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ビッチビッチジャップジャップ乱濫鸞

 千葉県にある専門学校まで電車で約2時間30分。“東京国際フィルム&アート専門学校”という名前の割に、東京から少し離れた片田舎にあり、大きなスタジオやセットの街並みがあるわけでもないのに、やたらデカい敷地にひっそりと校舎が建っている。いっそ関東全部、東京にしてしまったらどうか。そうすりゃ、ネズミさんもアヒルさんも、あんな狭いランドに隔離されず、渋谷あたりを大手を振って歩けるに違いない。

 満員電車のサラリーマンやOL、学生たちを見ながらふと、この大勢の人たちにも自分と同じようにそれぞれ人生があるんだなぁ、なんてことを考えていた。高校生のころは、すべての人間がエキストラで、自分だけが世界の中心だと本気で思っていたから、俺もだいぶ成長したんだなとしみじみ思う。きっと、誰しも考えるようなまともな人生を送っている人なんて、この世に存在しないんだ。みんな、誰にも言えない秘密のひとつやふたつあるに違いないのだから。

 専門学校の最寄り駅の改札を出ると、背後から肩を叩かれ、ふり返った俺はその人物を確認して、何ごともなかったかのように再び歩き出した。

「シカトしないでよ、相棒」

「誰が相棒だ。俺は水谷豊か。お前みたいなやつとコンビを組んだ覚えはねえよ」

 話しかけて来たのは同級生の鎌井だった。鎌井は右手で自分の右目を覆いながら俺のあとをコバンザメのようにくっついてきた。いつものことだ。入学当初、クラスメートと馴染めていない様子だった彼を不憫に思って声をかけたのが間違いだった。

「ねえ、見て見て」

「なんだよ」

 右手を外すと、真っ赤に充血した目玉が鼻先までぶら下がった。目玉に帯びた滑り気が太陽の光を反射してテラテラしている。

 通勤途中のサラリーマンたちが彼に一瞬だけ視線を移し、見なかったことにしようといった様子でそそくさと通り過ぎていった。

 この前のコスプレ男といい、目玉をぶら下げたB級映画オタクといい、どうやら俺には一風変わった人間を集める能力があるらしい。そんな悪魔の実を食べた覚えはないのだが・・・どうせなら美少女を寄せ集める能力にでも変えてくれないだろうか。 

 俺らが通う専門学校では毎年、学園祭で他専攻の生徒たちと一緒の班になって、それぞれ20分程度の映画を制作し上映することになっている。俺と鎌井は特殊メイク専攻として班に加わり、ゾンビをテーマに作品をつくる予定だった。

「いいのか、そんなもん持ちだして。撮影で使う小道具だろ?」

「ゾンビがダメになったんだって。余田さんが言ってた」

「なんで?」

「知らない。グロいのがダメなんじゃないかな? 学祭にふさわしくないとか」

「そんなこと言ったら何もできねえよ。特殊メイクはグロくてなんぼだろ? グロいのがダメだったら、どんなモチーフで特殊メイクしろっていうんだよ?」

「美男美女の特殊メイクとか? テレビで一時期はやったじゃん、ビフォーアフターみたいな」

「それは家の改築な。ビューティーコロシアムだろ、お前がいいたいの。しかも、あれだって特殊メイクじゃなくて整形だから」

「あっ」

 鎌井がぶら下がった目玉をふたたび手のひらで隠すと、小走りで学校の門のほうに駆け寄っていく。

 正門の前に俳優専攻の高田美鈴がそわそわしながら立っていた。

 鎌井が美鈴のまえで目玉をぶら下げるが、美鈴はそれをガン無視した。

「三島く~ん」

 美鈴が猫なで声でいった。大きな瞳が潤んでいる。

「どうした?」

「余田さんと莉音ちゃんがもめちゃって大変なのぉ」

「もめてる? なんで?」

「なんか、莉音ちゃんが余田さんに『あんたの演出にはトゲがある』みたいなこと言ったら、余田さんが『演出に妥協はない。あんたみたいな大根には、きつく言わないとダメ』って言い返して。それから教室で取っ組み合いのケンカになっちゃって」

