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暗闇に沈む陽  作者: sakura
99/1017

ヒーロー

身体の節々が悲鳴を上げている シャウトだ 夜の街にガオー

身体が休憩を欲しているのか だが…まだまだー

僕の中にヒーローが、蓄積されていく


ヒーロー度30%

動かなくては 俺の指よ キーを叩くのだー

炎のコマだ エレクトリックサンダーだ

そんな思いとは裏腹に、身体が動かない

帰ってシャワーを浴びたい

布団に寝たい

ああ

即効意識混濁


ヒーロー度50%

休憩を、せめて休憩を

チャージだ、必殺クイックチャージ発動


ギシギシと身体がまるで油の切れた機械のようだ

チョコレートを喰む 非常食に完備してるものだ

珈琲をガバガバ飲む

寝てはいけないのだ



ヒーロー度80%

幽鬼の様にふらつきながら歩く

帰ってはならない

いやだ もういやだし

眠い 疲れた 腹へった…

思考が輪廻する



ヒーロー度90%

雨が降る

雨がふるふる雨が降る

わははは

紅茶を飲む

既に僕の中のヒーロー蓄積は臨界点を迎えつつある

ああ、施したい

皆に僕の中のヒーローを皆に分け与えたい。

平等だ

人類皆兄妹だよ


朝だ 雨降っているけど 夜明けが来た

パンを食べる

あらかじめ買っておいたものだ

まだ終わらない…

蜜柑食べる はむはむ



ヒーロー度100%

身体中にヒーローが一杯だ 満ち満ちている

きっと今の僕はヒーローで輝いていることだろう

ヒーローが溢れ落ちるようだ

歩くとはらはらと


もう どうでもよい アチコチがいたい

動かない しゃべりたくない 


終わた…


ヒーロー度120%

足を引き摺るようにして帰る

電車内で、たまに、たまに意識失う うが

到着、シャワー浴び布団で寝た


ああ、僕の中のヒーローを君にあげたい

あげるよプレゼントだ

これは僕の気持ちだよ ふふふ




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