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0 コンガリ真っ黒焦げになった日

 はじめに言う事がある。

 俺、織堺おりさか 圭人けいとはごく普通の一人暮らしの高校生で容姿も体力も成績も平均な一般人であり凡人である。唯一他の人と違うところは……恐らく知識の量と…うん、それぐらいだろう。

 今から話す日常はどうでも良いことだと思うだろうが取り敢えず聞いてもらいたい。


 俺の日常は、朝起きて、歯磨きのついでに朝シャワーを浴びて着替える。その後、朝食を作って食べて学校に行く。

 登校中に特に何も信じていないが神社に参拝する。

 そして授業を真面目に受け、昼休みに自席で手作りのお弁当を貰………わず自炊弁当をボッチで食す。

 午後の授業は睡魔に耐えながら受け放課後になる。部活は特に何も所属していないので帰宅しバイトに勤しむ。

 勤しむと言ってもただ書店で本を並べたり色々と(自分にとって)簡単な仕事をするだけだ。

 そして、バイトが終わると帰宅して夕食をとって、宿題とかがあったらやって就寝。無かったらそのまま就寝……


 そんな感じである。

 なぜ今この事を話したかと言うと次に俺が落命した(・・・・)日の話をするからだ。






 その日の朝、雨が降っていた。しかし、俺はいつも通りの朝の習慣を行なっていた。そして朝食を摂っている時に思い出した。


「あれ? よくよく考えたら今日は日曜だった……偶にあるんだよな〜ま、あの神社に参拝はするけど……」


 朝食を摂り終え支度とは言わないくらい少ない荷物を持って出掛ける準備をする。


「って雨降ってるし!」


 今更、雨が降っていたことに気が付いた。

 少し行く気が失せたが玄関まで来てしまったのでは仕方がないので傘をさして出掛けた。




 っと、此処までが日常的な所。で、問題は家に帰ろうとした時だった。




「さて、お参りした事だし帰るか〜」


 そう独り言を言って振り返り帰ろうとした時だった。

 急に雲が濃くなり雨足が強くなった。そして、微かにだが雷の音が聞こえる。


「雷……早く帰らないとヤバイかも……でもこの天気だと雨宿りすればなんとかなるかな?」


 すぐに止むと思った俺は拝殿で雨宿りをしようと思った。そして、拝殿に入ろうとした時、真上が急に光り、轟音が0コンマも遅れず同時に響いた。そして、光は不規則に屈折しながらも俺の傘に当たった。




 そう、落雷によって、俺は死んだ。遺体は燃え、真っ黒焦げになった。モ◯ハ◯で言うと焼き過ぎて焦げ肉になった感じだ。


 こうして、俺、織堺圭人の平凡すぎた日常は幕を閉じた……

9/30 少し修正

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