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プロローグ

突然だが、俺は現実主義者だ。世間の大多数はつまらない人やめんどくさい人と偏見されがちだが、俺はそうは思わない。なぜなら人々はあらゆる事実を知ろうとしない。いやもっと言うなればその現実を受け止める事ができない。だから、ニートのようなまともに社会に貢献しないような社会不適合者が大勢いるのだ。そんなことしているからいつまで立ってもこの国の経済が発展しないのだ。別に俺は理想を完全に否定しているわけでわない。俺も幼い頃未来の理想を考えた一人の人間だ。俺が現実主義になったのは一つ一つ積み重ねの出来事で起きたものだ。まあその話をするのはとても後になるだろう。俺は和泉玄斗。清涼高校に入学している、高校1年生だ。性格は内向的でたまにシャイのところもある。得意なことは特にないが、好きなことは読書。自分で言うのも何だが、学校の成績はそこそこ良い方だ。と言われてもこの高校はそこまで偏差値が高くない、だからといって低くもない。いわゆる普通の高校だ。俺はそんな高校に毎朝登校しているわけだが、その前に朝のテレビのニュースを毎日見るのが俺のルーティーンだ。今日のニュースはスポーツが話題となっている。「サッカーの〇〇選手が強豪クラブに移籍しました。」とアナウンサーが言っていた。「・・・・・」いつも思うんだがほんとにスポーツ選手の人って可愛そうだなと思う。だって選手の調子が良いときは、ファンから称賛されるのに調子が悪いときは、ネットのコメントなどから「交代しろよ」とか「足引っぱてて草}など辛辣なコメントが寄せられるんだ。本当に都合の良い話だ。匿名だからという理由をつけて人の評価をする。やってることが犯罪者と変わらないじゃないか。俺はそう思いながらテレビの電源を消し、登校の準備をする。ようやく準備が終わったことで玄関に向かい、扉を開ける。言い忘れてたが、俺は一人暮らしだ。だから家族に行ってきますなどの挨拶がない。高校生で一人暮らしなんてアニメかラノベしかない展開だが、俺はそれが現実になっている。扉を開けたとこで家の門の前で小柄で黒髪の女の子が立ってた。「あ、あはよう玄斗君。」「ああ、おはよう」彼女は、渚 実由。俺と同じ高校の幼馴染だ。ん?今嫉妬したか?だがお前たちが思うほど現実はそんなに甘くない。彼女は頭脳明晰で運動神経も抜群。おまけに美少女で男女問わず人気を得ている。アニメの理想のヒロインかと思うが、実は彼女は彼氏持ちだ。これが現実だ。当たり前だろ、こんな可愛い子が彼氏が一人もいないと思ってるなんて。そんなの陰キャの妄想だ。だがいつも思うんだが、なんでこんな優秀な娘があんな高校にいるんだろうと思う。「ねぇねぇ、今日の放課後玄斗君の家に行ってもいい?」「別にいいが、彼氏がいるのにそんな軽く別の男の部屋に入っていいのか?もし俺があるきっかけでお前に手を出したりなんかしたらどうするんだよ。」「ん〜〜?あるきっかけって何〜〜?」と小悪魔のようにニヤリと笑いながら言った。「それはハプニングとか色々あるだろ。」とすこし顔を赤めながらも冷静に答えた。すると残念そうな顔で「それなら仕方がないじゃん〜。別に意図的じゃないんだし〜」と言った。「なんで残念そうな顔するんだよ。お前は彼氏がいるんだから、そいつとイチャつけばいいじゃないか。」と言い、「そうゆうことじゃないんだけどな〜」と不満げに言った。俺はその言葉に疑問を抱きながらも無視した。しばらく沈黙が続いたあと俺は「わかった。そのかわりに彼氏には連絡してくれ。なにも言わずに誤解されるのはごめんだからな。」「おっけ〜。そうする」と他愛もない話をしながらも、高校の正門前に着いた。そして自分のクラスの教室までお互いに歩幅を合わせながら歩いた。教室に入る直後に「またね。」と軽く挨拶をしながら、お互い自分の席に着く。「よう、玄斗。相変わらず覇気がないな〜。朝から幼馴染といちゃついているくせに。」 彼は草薙遥斗。俺の唯一の親友である。勉強と部活をしっかり両立している優等生だ。噂では裏ではかなりモテるという話をよく聞く。「あのな、彼氏持ちの彼女となんでいちゃつかないといけないんだ。第一、普通に考えて毎朝俺の家まで迎えに行くこと事態誤解を生むんだよ。いくら幼馴染でもこんな姿をあいつの彼氏に見せたら、色々問題あるだろ。」確かに、普通に考えて誤解を生む。それなのにもかかわらず普通に軽くボディタッチしてくるし、俺の家に泊まろうとしてくることがある。俺は彼女の事がよくわからない。