先行きも分からないまま、怪物と遭遇しないように移動を繰り返していた。
どれほど歩いたのか、もう既に最初の地点から大きく離れた場所まで彼らは歩いて来ていた。
それまでの間、一度となくモルフと遭遇することはなかったのだが、今の状況下では遭遇した時点でかなり危なかった。拳銃を使えば、モルフは銃声音に釣られてやってくるだろうし、あの怪物が近づいてきてもおかしくはない。
デインも椎名も格闘術に秀でている為、基本は武器を使わない選択肢に偏るだろうが、それでも戦闘は極力避けたいのは事実だった。
「……なあ、そろそろ月島とかいう連中と連絡取ってもいいんじゃねえの?」
デインは周囲の状況を確かめながら、椎名にそう提言した。
もうあれから三十分は経っており、いい加減に椎名の取り巻き共も合流していて何らおかしくもない状況だったのだ。
それなのに、未だ合流の意思を見せない椎名にデインは違和感を感じ、そう問いただしていた。
「それが……おかしいの。三人と無線を繋ごうとしてるんだけど、誰一人繋がらなくて……」
「は? マジで言ってんのか?」
「……うん」
椎名は不安げな様子でそう頷く。
だとすれば妙な話だった。考えられるとすれば、あの怪物に殺されてしまった説が有力だろうが、そもそも三人揃った状態だ。誰一人として椎名にその状況を伝えていないのは、よほどの馬鹿でもない限りはありえない。
なら、彼らに一体何があったというのか。
「状況は悪くなる一方だな」
「……私達はそれでも、先に進もう」
「ん? 珍しいな。お前のことだから探しに行こうなんて言うと思ったが」
月島達よりも自分達を優先しようとする椎名の判断に、意外と感じたのは自然だった。
人の命に、特に自分以外の他者の命を大事にしようと考えるのが椎名の性格でもあった。
どういう心境の変化なのか、デインは不思議に考えていたが、椎名は続けてこう話す。
「自分の命可愛さにそう言ってるわけじゃないよ。ただ、私自身がそうするべきだと考えたの」
「……なるほど。お前自身の心が決めたことか。なら、仕方ないな」
納得がいったように、デインは腕を組んで同調した。
先ほどのはぐれ少女との出会いとの経験から、椎名も学んだということだ。
月島達とかいう連中の身に何かがあったとしても、彼らが椎名達が探しに来ることを望むとは限らない。
むしろ、自分達のことは置いていけと、そう言うに違いない筈なのだ。だからこそ、椎名は今自分にすべきことを優先しようとした。
それは、誰からも責められるべき判断などではなかった。
「行こう。今は一秒でも早く、アメリカに行くことを考えなくちゃ――」
そう言って、椎名は早歩きをするように先へと歩き出していく。
デインもそれ以上は何も言わず、椎名の後ろを追いかけていった。
自分達の選択が、正しい判断だと信じて――。
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息を潜めるように移動を繰り返して、デイン達はある地帯を歩いていた。
そこは、人気のない建物の中である。今は使われていないのか、何かの作っていた工場であることは見受けられ、敷地面積としてもかなり広い。
わざわざ中を通るまでもなかったのだが、遠くからでも視認できる外を歩くよりはリスクが少ないという判断で建物内を通ろうと考えていたのだ。
「ふぅ。ほんと、こんな仕事を請け負ってなければ金目の物でも盗もうって考えてただろうな」
「盗みは良くないよ。悪いことなんだから」
「俺にそれ言うか?」
住む世界が違う相手によくぞそんなことを口走れるものだった。
そもそも、暗殺稼業を生業としているデインに対し、盗みよりも殺しをしていることに意見を言うべきところだろうとツッコミたくなるが、この女は天然なのでもう慣れた頃だ。
「ていうかよ。俺に限らず、やむを得ない理由でそれをする奴は少なくないと思うぜ。生きる為の手段でもあるんだからな」
「だからって、人の物を盗んだらそれは犯罪だよ」
「俺からすれば盗まれる側に問題があると思うけどな」
とことん意見が合わず、椎名とデインは睨み合いながらバチバチと対立する。
喧嘩になるほどでもないが、お互いの価値観はまるで違っていたのでこうなるのは何もおかしくはないだろう。
そんなこんなで言い合いをしながら、椎名が通路の先を歩こうとした時だ。
椎名はそこで止まり、デインに止まるよう手でジェスチャーを送る。
何か気配を感じたのだろう。すぐに察したデインも、音を消して動いていた。
「デイン。あれって……」
「……もう意味わかんねえ」
椎名達が陰に身を潜める先、そこには巨大な大男、つい先刻、追いかけっこをしたあの怪物がいたのだ。