 美鈴が鼻をすする。

「私じゃどうすることもできないから、三島くんが来るの待ってたの」

「ねえねえ高田さん、これ見て、目玉」

 鎌井がKY感まる出しで言った。

「取っ組み合いって、真壁莉音が? 余田さんならまだわかるけど、いつもATフィールド張って、『私はあなたたちとは違うんです』顔でいる真壁が、取っ組み合いなんてビックリだな」

「ねえねえ、高田さん。これ、すっごくリアルじゃない? 僕つくったんだよ、この目玉」

 鎌井が言った。まるで幼稚園児が母親に褒めてもらいたい一心で訴えかけているかのようだ。

「先生たちは?」

「まだ来てないみたい」

「他の男子生徒は?」

「みんな面白がって、ただ見てるだけ」

 その気持ちはすこしわかる。映画人を目指しているようなやつらは、非日常の光景に出くわしたとき、一種の恍惚感をおぼえるタイプが多い。良くも悪くも、世間からズレた変態が多いということだ。もちろん、その筆頭が俺だ。俺はヒーローに憧れているのだから。

「とにかく教室に来て」

「ああ。わかった」

「目玉・・・」

 鎌井が呆然と立ち尽くしながらつぶやいた。そしてあたりを見まわすと、そばを通りかかった登校中の女子高生の集団に近寄っていく。

「ねえ、見て見て」

 女子高生たちは悲鳴をあげて逃げていった。


「三島くん、こっちこっち」

 階段をあがり、教室の前まえでくると、美鈴が大げさに声をあげた。

 教室から声がもれ聞こえてくる。

 扉をあけると、ホワイトボードの前あたりで余田圭子と真壁莉音が取っ組み合っていた。余田さんがマウント状態で仰向けの莉音を押さえつけている。莉音の着ている服はところどころ破け、口もとからはわずかに血が出ていた。

 その他の生徒はただ遠巻きに見ているだけだった。

 俺の正義感がうずく。

「おい、お前ら、なにやってんだよ!」

 俺はとっさに余田さんの両脇に腕を差しこむと、そのまま後ろに体重をかけて二人を引きはがした。

「やめろって!」

「こいつが先に手だしてきたんだ!」と余田さん。

「はっ、なに言ってんの? 手だしてきたのはそっちでしょ」

 莉音は体を起こすと、口もとの血を手の甲でぬぐった。

「ちょっとカワイイからって、調子に乗りすぎなんだよ。なにが女優よ。あんたぐらいの子ね、世の中には腐るほどいんのよ!」

「いまだに就職先も決まってない人に言われたくないんですけど。いったい三年間も、ここで何してたんですか? 遊びにでもきているつもりだったのでしょうか?」

「体つかってコネづくりに勤しんでるどっかのビッチとは違うんだよ。仕事は腕で勝ちとるものなの。わかった、世間知らずさん?」

「魅力のない女のいいわけにしか聞こえないわ。あなた、いつか言ってたわね、ナイフを持った若い男に追いかけられる夢を見たって。夢の中のナイフは男性器の象徴よ。モテないくせに、性欲は人一倍強いみたいね。ああ、かわいそ」

「男に遊ばれてるのもわからないビッチがよく言うわ。あんたなんか歳とったらポイってドブに捨てられるのがオチよ。毎日せっせと哲学書読んでるくせに、いったい何を勉強しているのかしら? 世間知らずの自分を肯定する方法かしら?」