普通の人間なら、もしかして俺のことが好きなんじゃないかと思うかもしれない。だが、それは辻褄が合わない。なぜなら彼女は彼氏がいるからだ。もし仮に彼氏がいることが嘘の場合でも、わざわざそんなことする理由が分からない。「そうだな〜。普通はそう思うよな〜」「なんだよ、その気に障る言い方は。言いたいことがあるなら言ってくれ。」「お前ってさ、彼女のことが好きか?」いきなり何を言い出すんだと思いながら、答えた。「別に俺はあいつを恋愛対象として思っていない。仮に、好きだとしてもあいつには彼氏がいるんだ。」「そうか、いやお前の気持ちが分かったよ。もうすぐチャイムなるから自分の席に戻るわ。」彼はそういながら自分の席に着いた。「なんなんだよ。二人ともして。」そうして朝のホームルームが始まり、それから時間が経ち昼食の時間になり、食べ終わった後に俺はある所に行く。そうして目的の所につき、ドアを開ける。「あ、こんにちわ。」嬉しそうな顔でこちらの方に振り向いた。「こんにちは、天城さん。」「私がおすすめした本はどうでしたか?」「うん、とても面白かった。特に最後の場面はとても衝撃だった。」「やっぱり、そうですよね。」楽しそうに話しているこの娘は天城 静香。俺と同じ読書好きの趣味を語り合える仲だ。彼女とは毎日図書室で本の話題をしゃべっている。「あのどんでん返しは想像力が秀逸してた。」「私も、そう感じました。」にしても、推理小説というのは実に興味深い。なぜなら、作者がどうゆう風に考えて書いてるのかとても面白いからだ。例えば推理小説家で有名な江戸川乱歩のスタイルは怪奇や幻想を全面に押し出した突風な作風と、本格的なトリックを駆使している。世間では彼の本は一見すると読みづらいと思われるかもしれないが、彼の作品は基本的にテーマが分かりやすくストーリーの完成度が高いから、何故か不思議とスラスラ読める。小説家の人はどうゆう風に想像して、書き続けているのだろう。俺には絶対にできない職業だ。そう思いながら、玄斗は手に持っていた本を彼女に渡した。「この小説も中々面白かったから、ぜひ読んでみてくれ。」「ありがとうございます。ぜひ読ませていただきます。」俺は今朝から気になっていた二人の言動を彼女に話してみる。「ねえ、天城さん。今朝からみ・・・・渚と草薙がおかしいんだ。」「和泉くんのクラスの渚さんと草薙さんですか?何があったんです?」「説明するのが難しんだが・・・」そうして彼女に今朝起こったことを分かりやすいように説明した。「・・・ということなんだが、どうゆう意味だと思う?」「うん〜、その話を聞いた感じもしかすると、渚さんは和泉くんに好意を寄せているのではないでしょうか。」と俺と同じことを考えていた。「ああ、俺もその線があると思ったんだがもし仮にそれが本当だったとして、彼氏がいるのはおかしいと思うんだ。」「彼氏がいるときに好きになったとかは?」「いや、彼氏ができる前からあんな感じなんだ。」「和泉くんは渚さんの彼氏さんを見たことありますか?」「いや、見たこともあったこともない。」「では、渚さんは彼氏がいると嘘をついているのではないですか?」「なんのために?」「ん〜それは分かりませんが、渚さんに直接聞いた方がいいのではないです?」「でも、彼女が本当に答えるとは限らないからな。下手に質問すると彼女に警戒される可能性がある。」「では、強引かもしれませんが、彼女のスマホで写真やメールのトーク履歴見れば嘘をついているのか分かるはずです。」「いや、でも人のスマホを勝手に見るのはだめな気がする。」「確かにそうですが、こうゆうのは理論的ではなく、感情論の問題だと思います。確か放課後に渚さんが天城くんの家に来るのですよね?なら、そのときにそれを試したらいいのではないですか?」「そうだな、このまま何もしないのは納得できないし、やってみる。」「そのほうが良いと思います。もし何か気がついたら私に相談してください。」「ありがとう、天城さん。そうするよ。」そうして5限目の予鈴がなり、お互い自分のクラスの教室に戻った

私の投稿を読んで頂けて本当にありがとうございます。

どうも始めまして五十嵐 空澄斗です。空に澄んだに斗であすとって読みます。実は小説を書いのは人生で初めて書きました。正直自分書けるのかなと心配していましたが、小説を書くことが楽しくなりそんなことはどうでも良くなりました。\(^o^)/これから小説を書いていくので皆さんこれからよろしくお願いします!

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