こちらに気づいている様子はないが、誰かを探しているかのようなそのような雰囲気さえある。
「なんで、俺達がこっちに逃げたってバレた?」
「……もしかしたら、私達が逃げてる所を見かけたのかも……」
「だとしたら今までの忍び足は全部無駄だったってか。最悪だな」
何の為に移動を繰り返してきたのか、その全てが無駄だったことにデインは愚痴を溢す。
今はそんなことを言っていられる状況でもないのだが、とにかくあの怪物にまだ見つかっていないことは不幸中の幸いであった。
「――デイン、あれって」
「モルフか?」
怪物の動きを見計らっていると、この工場の中に一体のモルフが入り込む。
見た目も普通の人間。感染段階はレベル1か2というところだろう。
迷い込むように工場に入り込んだモルフは、怪物を見ても襲い掛かろうとはしなかったが、
「おい、嘘だろ?」
デインがそう言った瞬間、怪物は工場に入ってきたモルフ目掛けて走り出し、その頭部を鷲掴みにする。
そのままモルフの足が宙を浮き、ジタバタと暴れだすが、怪物は離さない。
万力のような握力でモルフを掴みながら、そして、
「――ッッ!」
咆哮を上げながら、怪物はモルフの頭部を握り潰した。
「うっ!」
頭部の肉や脳漿が周囲に飛び散り、そのグロテスクな惨状を見た椎名は思わず目を逸らした。
デインだけはその様子から目を離さず、怪物を見ながらあることを疑問に浮かべた。
「あの怪物、モルフに襲われなかった?」
「え?」
「見てたか? あのモルフ、怪物を見ても何の反応も示さなかった。それってつまり――」
「――モルフってこと?」
状況が証拠となるように、デイン達は怪物の正体をそう推測した。
モルフがこの工場に入った時、怪物には一瞥もくれることはなかった。それはつまり、怪物のことを人間と認識していないということだ。
「奴の肩、見てみろよ」
「え?」
デインにそう言われて、椎名は怪物の肩の部分を見る。
そこには、刺青のような文字が刻まれており、こう書かれていた。
――『ヴェノム』と。
「ヴェノム。それがあの怪物の名前ってこと?」
「自己主張が強いってことならそういうことかもな。痛い野郎だ」
モルフである時点で、そもそも自身でつけたものとは思えないが、デインはそう毒づいた。
ある程度の正体が分かったことで、デイン達はヴェノムをどうやり過ごすかを考えようとした。
「問題はここを通らないといけないってとこだな。戻ったとしても、開けた道だから奴に見つかっちまう」
「……そうだね」
先に進むも退くも、どちらにしてもヴェノムに見つかることは必死な状況であった。
ヴェノムはただウロウロとその場を彷徨くのみで、デイン達の方へは近づいて来るような様子はない。
今のところは問題ないが、いつ奴がこちらにくるかも分からない現状では動かないわけにもいかなくなるのは間違いない。
様子を見つつ、ヴェノムの動きを見ていたデイン達だったが、そこで状況は変化した。
「――チャンスだ」
「え?」
デインがそう口走った時、工場の外にいたモルフがまた工場の中へと入ってくる。
それを視認したヴェノムは両手を大きく広げ、咆哮を上げる。
「あいつがモルフを襲う瞬間に走り抜けるぞ。それしかない!」
「う、うん!」
ヴェノムがモルフ目掛けて走り出した瞬間、デイン達は同時といっていいタイミングで身を潜めていた陰から身を乗り出し、走る、
ヴェノムの視界に入らないよう、真後ろを通る形で上手く走り抜けたデイン達であったが、
「あの野郎、もう気づきやがった!」
走り抜け、工場の出口へと着いた瞬間、デインは後ろを見て舌打ちをした。
ヴェノムはモルフを勢いよく殴り飛ばし、顔の原型すら残らないほどの衝撃を与え、そのままデイン達の存在を視認したのだ。
「クソッ! 走るぞ!」
「――っ!」
有無を言わさない状況の中、デイン達はヴェノムから逃れるようにその場を走り出す。
そして、ヴェノムはようやく標的を見つけたとでも考えたのか、両手を大振りに振り回しながらデイン達を追い詰めようと全速力で走り出した。
「扉閉めろ!」
「うん!」
工場の出口に来たデインと椎名は、入り口の扉を閉め、鉄製の棒を扉の取っ手に差し込む。
そうすることにより、内側からは開けることが出来なくなる仕組みだったのだが、
「うおっ!」
工場の中にいたヴェノムが勢いよく扉に突進したのだろう。
開かれることはなかったが、鉄製の棒が曲がるほどの衝撃が起こる。
「やべぇ、長くは保たない! 早く行くぞ!」
持ってあと二回か、突進を繰り返されれば、扉をこじ開けられることを悟ったデインは椎名と共にその場から逃れるようにして走る。