「男に遊ばれることもできないあなたにだけは生まれ変わりたくないものね。私、あなただと気づいた瞬間に自殺するわ」

「きさま!」

 余田さんが俺を振りはらおうと暴れた。

「もうやめろって!」

 俺はあたりを見まわし、傍観している生徒に声をかけた。

「おい、お前らも見てないでとめろよ!」

 そこで初めて、生徒たちがくすくすと笑っているのに気づいた。カメラマン専攻の西村にいたっては、ハンディカムでこちらを撮影している。

「はい、カット!」

 とつぜん余田さんが声をあげた。あたりから一斉に笑い声があがる。

「いやあ、良い演技だったぞ真壁。合格だ」

「当然でしょ」莉音が乱れた髪を整える。「本当に難しい演技っていうのは、普通でいることよ。こういう激情型の演技はできてあたりまえよ」

「でも、最後の“自殺”は言いすぎじゃないか。正直言って、あれはムカついたぞ」

「あなたも“ビッチ”はないんじゃない? 放送禁止用語ぐらいわきまえてください」

 俺は状況が飲み込めず、扉の前に立っている美鈴を見やった。美鈴は手のひらを合わせて“ごめん”のポーズをしていた。

「三島、いい加減離してくれないか? お前の腕が私の胸にあたってるんだが・・・」

 俺はすぐに手を離し、身をひいた。

 生徒たちから声があがり、拍手と口笛と笑い声があがった。

「三島、いい演技だったぞ!」

「お前も役者めざせよ!」

「三島くん、かっこいい!」

 俺はようやく騙されたことに気づいた。しかし、ここでようやく知ったと思われてはカッコ悪いと思い、『初めから知ってたけど、雰囲気を壊さないよう知らないふりをしてやったんだよ』顔で、大げさな照れ笑いをして見せた。

「美鈴ちゃ~ん。頼むよ、美鈴ちゃ~ん」

 俺がおどけた口調で高田美鈴に近づいた。

「ほんとごめん。どうしてもって頼まれたの。余田さんの頼みだもん、断れないよ」

「それにしちゃずいぶん楽しんでたみたいだけど」

「ぜんぜん。もう、心苦しかったんだよ、ほんとに」

 と、大きな物音とともに背後の扉がとつぜん開き、鎌井が倒れ込むようにして教室にはいってきた。

 美鈴がギョッとした表情で鎌井を避ける。

 あたりが一瞬にして静かになった。

 鎌井の手から教室の床に、砂まみれの目玉が転がり落ちた。

 うつ伏せに倒れている鎌井が顔をあげる。

「恐いお兄さんにボコられた」

 本物の血は血糊ほど鮮やかな赤色じゃないんだな、などと俺はどこか冷静に彼をながめていた。


「――ということで、多数決の結果、今回のE班の出し物のテーマは“オカマ版フル・モンティ”に決定した」

 余田さんが、黒板に書かれた“オカマ”の文字に○を描きながら言った。

「シナリオ班は今月末までに“オカマ版フル・モンティ”をテーマにした作品を書いてくるように。なお、レフト4デッドで使う予定だった衣装や小道具がもったいないので、使えそうなものがあったら再利用するように。特にモデルガンは高価だから、シナリオには必ず戦争マニアの登場人物をいれろ。ゾンビオタクっていう設定なら、特殊メイクの面も使えていいかもな。とにかく不自然にならない程度に頼む」

 どんな世界観だ! 不自然だらけだろ!

 俺は心でそうツッコミながら、ため息をついた。

 少ない予算のなかで、ゾンビものなら特殊メイクの技術を存分に発揮できると思っていた。怪物のなかでも人間に近いぶん、シリコン製のパーツが少なくて済む。それは人間の皮膚に直接メイクするという意味であり、腕の見せどころでもあった。

「なんでお前まで手あげんだよ?」

 多数決で“オカマ版フルモンティ”に手をあげた鎌井に言った。

「なんで? 面白そうじゃん、”オカマ版フル・モンティ”」

「そりゃコメディタッチで学祭では盛りあがると思うよ。でも、俺たちの専攻は特殊メイクだろ? ファンデ塗って、チーク塗って、口紅にアイシャドーか? 誰がそんなんで俺たちの評価してくれるんだよ? 俺は化粧品会社に就職したくてここに入学したんじゃないんだよ」

