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暗闇に沈む陽  作者: sakura
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サイレントヒル

歯痛にうずくまる

絶え間なくいつまでも響いていく鈍痛

食べる気になれず、痛くて夜も眠れない


…二日間我慢した


何故なら掛かりつけの歯医者は、長期の夏休み


…なんて間が悪いのか


しかし、高熱出したとき、困っているとき、苦しいときは、大抵、夜間、祝日、土日だったりするのだ

昔、痛くて歯医者に電話したら、予約が埋まっているからと断られることがあった


世の中には、断ってはいけない職種があると思う

謂わゆる最後の砦…公私の区別はつかず、24時間心休まることはないだろうな社会の柱の中でも重要な柱

医療関係者は、薬師如来が神様の中でも最高位の如来級であるように、倒れてはいけない柱であるな…


結局、午前3時に痛さで、起きて、痛さと戦うだけで精一杯で、枕に頭を付け、うずくまり…気合いで出勤して働いたあとで、別の営業してる歯医者を探して赴いた…


 (ドリルでドリドリル削り響き、治療中)

 サイレントヒルのサイレンがサイレントに響き渡る


 …


…治療後、痛くて痛くて、俯いて歩いて帰る

公園の木陰のベンチで休む

ああ、私は痛さに弱い人間です

きっと拷問されたら、痛みによる恐怖で、有る事無い事幾らでも喋るに違いない

痺れる痛みに思惟が宙に攪拌され、無意無双の境地に至る

…蝉時雨、木漏れ日、暑さに汗が流れ、…吹き抜ける風に気がつけば、時が過ぎ去り、痛みがようやく治まって、現実に帰れました…やれやれ


この後、日が変わり、同じことを繰り返す


それにしても、歯痛とは、痛み止めの効果が、ほぼ無いのは何故だろう?










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