ドンドンと聞こえる大きな音を聞きながら、デイン達の姿が見えなくなる所で扉をこじ開けられてほしいと願いながら、デイン達はとにかくその場から逃げ出そうとする。
しかし、その願いも虚しく、百メートルぐらいの距離を離したところでヴェノムは工場の扉を破壊し、外に出た。
これではまた追いかけっこが始まると、そう表情に出ていた椎名だったが、デインは突如、足を止めてヴェノムへと振り返った。
「デイン!?」
「これでもくらいやがれ!」
デインは拳銃の引き金を引き、銃弾を放った。
何の意味もないと思われたその行動だったが、実は違っていた。
デインが拳銃を向けていた先、ヴェノムのいる工場の扉のすぐ隣に立てかけられていた鉄パイプの群に銃弾が当たり、それが上手いことヴェノムの方へと傾き、倒れていったのだ。
鉄パイプの落下を予測できなかったヴェノムは、次々と降って来る鉄パイプに当たり、その場を動くことが出来ない。
「おい、ボサッとしてんな! 数秒でも時間を稼いだら十分なんだぞ!」
「え? う、うん!」
一連の様子を見守っていた椎名の腕を掴み、デインは急いで走るよう促す。
デインの言った通り、ほんの数秒の時間稼ぎにしかならなかった。
普通の人間ならば骨折をしてもおかしくはなかっただろうが、ヴェノムは一瞬怯んだだけでその体にダメージはない。
少しでも距離を離す為に、デインは危険な賭けに出ていたのだった。
ヴェノムは怯んだが、何もないことを理解したのか、その場から動き出す。
「椎名! 二手に別れるぞ!」
「え、どうして!?」
「奴の狙いをハッキリさせる! 俺かお前か、もしお前の方に向かうなら俺はお前を追いかける!」
「っ、わかった!」
デインの意図を理解した椎名は、ちょうど二手に別れられる道からそれぞれ単独行動に動く。
デインは椎名と別れ、とにかくがむしゃらに走り、後ろを見た。
ヴェノムは椎名を追いかけるわけでもなく、真っ直ぐデインの方へと走ってきていたのだ。
「クソッ! 狙いは俺か!」
椎名を狙わない時点で、ヴェノムの狙いがデインにあることに気がつく。
この時点で分かることは、ヴェノムか、もしくはその仲間達がデインへと狙いを定めていることは分かる。
そして、恐らく気付かれている筈だ。
デインの特性である、モルフに感染しない人間であることにも。
「だとしたら……椎名の後ろ盾にスパイが潜んでいることは確定か。だが、そんなこと考えている時間はねえ!」
デインはヴェノムから逃れる為に、塀を乗り越え、パルクールの如く俊敏に移動を繰り返していく。
ヴェノムの図体ではこういった細かい動きは出来ないだろうと予測して、デインは自分の身長の高さもある壁を乗り越え、ヴェノムから距離を離していく。
予想通り、ヴェノムは細かい障害物を簡単に乗り越えられるわけもなく、一度立ち止まってから塀を乗り越えようとしていたので、デインを追いかけることも出来なかった。
「よっし! これなら――」
この隙に建物の間をすり抜け、ヴェノムの視界から消え去ろうと考えた時だった。
ヴェノムは両の拳を大きく振り回し、目の前の塀を破壊する。
「なっ、マジかよ!?」
力技にしても、めちゃくちゃな判断であった。
ヴェノムは目の前の障害物を悉く破壊し続け、デインとの距離を離されないよう詰めようとする。
「だけど……その判断はもう遅い!」
十分な距離を離したデインは建物の天井を乗り越え、そのまま別の建物へと飛んでいく。
ヴェノムの姿は見えなくなったことで、デインは建物から飛び降り、狭い通路に立つ。
そして、視認されていない今のうちに一気に距離を離そうと椎名がいるであろう方向へと全速力で走り抜ける。
「ははっ! どうだ!? 撒いてやったぜ、木偶の坊が!」
確実に撒くことに成功したデインは、去り際にそう言い捨ててピンチを脱出する。
とにもかくにも、今は椎名との合流が先決であった。情報の共有も含めて、まずはあのヴェノムから距離を離すことが先決であったからだ。
そこから数分ぐらいは走り続けていただろうか。
ヴェノムが後ろから追いかけてくる気配はなく、モルフとの遭遇もないまま、走り続けていると見覚えのある姿が見えた。
「椎名!」
「デイン! 無事で良かった」
「なんとかな。あの野郎、俺を殺せなくて悔しそうにしてやがったぜ」
椎名との合流を果たしたデインは、自信げにそう椎名に告げる。
それほど余裕があったわけでもないが、それぐらいの強がりを言っても誰も咎めはしないだろう。
とにかく、最悪の状況を防げたことにお互い安堵することができていた。
「ヴェノムはどうなったの?」
「撒いた。しばらくは大丈夫だろうさ。もう会いたくねえけど」