「でも、俳優科の小金井くんみたいな、がたいのいい役者を女装させるのって、ほとんど特殊メイクみたいなもんでしょ」

 鎌井は自分の頭をかくと、爪の間に挟まったフケを確認しながら言った。その腫れあがった右頬に右ストレートをかましたい気分だった。オカマ版フル・モンティ? ゾンビがダメで、オカマのストリップがいいわけねえだろ。


 俺以外の人間がすべてゾンビと化した世界。俺は自分自身に特殊メイクを施してゾンビにカモフラージュするのだが、とつぜんの大雨に特殊メイクが剥げてしまい、ゾンビたちに人間だとバレてしまう。必死で逃げ惑うのだが、結局ゾンビに囲まれてしまい・・・と突然、ゾンビたちが全員セーラー服姿の神坂仁に変わり、強引にキスを迫ってくる。

 俺はハッとして目覚めた。そこは学校帰りの電車の中だった。斜め前の席に座っているサラリーマンがいぶかしげにこちらを見ている。扉の前に立っているケバい女が笑いを堪えるような仕草をしていた。どうやら目覚める瞬間に声を出していたらしい。僕はそれをごまかすように咳払いをすると、扉の上にある駅名案内を確認する素振りをしながら立ちあがり、隣の車両に移動した。

 自宅までの道のりを音楽を聴きながら歩いていた。聴いているのはももクロの“バトル&ロマンス”。このころのももクロが一番テンションがあがる。

 “ワニシャン”を口ずさみながら歩いていると、あの廃校になった中学校の正門の前に人影をみつけた。リュックの肩ひもを掴みながらうつむき加減でいる。もしその人物がセーラー服姿だったなら、すかさず回れ右をして、別のルートで帰ったに違いないのだが、そのときは紺のハーフパンツにTシャツ姿だったため、ぎりぎりまで彼だと気づかなかった。

 やばい、目が合っちまった・・・。

「こんばんは」

 神坂が声をかけた。

 Tシャツの胸には、はちゅねミクが申し訳なさげにポーズを決めていたが、以前の格好が格好なだけに至って普通に見えた。

「ああ、どうも。気づきませんでしたよ」

「この前はどうもありがとうございました」

「いえいえ。俺はなにもしてないです――っていうか、むしろジャマしてしまったっていうか・・・」

「今度は自分だけの力で飛んでみようと思って、さっきまた屋上にのぼったんです。そしたら、難なく飛べました。なんで今までこんなことができなかったんだろうって思うぐらい簡単に。あなたのおかげです」

「そうですか。それはよかった」

「それで、お礼と言ってはなんなんですが・・・これを」

 神坂はリュックを地面におくと、中から大きな箱を取りだした。

 薄暗くて、手渡されたものがなんなのかよくわからなかったが、どうやら箱に入ったフィギュアらしかった。

「新世紀エヴァンゲリオン、ミラーパネルフィギュア賞の綾波レイです。僕の宝物です」

「へえ、よくできてますね」

「ぜひ受け取ってください」

 僕は驚いて拒否するという一連の定例行事を行いながらも、最近始めたヤフオクに出品したらどれくらいで売れるだろうか、などと考えていた。

「それと、この前教えてもらったメアドが間違っていたようなので、もう一度教えてもらえますか?」

 俺はその言葉にぎくりとした。

 あれから一度もメールフォームを開いていない。きっと今頃、迷惑メールの海の藻屑と化しているに違いない。まあ、彼のも迷惑メールには違いないのだけれど・・・。

「すみません。ちょうどパソコンで壊れてしまっていて、いま修理に出しているんです」

「そうでしたか。いやあね、ひょっとしたら嘘のメアドを教えられたんじゃないかと思って心配してたんですよ。修理してるんじゃ仕方ないですね」

 神坂が目を見ひらきながら言った。

 俺は恐怖に鳥肌がたった。

「今日返ってくるって言ってたんで、すぐ返信しますよ。ハハッ」

「ええ。楽しみに待ってます」

 彼と別れると、猛ダッシュで家に入り、自分の部屋のパソコンの電源をいれた。

 脳裏に神坂の言葉がこだまする。

“嘘のメアドを教えられたんじゃないかと思って心配してたんですよ”

