嫌わないで
初の詩です。
暗い詩なので、無理という方は回れ右でお願いします。
それでもいーよーというかたは読んでいただけると嬉しいです。
ねぇ、泣きたくないわ。
ねぇ、きっと忘れない。
ねぇ、学んだわ。
きぃっとたくさん傷ついて。
きぃっとたくさん泣いたのよ。
私、覚えてないけどね。
ただ愛されたかったはずなのよ。
ただ嫌われたくなかったはずなのよ。
だから猫をかぶったはずだった。
だけどどこかで間違えた。
ねぇ、どこで間違ったのかしら?
ねぇ、私、何がだめだったの?
無理をしてと言ったわけではなかったの。
必要としただけだったの。
だって、私は必要とされたいから。
求めただけだったの。
だって、私は求めて欲しいから。
ただ楽しい時を過ごしたかっただけのはずだったのよ。
私、覚えてないけどね。
え?
なんで、覚えてないのって?
ふふ、それはね。
私が豆腐よりももろい精神だったから。
壊れちゃったのよ。
嫌われたくなかっただけだった。
ずっと楽しくいたかった。
求めて欲しいから求めたわ。
必要としてほしいから必要とされたわ。
自分がされて嫌なことなんてしなかった。
私がしてほしくないことなんてしなかった。
私が理不尽なことなんて私が一番わかってる。
私が付き合いにくい人なんてことは私が一番わかってる。
ねぇ、お願いだから心の中に置いといて。
ねぇ、お願いだから目のつくところで言わないで。
だって、気づいていしまうのよ。
だって、聞こえてしまうのよ。
ねぇ、どうして私を傷つけるの?
ねぇ、どうして私が傷つかないと思えるの?
ねぇ、どれほど私が傷つくのかわかってる?
きっと気づいてくれないでしょう。
きっとわかってくれないでしょう。
私、陰口嫌いなの。
だって、自分がされたらいやだもの。
私、嫌われるの嫌いなの。
だって、私は弱いもの。
だから、敵にはならないで。
味方になってとは言わないから。
敵にはならないで。
そのための手は打ったっていいでしょう?
全てに嫌われたくなんてないわ。
ほんとは一部にだって嫌われたくないわ。
ねぇ、どうして私がひっそり話すと睨むのかしら?
ねぇ、どうして私が陰口をたたいていると思うのかしら?
きっと、それは貴女がそれをしているから。
人を疑うのでしょうね。
私、そんなことしてないのにね。
あぁ、今までの私の努力ってば水の泡。
愛されたいと願ったわ。
あと少しだと知ってたわ。
なのに、どうして壊れちゃったのかなぁ?
どうして失敗しちゃったのかなぁ?
あと少し、平和でいられれば良かったのに。
あと少し、我慢すればよかったのに。
ねぇ、私学んだわ。
ヒトと私は距離が必要ね。
どれほど寂しいと思っても。
どれほど知ってほしいと思っても。
どれほど受け入れて欲しいと思っても。
誰も、受け入れてなどくれないと。
ねぇ、私わかったの。
ヒトと私は距離がないとうまくやっていけないのね……