表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
DRAGONS SOULS  作者: 凪人
3/4

充実した生活と殺意と

竜暦12年4月5日。


光の領土【王都ニクス】。


竜暦が始まり12回目の春。


町には桜が舞い、中心街は多くの人で賑わっていた。



「うわぁぁあ!!遅刻だぁ!!」


町に響く大きな声。


制服に身を包んだ少年、ネルから発せられたものだった


「8時19分……くそ〜使いたくなかったけど……」


その少年は鞄から水晶体を取り出し、


「転送!!セイム騎士訓練所!!」


と発すると同時に水晶体を割った。


水晶が割れると同時に光が体を包みそして消えた。


〜セイム騎士訓練所〜


キーン コーン カーン コーン


授業開始のチャイムが鳴り全員が席に着き始める


「ギリギリセーフ!!」


「どこがセーフだこのバカ!」


「イデッ」


持ってた出席簿で殴られた。


「何も殴ることないでしょ先生」


「バカにはそれぐらいがちょうどいいんだよ!」


「チェッ」


渋々俺は席に着く。


「えー今日はスキル使用許可試験の日だ!全員気を引き締めて頑張れよ!」


スキル。


それは領土ごとに守り神としてたたえられている「竜」の偉大な術といわれている。


ソードスキル、マジックスキル、ボウスキルなどなど・・・


スキルの数は発見されているもので200を超えるといわれている。


ちなみに俺が使う予定のスキルは「ソードスキル」。近接型のスキルだ。


そしてスキルの使用許可が出されるかは学校の試験で決まる。


今日のスキル使用許可試験の内容は「20体のターゲット撃破」


ソードスキルの取得には一番効果的な試験だ。


ほかにも「敵の半径100m以内に入らずにターゲット撃破」とか、


「巨大な岩を10個粉砕しろ」とか・・・


とにかく試験はめんどくさい。


でも頑張ってスキルが使えるようになりたいんだなぁ〜


すると、


「おう!ネル」


振り返るとそこには斧使いのバルガスがいた。


「バルガスじゃないか、やっぱりお前も試験受けるのか?」


「いや今回はパス。ソードスキルとか取得したら話にならんからな」


「アックススキルを取得できるのは次の試験だからな。お先にスキル使わさせていただきますわ」


「チッ。嫌味かよ」


怒るバルガスを華麗にスルーし試験会場に向かう。


〜セイム・スキル使用許可試験会場〜



「うわ〜いっぱいいるな・・・」


何処を見ても人、人、人。


しかし見たところ、ほとんどが試験初心者らしい。


「・・・・・!?」


・・・違う。


その時感じた「気配」。


いや・・・あれは・・・「殺気」


振り返るが、そこには誰もいない。


「気のせいだったのか・・・?」


首を傾げていると、


「今から試験を開始します。各自配布されていた転送水晶を使って下さい。」

俺は昨日と配られていたオレンジの水晶を取り出し、自分に「落ち着け」と 言ってから水晶を割った。



to be continue……



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