“心配してたんですよ”

“心配してたんですよ”

“被告、三島和春は殺人未遂容疑で求刑どおり無期懲役に処する”

 パソコンが起動するまでやたら長く感じた。

 普段使うことのないアカウントでヤフーにログインすると、メールフォームを開いた。

 

〈 未読 1833件 〉


 三日前の夕方から今までのあいだで、彼のメールを探す。なかなか骨の折れる作業になりそうだ、と思いきや、神坂仁名義のメールはすぐに見つかった。

 ここ三日間に届いたメール28件のうち、22件が彼からのメールだった。


〈 今日はどうもありがとう <(_ _*)> 〉

〈 なかなか返信こないなあ |( ̄3 ̄)| いそがしいのかな? 〉

〈 ┗(`皿´)┛コノォ--- 〉

〈 ヽ(・∀・)ノ ワチョーイ♪ 〉

〈 m(- -m)~呪~(m- -)m 〉


 後半はほとんど絵文字のみで、直近のメールでは呪う気まんまんだった。

 俺は急いで返信メールを送った。


〈 返信遅れて申しわけありませんでした。彩波レイ、ありがとうございました。さっそく自宅の棚に飾っています 〉


 そのメールを送ってわずか五分後、彼からメールが届いた。


〈 綾波レイ、気に入って頂けてうれしいです ヽ(・∀・)ノ ワチョーイ♪ ところで、今週の日曜日はお暇でしょうか? 行きつけのカフェでイベントがありまして、よろしければご一緒にいかがでしょうか? 〉


 デートの誘い!!

 

 俺はすぐに断りのメールの文章を考えていた。あまり刺激的な文章ではダメだ。


〈 今週の日曜なんですが、大変もうしわけありません、学園祭の催し物の準備があって行けそうにないです。ちなみにそのカフェではどんなイベントがあるのですか? 〉


 うん、悪くない。ただ断るだけではなく、興味はあるのですが感が出ていて良い。


 神坂からメールが超高速で返ってきた。


〈 それは残念です (_ _|||) イベントは普段メイドの格好で接客してくれるウエイトレスたちが、その日だけアニコスで接客してくれるんです。アニメ好きのあなた様ならきっと楽しんでもらえると思ったのですが・・・用事があるのなら仕方ないですね m(- -m)~呪~(m- -)m  〉


 最後の“呪”ってどういう意味だ!?

 つーか、なんで勝手にアニメ好きにさせられてんだ? あなた様? どんだけ~!

 ここは話を逸らして機嫌をうかがおう。


〈 アニメはそれほど詳しくはないですが、観るのは好きです。神坂さんが以前にやっていた女子高生の格好は、市販されてるアニメキャラの衣装かなにかなのでしょうか? 〉


 神坂からメールがくい気味に返ってきた。


〈 僕のはアニコスではなく、ただの男のです (^ー゜)ノ リアル制服のレプリカです 〉


“男の


 俺は人生ではじめてその言葉を知った。

 だからといって、その言葉がこの先の自分の人生においてどういう意味をもっているかなど、このときの俺はまだ知るよしもなかった・・・。

 みたいな、エンディング曲前のキャッチーなセリフを吐いてみた。

 ちなみに次回の予告は、「おっす、オラ男の。って、あれあれ、なんで俺、こんな格好してんだぁ~。次回、俺のまわりはオスだらけ。ぜってぇ見てくれよな。サービス、サービスぅ」


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