「そっか。じゃあ早く進もう」
足早と移動しようとする椎名に、デインは手を挙げた。
「待った。移動しながらでもいいが、まずは情報共有しよう。あの野郎、二手に分かれた時、俺を狙ってきてやがったからな」
「……そうだね。それってつまり――」
「奴の狙いは俺だった。ってことはだ。さっき話していた通り、お前の後ろ盾にスパイがいておかしくないということだな」
ヴェノムの狙いはデインだった。
そのことをまずは共有し、今後どうしていくかを話していかないといけない。アメリカへ行くことに異論があるわけではないが、途中の障害が厳しくなることは間違いなかったからだ。
「でも……変なんだよね。この作戦は限りある人しか知らない。スパイがいるなんて考えられないけど……」
「お前の取り巻き連中はどうなんだ? 月島とかいう奴らはよ?」
「そんな……ありえないよ。同じ日本人なのに、裏切るなんて」
「同じ民族だったとしても敵のスパイじゃないとは限らない。そんなこと、世界では日常茶飯事だぞ」
たかだか同じ出身だからといって、信用するには危うい。
それを示したデインだったが、椎名は信じられない様子で否定していた。
そして、
「とにかく、月島さんに連絡取ってみるよ。直接、聞いた方が早いだろうし……」
「――待て」
月島に連絡を取ろうとした椎名にデインは待ったを掛ける。
それは、おかしい判断だったのだ。
これまでの経過を見て、どうしてそんな判断を取ろうとするのか、明らかな矛盾があった。
「お前、何を言ってるんだ?」
「え?」
「月島達と連絡を取れないって、お前がさっき言ってたことじゃないか。なんで連絡を取れるって分かる?」
椎名の発言を機に、二人の間に沈黙が生まれる。
椎名とデインは二手に分かれる前――いや、もっと前にデインにこう話していた。
『月島さん達と連絡が取れない』と――。
デインはその瞬間、妙な寒気さえ感じた。
目の前の女が、これまで行動を共にしてきた取引相手が怖く感じたのだ。
どういうことなのか、デインは椎名の顔を見ていると、椎名は――、
「そっかー。彼らと連絡取れなかったんだね。知らなかったよ」
椎名の声色ではない。別の女性の声が聞こえた。
それは、別の方向から聞こえたわけでもない。
目の前にいる椎名から発せられた声だった。
そして、その時――デインの腹部に何かが刺さった。
「がっ!?」
予想外の攻撃を受け、デインは目を剥いた。
腹部に感じる灼熱のような痛みの原因を確かめようと、自らの腹部を見た時だった。
そこには、見覚えのあるナイフが刺さっていた。
「――な、に?」
「あの時はプレゼントありがとうねー。でも、いらないからお返しするよ」
目の前の椎名の発言の意味が分からず、デインは状況を把握しきれない。
ただ一つ分かることは、目の前の椎名がデインにナイフを刺したことだけだった。
分からなかったのは、デインの腹部に刺さったナイフだった。
柄に刻まれた自分だけの目印。デインが良く使っていたバタフライナイフであり、それは先刻、迷っていた少女に渡していた筈のものだった。
なぜ、椎名がそれを持っている?
あのナイフは護身用に少女に渡したものだ。
どう考えても、辻褄が合わなかった。
「すごいねー。絶体絶命なピンチなのに、それでも考えようとするんだ。何が起きているのか」
「て、めぇは……」
「痛いよね? 苦しいよね? 早く死にたいよね? 分かるよ。俺も同じ経験があったから」
同情の声を掛けられ、デインは更に混乱する。
なぜ、一人称が『俺』になったのか。これまでの会話から総合して、ある一つの仮説が頭の中に浮かぶ。
「お前は……椎名じゃない?」
「へぇ、すごいね。そこに気づくとは……キミさぁ、もしかして超能力者か何かなの?」
醜く顔を歪めながら、椎名の顔をしたナニカはデインを指差す。
腹部のナイフを引き抜くことも出来ず、とにかく現状をどう打破すべきかを考え、デインは右手に意識を集中した。
「無視はいけないなー。言葉のキャッチボールは大事なんだよ? ほら、俺と話そうよ!」
「――――」
ふざけた調子でいるナニカに、デインは尚も無視を続けた。
痛みで気を失いそうになるが、デインはこれを気力で耐え抜いていた。
「んー、残念だなぁ。話す気力も無くなっちゃった? それはそれで困るなー」
椎名の姿をしたナニカはそう言って、目を閉じて何かを考え出す。
デインはこの瞬間に一気に動いた。
腰に構えていた拳銃を引き抜き、最短最速で目の前の何者かに銃口を向けて――。
「死ね……っ!」
デインは迷うこともなく、引き金を引いた。
狂人キャラを文章で表現するときは大体ノリノリで書いてたりします←




