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暗闇に沈む陽  作者: sakura
986/1018

月と私

生きてると…次から次へと、やるべき事が、現れる


何故?


私が、やらずとも、多分、世の中はつつがなく流れていく

…川の流れのように

人類社会は、やるべきことをみずから創りあげ消化していく、自作自演のプログラムなのだ


その証拠に、やってもやらなくとも、時は、そんな都合など頓着せず、流れていく

それって、 電車に乗って、移り行く景色を眺めるに似ている

いつかは、終着駅に着くことだろう


その間、何を為すのも自分の自由だ

自分が為すは自分が決める


他者を誘導することでマリオネット師もまた誘導されている


自ら決めるとは、多分、誘導とは逆方向なのだ

選択とは孤独な作業



洗濯、お片付け、食器洗い、清掃は、心が洗われる

やるのもやらないのも自由

疲れたら、倒れて眠る

草原に倒れ、虫の声に耳をそば立てながら、暗闇に沈むのだ

暗闇は、全ての効果が無効なのだ

影響はない リセットそして、アンインストール

周りのくだらない算段を侵食して、ホロホロと灰となり思惑が千切れ消え

拙いつまらない矢印は、意味をなさず

還ればいい、自ら踊ればいい、逆流すればいい


いとは断ち切れる

ただ暗闇にひとり


ほっと一息がつける安らぎが満ちる

だって夜空には、月があればよい

眠い目をこすり、ゴロゴロと転がる


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